公開講演会 Balzac et le magnétisme「バルザックと動物磁気」

INFORMATION

  • 2019年12月21日(土)14:00~16:30
  • 池袋キャンパス 11号館3階 A304教室

十九世紀前半は実験的な近代科学が発展した時代であると同時に、様々なオカルト科学が依然隆盛を誇った時代でもある。特に十八世紀末にドイツの医師メスメルがフランスに導入した動物磁気は、メスメリズムの名のもとに、ロマン主義時代の作家たちの想像力を強く刺激し、当時の文学に強い影響を与えた。本講演では、十九世紀前半の最大の小説家バルザックの作品における動物磁気のテーマに着目することにより、フランス革命後の近代社会において似非科学理論がもったインパクトについて考察する。

講師

クレール・バレル=モワザン/フランス国立科学研究所CNRS研究員
Claire Barel-Moisan(クレール・バレル=モワザン) 氏

1972年生まれ。パリ高等師範学校出身。
2002年、パリ第8大学博士課程修了、文学博士。
2007年度よりリヨン・フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員。

バルザックを中心にフランス十九世紀小説について多数の業績を残している。『知のフィクション、フィクションの知』(2011)などの著書の他に、『バルザック、分析の冒険』(2009)、『可能なるものの小説。フランス語圏メディア空間における未来予想』(2019)などの編著がある。

信州大学教授
鎌田 隆行 氏

1967年生まれ。
2004年、パリ第八大学博士課程修了、文学博士。
2010年より信州大学人文学部准教授。
2014年度より同大学学術研究院人文科学系准教授、さらに2019年より教授。

バルザックの専門家であり、作家の草稿を研究する生成研究の第一人者でもある。おもな著書に『バルザックにおける執筆戦略—『パリにおける田舎の偉人』の生成論的研究の試み』(フランス語、2006)など。

司会

本学文学部文学科フランス文学専修教授
菅谷 憲興

通訳

東京大学人文社会系研究科研究員
木内 尭 氏

1983年生まれ。
2017年、パリ第八大学博士課程修了、文学博士。
現在、東京大学人文社会系研究科研究員。白百合女子大学兼任講師。

フローベールとロマン主義の関係についての博士論文を執筆。おもな論文に「欲望とイメージ バルザック『谷間の百合』からフローベール『感情教育』へ」(2018)など。

詳細情報

名称

公開講演会 Balzac et le magnétisme「バルザックと動物磁気」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

主催

文学部文学科

共催

立教SFR・個人研究「フランス・ポストロマン主義の研究」

お問い合わせ

学部事務1課 フランス文学専修担当