国際シンポジウム「東アジア文化圏の芸態にみる「大衆」~観念・実体・空間~」

INFORMATION

  • 2019年12月14日(土)9:30~17:00
    2019年12月15日(日)9:30~17:00
  • 池袋キャンパス 5号館2階 5221教室

東アジア各国・地域で「大衆」を享受者とする芸態の近代化による変容について、各国・地域の事例を単純に比較研究するのではなく、東アジア文化圏という枠組の中で位置づけていく過程で、東アジア各国・地域における「大衆」という語が示す観念、実際にどのような人々をさすのかは一様ではないこと、また各国・地域でも近40年の間で変化が認められることが明らかになった。更にはメディアの多様化などにより、各々の大衆娯楽の空間にも新たな展開がみられる。本国際シンポジウムはこうした点に注目し、東アジアの「大衆」を享受者とする芸態を通じて、各々が享受対象とする「大衆」の実像とその提供・享受空間についての研究成果を集積・意見交換を行う。

基調講演 12月14日(土)

「知識人と近代台湾の大衆娯楽市場—林摶秋の演劇、映画の軌跡を基に—」

台湾・清華大学
石 婉舜(シィ ウァンシュン) 氏

台湾演劇・現代演劇・小劇場演劇。日本統治時期台湾の劇場・演劇・映画研究。喪失資料とされていた映画・演劇資料の発掘、復元にも注力している。

発表1)劇場の作用

「ホール落語の定着と芸の変容—六代目三遊亭円生の昭和30年代—」

早稲田大学
宮 信明(みや のぶあき) 氏

専門は幕末から明治期の芸能及び文化。

「小市民の高尚な娯楽—孤島時期上海の緑宝劇場における話劇の上演(1938-1941)」

台湾・臺北藝術大學
徐 亞湘(シュ ヤシアン) 氏

『戲劇學刊』主編、中華戲劇學會常務理事、臺灣民族音樂學會理事、華岡藝校、周凱劇場基金會取締役、文化部分級獎助補助戲曲組審查委員、中央文化資產審議委員。台湾大衆演劇研究。

発表2)メディアを超えて

「ラジオと芸能—1950年代上海を例に」

神戸学院大学
森平(織田) 崇文(もりだいら(おだ) たかふみ) 氏

中国メディア研究、演劇学(キーワード:上海、地方劇、メディア、テレビ)

「美空ひばりにおける「歌う時代劇スター」から「座長」への転身とその文化産業史意義」

大阪大学
輪島 裕介(わじま ゆうすけ) 氏

専門はポピュラー音楽学・民族音楽学

発表3)属性をめぐって 12月15日(日)

「台湾乱弾戯閙西河の「番(少数民族)」・漢人イメージと演出におけるジェンダー」

台湾・臺北藝術大學
簡 秀珍(ジエン シウジエン)

台湾の北管、南管、歌仔戯を研究。また、日本統治時代に川上音二郎によって伝えられた児童劇の台湾における受容・展開に関する研究も行っている。児童劇、布袋戯の脚本家でもある。

「1950年代以降の楽劇と映画の結合状況から見るポストコロニアルと冷戦」

韓国・延世大学
洪 栄林(ホン ヨンリム)

中国演劇、特に越劇研究及び韓国女性国劇研究。

発表4)大衆性をめぐって

「筑紫美主子と佐賀にわか」

明治大学
中野 正昭(なかの まさあき) 氏

専門は日本近現代演劇、演劇世相史、大衆文化論。

「大衆演劇と日本演劇の戦後的な状況;鈴木忠志の『シラノ』を例として」

台湾、臺北藝術大學
林 于竝(リン ユビン)

日本演劇(近現代演劇)研究。

「『女優』と『女役者』—初代水谷八重子から見る近代日本娯楽市場」

本学
細井 尚子(ほそい なおこ)

詳細情報

名称

国際シンポジウム「東アジア文化圏の芸態にみる「大衆」~観念・実体・空間~」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般(研究者など)

主催

アジア地域研究所、立教SFR共同プロジェクト研究「『東アジア文化圏』研究基盤の 構築—娯楽市場における「大衆」「演劇」「大衆演劇」から— 」

共催

東亜州大衆演劇研究会(台湾)

備考

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アジア地域研究所