公開講座「新型コロナウイルスと闘う—日本と中国から見る医療、こころ、養生」

INFORMATION

  • 2021年4月17日(土)13:00~15:30
  • オンライン開催

突如、世界を襲った新型コロナウイルス感染症は、私たちの身体的健康をおびやかしただけではなく、生活様式を変え、人生観や身体観さらには生命観などにも大きな影響を及ぼした。中国はこの感染症の症例が報告された最初の地とされているが、徹底的な感染対策を行うとともに、西洋医学に伝統の中医学を併用させた治療法で対処し、現時点ではかなりの成果を上げているといえる。また気功など独自の方法により日常の健康の水準を上げ、今後の感染対策に生かそうとしているとも聞く。

今回、中国で実際にこの疾病に対峙する医師、大学で気功を研究する専門家、中国に拠点を置きながら日中の感染対策を比較し、発信を続ける日本人中医師、また日本でこの新型感染症によるメンタルヘルスへの影響を論じている精神医学者による報告のあと、香山リカ本学教員の司会進行により登壇者での議論を行い、日本と中国のコロナ対応また心身健康観の共通点や相違点を浮き彫りにし、今後の協働について可能性を探る(日本語‐中国語の逐語通訳付き)。

講師

上海中医薬大学附属曙光病院呼吸科主任教授
張 煒 氏

国家中医薬管理局及び上海市新型コロナウイルス肺炎予防管理チームメンバーとして、新型コロナウイルス感染症の治療、予防で中心的な役割を果たす。

上海気功研究所所長
李 潔 氏

1985年に設立された中国最大規模の上海気功研究所の所長として、研究、外来診療にあたり、世界から訪れる多くの気功研究者・医師の教育にも携わる。

上海藤和クリニック、中国伝統医学医師
藤田 康介 氏

上海中医薬大学大学院にて医学博士取得。上海・東和クリニック中医科で診療活動を行いながら、大阪大学大学院医学系研究科の招聘教員などとして日本での研究活動も継続している。著書に『中医養生のすすめ〜病院にかかる前に』(東洋学術出版社、2021)など。

北里大学医学部精神科学教室主任教授
宮岡 等 氏

慶應義塾大学医学部卒。東京都済生会中央病院精神科、昭和大学精神科を経て1999年から現職。2015年7月から2020年3月まで北里大学東病院院長(兼務)、2017年7月から2019年6月まで神奈川県医師会理事。2020年4月から北里大学病院長補佐を兼ねる。

詳細情報

名称

公開講座「新型コロナウイルスと闘う—日本と中国から見る医療、こころ、養生」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 要
  • 参加費 無料

以下のwebサイトよりお申し込みください。

主催

心理芸術人文学研究所

後援

中国大使館

お問い合わせ

心理芸術人文学研究所

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。