公開講演会「脱プラスチック社会を目指して~持続可能な地域づくりと人材育成~」

INFORMATION

  • 2020年1月17日(金)18:30〜20:30
  • 池袋キャンパス 8号館2階 8202教室

日本は今年5月に「プラスチック資源循環戦略」を策定し、日本が議長国を務めた6月のG20では、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにする「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」に合意した。ごみ収集から処理まで、日本の優れたシステムとノウハウを、プラごみの主な発生源であるアジア各国に伝え、処理能力を高めるとしている。
だが、日本はこれまで大量の廃プラを中国などのアジア各国に輸出しており、このことが難しくなったことで国内処理に悩まされているのが現状だ。焼却が大半を占める国内でのプラごみ処理を、どう変えていくかが問われている。
本シンポジウムでは、プラスチック問題の第一人者である東京農工大の高田秀重教授に、最新の科学的な知見に基づくプラ問題の動向について解説していただいた後、地域や企業、市民は問題解決のために何をすべきか、ESDができることは何かを議論する。

登壇者

基調講演兼パネル討論者

東京農工大学教授
高田 秀重(たかだ ひでしげ) 氏

1959年、東京都生まれ。東京農工大学農学部環境資源科学科教授。理学博士。1982年、東京都立大学(現首都大学東京)理学部化学科を卒業。1986年、同大学院理学研究科化学専攻博士課程中退し、東京農工大学農学部環境保護学科助手に就任。97年、同助教授。2007年より現職。日本水環境学会学術賞、日本環境化学会学術賞、日本海洋学会岡田賞など受賞多数。

報告

一般社団法人日本食品包装協会理事長
石谷 孝佑(いしたに たかすけ) 氏

1943年鳥取県生まれ、農学博士。1967年東京農工大学農芸化学科卒業。同年、農林水産省食品総合研究所入所。2002年日中農業研究センター首席顧問(北京)。2005年より現職。フードシステム学会理事、青果物鮮度保持包装研究会会長、包装技術学校運営委員、食品産業センター評議員他。

パネル討論者

NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサー
堅達 京子(げんだつ きょうこ) 氏

1988年にNHK入局。報道番組のディレクターとしてドキュメンタリーを制作。2006年からプロデューサーとして、気候変動問題を伝える番組を数多く制作。NHK環境キャンペーンの責任者や、「奇跡のレッスン」などを担当。2017年から現職。NHKスペシャル「激変する世界ビジネス脱炭素革命の衝撃」を放送。日本環境ジャーナリストの会副会長。

コーディネーター、日本環境ジャーナリストの会会長
石井 徹(いしい とおる) 氏

日本環境ジャーナリストの会会長。朝日新聞編集委員。1985年朝日新聞入社、盛岡支局員、社会部員、千葉総局次長、青森総局長などを務めた。97年の地球温暖化防止京都会議(COP3)以降、国内外の環境問題やエネルギー問題を中心に取材・執筆活動を続けている。共著に「地球異変」「地球よ環境元年宣言」「エコウオーズ」など。

対馬市しまづくり推進部しまの力創生課係長
前田 剛(まえだ つよし) 氏

1979年長崎県生まれ。立教大学大学院観光学研究科博士課程前期課程修了。財団法人国立公園協会の調査員としてイリオモテヤマネコ保護事業に関わり、2005年に環境省対馬野生生物保護センターアクティブ・レンジャー(自然保護官補佐)として対馬に移住。現在、対馬市しまづくり推進部しまの力創生課係長。

本学ESD研究所所長、社会学部教授
阿部 治

詳細情報

名称

公開講演会「脱プラスチック社会を目指して~持続可能な地域づくりと人材育成~」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 要
  • 参加費 無料

日本環境ジャーナリストの会ウェブサイト

主催

ESD研究所、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ESDによる地域創生の評価とESD地域創生拠点の形成に関する研究」(研究代表者・阿部 治)、ESD地域創生研究センター、日本環境ジャーナリストの会

備考

お問い合わせ

ESD研究所

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