公開講演会「10代少女たちをどう支えるか—日韓の実践から当事者主体の支援のあり方を考える」

INFORMATION

  • 2019年12月21日(土)13:00~18:30
  • 池袋キャンパス 14号館3階 D301教室

現在の日韓両社会では、貧困や虐待のために家庭や学校に居場所を失った10代少女が深夜の繁華街をさまよううちに、買春男性に暴力を受けたり、スカウトの巧みな誘いによって違法風俗店で働かされたりする深刻な状況が広がっている。公的支援がこうした状況に対処できていないなか、民間団体による支援の取り組みが続いている。なかでも韓国の10代女性支援団体は、繁華街にカフェやバス、シェルターを設置し、10代女性と年齢の近い「友達相談員」による活動を行うことを通じて、安心な居場所をつくる取組みをいち早く発展させてきた。日本で10代女性の支援を続けてきたColaboは、近年こうした韓国の団体と交流しながら活動を発展させてきている。そこで、本公開講演会では、韓国と日本で10代女性支援を行なっている代表的人物である3人の方々のお話をうかがうとともに率直な意見交換を行い、当事者10代女性をめぐる支援活動がどうあるべきかを検討したい。

講師

10代女性人権センター代表
チョ・ジンギョン 氏

2000年代から反性売買運動を始め、2011年以降、青少年に特化した活動を開始。2013年に10代女性人権センターを設立、代表に就任。10代女性と同世代の相談員が対応する「サイバー友達相談員」活動等に力を入れ、各種支援、政策提言などを行っている。

社会福祉法人「共に歩む子どもたち」青少年チーム長
ビョン・ミヘ 氏

2000年代初頭より、相談員として多様な女性団体・青少年団体で働き、2011年から2018年まで「働く青少年センターEXIT」のセンター長として活動。繁華街の路上に停車したバスに温かい食事や生活用品を詰め込み、夜の街をさまよう青少年たちへ声をかけてきた。2018年より10代女性たち向け支援ハウスを開設。

一般社団法人Colabo代表
仁藤 夢乃 氏

夜間巡回や、シェルター、自立支援ハウス、虐待や性暴力被害を経験した少女たちの自助グループの運営等を行っている。第30期東京都「青少年問題協議会」委員。厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」構成員。著書に『難民高校生』(英治出版、2013年)、『女子高生の裏社会』(光文社、2014年)などがある。

詳細情報

名称

公開講演会「10代少女たちをどう支えるか—日韓の実践から当事者主体の支援のあり方を考える」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 要
  • 参加費 有料

参加費:資料代1,000円(高校生以下無料)
申し込み方法:下記URLからお申し込みください。

主催

科研費基盤研究(B)「性販売女性の支援活動に関する日韓比較同時代史研究」・一般社団法人Colabo

共催

ジェンダーフォーラム

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