連続公開講演会 ニッポンとアメリカ:
「クールなジャパン」はどこから来たか 第3回「草間彌生 ニューヨーク—東京」

INFORMATION

  • 2020年1月11日(土)15:00~17:00
  • 池袋キャンパス 11号館3階 A304教室

この連続講演シリーズでは、近年「クール」という形容詞とともにメディアで取り上げられることの多い、戦後の「日本」文化の起源や性質を、戦前・戦後において強い影響力を持ち続けてきたアメリカの大衆文化との関連性のもとに考察する。連続講演第3回目は、日本の現代美術研究者の中嶋泉氏を迎え、戦後日本美術を牽引してきた草間彌生のアートにおけるアメリカ現代美術や大衆文化の影響を考察する。いまや「クール・ジャパン」のアーティストとして海外でも著名な草間だが、そのアートの基盤には1950-60年代にかけてのニューヨークでの活動がある。アンディ・ウォーホルらが席巻していた当時のニューヨークのアートシーンに参加することにおいて、草間がどのようにその芸術を確立していったのか検証する。

講師

首都大学東京人文科学研究科准教授
中嶋 泉(なかじま いずみ) 氏

国際基督教大学卒業。一橋大学大学院言語社会研究課修士課程、リーズ大学大学院修士課程、カリフォルニア大学客員研究員を経て、2013年度に博士号取得(一橋大学)。明治学院大学研究員、広島市立大学准教授を経て、2017年度より現職。専門は美術史、イメージ論。主著に『アンチ・アクション——日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ、2019年)、“Dream for Solidarity: Palestinian Art, JAALA and Haryū Ichirō in the 1970s and 1980s” in Past Disquiet: Artists, International Solidarity and Museums-in-Exile (University of Chicago Press, 2018)、「ニューヨークと草間彌生——1959年と1989年の批評から見る」『ニューヨーク——錯乱する都市の夢と現実』田中正之編(竹林舎、2017年)など。

司会

アメリカ研究所特任研究員
江崎 聡子

詳細情報

名称

連続公開講演会 ニッポンとアメリカ:
「クールなジャパン」はどこから来たか 第3回「草間彌生 ニューヨーク—東京」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

アメリカ研究所

お問い合わせ

アメリカ研究所

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。