公開シンポジウム「アジアの海を渡る人々:18・19世紀の渡海者」

INFORMATION

  • 2020年2月1日(土)13:30~17:30、2月2日(日)9:00~17:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

昨年度に開催し盛会となった「アジアの海を渡る人々:16・17世紀の渡海者」に引き続き、時代を繰り下げて、渡海者の実像に迫る。近代化の波がアジアに及ぶ18-19世紀には、東シナ海・南シナ海およびインド洋では、商人・植民地官僚・文学者・留学生・奴隷など多様な人々が海を渡った。出身をみてもアルメニア人・オランダ人・スコットランド人などのヨーロッパ、インドネシアなどのアジア諸地域、さらにアフリカ東海岸などに広がる。
本シンポジウムでは、こうした渡海者の多様性を、総合的に掘り起こす。また総合討論において16世紀から19世紀にわたる近世から近代への移行期に、海域世界がどのように変容したか、検討する。

登壇者(登壇順)

岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授
渡邊 佳成(わたなべ よしなり) 氏

最終学歴:京都大学大学院文学研究科
「綿花の道〜エーヤーワディー川が結ぶベンガル湾・ビルマ・雲南」弘末雅士編『海と陸の織りなす世界史-港市と内陸社会』(春風社、2018年、pp.69-93)、「イラストレイテド・ロンドン・ニュースに見る19世紀後半のビルマ(ミャンマー)」『近代アジア世界における自画像/他者像の形成・受容過程の研究』(岡山大学、2017年、pp.33-94)

追手門学院大学名誉教授
重松 伸司(しげまつ しんじ) 氏

最終学歴:京都大学博士(文学)
『マラッカ海峡物語、ペナン島に見る多民族共生の歴史』(2019.3)、“Armenian Maritime Trade in Modern Japan:the Apcar and Company and the Foreign Settlements in Kobe and Yokohama”Rikkyo Occasional Paper, 2019.12

東京大学名誉教授
中里 成章(なかざと なりあき) 氏

最終学歴:Calcutta University PhD
'Landed Proprietorship and the Evolution of Land Legislation in Colonial Bengal', in Sabyasachi Bhattacharya, ed. Comprehensive History of Modern Bengal, 1700-1950, 3 vols.(Delhi: Primus Books, forthcoming), Neonationalist Mythology in Postwar Japan: Pal's Dissenting Judgment at the Tokyo War Crimes Tribunal(Lanham, MD: Lexington Books, 2016).

本学アジア地域研究所副所長、文学部史学科世界史学専修教授
上田 信(うえだ まこと)
国立民族学博物館グローバル現象研究部助教
鈴木 英明(すずき ひであき) 氏

最終学歴:東京大学大学院人文社会系研究科
(編著)『東アジア海域から眺望する世界史』明石書店、2019年、Slave Trade Profiteers in the Western Indian Ocean: Suppression and Resistance in the Nineteenth Century, Palgrave, 2017。

本学名誉教授、公益財団法人東洋文庫・研究員
弘末 雅士(ひろすえ まさし)

最終学歴:Ph.D.(オーストラリア国立大学大学院)
『東南アジアの港市世界—地域社会の形成と世界秩序』(岩波書店、2004年)、『人喰いの社会史-カンニバリズムの語りと異文化共存』(山川出版社、2014年)

東洋文庫研究員
山口 元樹(やまぐち なおき) 氏

最終学歴:慶應義塾大学大学院文学研究科
『インドネシアのイスラーム改革主義運動:アラブ人コミュニティの教育活動と社会統合』慶應義塾大学出版会、2018年; “Islamic School and Arab Association: Aḥmad Sūrkatī’s Reformist Thought and Its Influence on the Educational Activities of al-Irshād,” Studia Islamika 23/3, 2016, pp. 435-469。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「アジアの海を渡る人々:18・19世紀の渡海者」

内容

2020年2月1日(土)13:30~17:30
渡邊 佳成 氏「コンバウン朝ビルマにおける渡海者—商人・通訳・税関長」
重松 伸司 氏「海のアルメニア商人—17~20世紀アジアの海域交易集団」
中里 成章 氏「インドへの闖入者たち(interlopers)—植民地支配前半期にインドに渡航した私人をめぐって」

2020年2月2日(日)9:00~12:00
上田 信「アヘン戦争を立案したスコットランド人—William Jardine」
鈴木 英明 氏「「アフリカ人」の誕生-19世紀インド洋西海域における救出奴隷の行方」

2020年2月2日(日)13:30~17:00
弘末 雅士「東インド文学とインドネシア民族主義」
山口 元樹 氏「20世紀前半におけるインドネシアからのエジプト留学」
総合討論

※タイトルなど、変更の可能性があります。

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

アジア地域研究所、科研:基盤研究A「渡海者のアイデンティティと領域国家」研究代表:上田 信

備考

お問い合わせ

アジア地域研究所

科研「渡海者」研究プロジェクト室(担当 久礼)