公開講演会「「人生会議」を社会デザインする~看取り・弔いの視点から「つながり」の現代的意義を考える」

INFORMATION

  • 2019年10月27日(日)13:30~16:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

WHO憲章は健康を「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」と定義する。超高齢社会を迎えた日本ではいま、健康寿命を延ばすことが社会保障財源問題とも絡んで喫緊の課題とされ、主に心身の状態を良好に保つための施策が展開されている。だが、WHOの定義にあるように、高齢期を「健康」で過ごすためには社会的に良好な状態が不可欠だ。そのためには、高齢になっても周囲の人たちとの「つながり」が必要だという認識が広がる。

つながりは、看取りから弔いという「死」を起点とした一連の流れの中でも不可欠だ。なぜなら、看取りも弔いも「他者」の存在があってはじめて成立する行為だからだ。エンディングは関係性を共につくるなかに存在する。本シンポジウムでは、その関係性を認識して最期までいかに生き、死を迎えるかを考える場である「人生会議」(ACP)の現代的意義をテーマの中核とする。

誰しもが避けえない死という事象を背景におきつつ、つながりにかかわる活動、ACPの現代的意義を再定義し、広く社会にその意義を訴えながら課題をさぐりたい。

講師

慶應義塾大学医学部公衆衛生学教室講師、看護師
山岸 暁美 氏

東医歯大大学院保健衛生学研究科(看護管理・地域看護学、看護学修士)、国際医療福祉大大学院医療福祉学研究科(地域ネットワーク学、保健医療学博士)修了。日赤医療センター勤務後、渡豪し小児病院に勤務。帰国後、2000年から訪問看護に従事。
07年厚労省戦略研究緩和ケア普及のための地域介入研究OPTIM-Studyプロジェクトマネジャー。
10年に厚労省に入省し、診療報酬・介護報酬同時改定などに携わる。厚労省在宅医療専門官としてACPモデル事業推進などを指導。
いまは千葉県松戸市、神戸市、新潟市などで地域、市民を巻き込むACPを構築しようと活発に活動している。
14年浜松医大医学部地域看護学講座助教。
16年8月より現職。在宅看護専門看護師、社会福祉士、認定心理士。

文京区社会福祉協議会地域福祉推進係 地域連携ステーション(フミコム)係長
浦田 愛 氏

2012年に文京区一人目の地域福祉コーディネーターとして駒込地区に配置され、13年から地域の居場所「こまじいのうち」の立ち上げに携わる。その他、居場所づくりや学習支援活動の立ち上げなどに関わってきた。社会福祉協議会の世界ではフロントランナーの一人。「居場所」活動に力をいれ、文京区内でいま展開されている多くの居場所づくりをリードする。この5月から、生前から死後まで人生の最終盤を支えるエンディングサポート事業「文京ユアストーリー」も開始し、特に一人暮らしの方のACPに社協など家族以外がどうかかわるのかを模索している。

21世紀社会デザイン研究科・文学部文学科文芸・思想専修准教授
大熊 玄

コーディネーター

社会デザイン研究所研究員
星野 哲 氏

詳細情報

名称

公開講演会「「人生会議」を社会デザインする~看取り・弔いの視点から「つながり」の現代的意義を考える」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般(21世紀社会デザイン研究科学生など)

主催

21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所

共催

看取りと弔いの社会デザイン研究会

お問い合わせ

社会デザイン研究所

11:00~18:00(月・水・金開室)