【中止】公開講演会
「〈ほぼエッセイのようなもの…〉—ローベルト・ムージルの長編小説『特性のない男』とそのエッセイイズムのユートピアへの序説
(„Ungefähr wie ein Essay...“Eine Einführung in Robert Musils Roman Der Mann ohne Eigenschaften und dessen Utopie des Essayismus.)」

INFORMATION

  • 2020年4月2日(木)18:00~20:00
  • 池袋キャンパス 12号館地下1階 第1・第2会議室

 
 
3/16追記
【中止】
日本国内における新型コロナウイルス感染症の発症状況により、講師の渡航が困難になったため、本イベントは開催を中止します。
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。




ローベルト・ムージルの長編『特性のない男』は、実際に読まれることは少ないとはいえ、20世紀ドイツ文学を代表する作品と見なされる。この未完の大作が読者にとって難解である理由は、それがオーストリア=ハンガリー二重帝国という没落する世界を描きだしているばかりでなく、没落に対してくだされる診断そのものから近代の破壊的傾向に抗する文学的な語りの手段を導き出している点にある。その手段のひとつがエッセイイズムのユートピアである。講演では、このユートピアに焦点を合わせ、作家と作品の新たな理解のための導入を試みる。

インスブルック大学講師(ドイツ文学)、本学招へい研究員
ペーター・クリスティアン・ポール(Peter Christian Pohl) 氏

1977年生まれ。2009年ブレーメン大学博士号取得。2007年から2016年までブレーメン大学およびグライフスヴァルト大学講師、2016年から現職。2018年パドゥヴァ大学(イタリア)客員教授。近・現代ドイツ文学、とくに教養小説、文芸ジャンルとしてのユートピア文学を中心に、文学ジャンルの歴史的変遷、文学理論の歴史的検討を主な専門領域とする。主要業績:『構築的メランコリー—ローベルト・ムージルの『特性のない男』と近代の性言説の境界』(Konstruktive Melancholie. Robert Musils Roman Der Mann ohne Eigenschaften und die Grenzen des modernen Geschlechterdiskurses)(2011)、『規範性と標準性のはざま—承認の理論と実践にかんする学際的研究』(Zwischen Normativität und Normalität. Theorie und Praxis der Anerkennung in interdisziplinärer Perspektive)(編著:2010)、『ダイヴァーシティ・トラブル—ジェンダー・多様性・現代文化』(Diversity Trouble. Gender – Vielfalt – Gegenwartskulture)(2016)など。論文・著書多数。

詳細情報

名称

【中止】公開講演会
「〈ほぼエッセイのようなもの…〉—ローベルト・ムージルの長編小説『特性のない男』とそのエッセイイズムのユートピアへの序説
(„Ungefähr wie ein Essay...“Eine Einführung in Robert Musils Roman Der Mann ohne Eigenschaften und dessen Utopie des Essayismus.)」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

文学部文学科

お問い合わせ

学部事務1課ドイツ文学専修担当

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