The International Symposium and on Money and Its Circulation in the Pre-Modern Western Eurasian World. Part III: Britain, the Baltic Sea, the Italian Peninsula, the Islamic World and Beyond

INFORMATION

  • 2019年9月3日(火)10:00~18:30
    2019年9月4日(水)10:00~18:30
  • 池袋キャンパス 本館1階 1104教室

これまでの日本の西洋史学(西洋経済史学)研究の問題点のひとつとして、前近代時代の貨幣史研究の欠落が指摘されてきた。本格的な研究はもとより、時間と空間に広い視野をもった概説的な研究も十分とはいえない。しかし貨幣は世界史的レベルで検討していかなくてはならない課題である。「西ユーラシア貨幣史研究会」は、2016年から科学研究費(基盤A)の補助を受けて、2016年度に本学で国際シンポジウムを開催したことを皮切りに、毎年国際シンポジウムやワークショップを開催し、国際学会で発表するなど活発な活動を展開してきた。これまではとくにヨーロッパ西部を対象としてきたが、本シンポジウムでは、地中海地方とバルト海地方やイスラーム地域とその彼方を対象とすることで、西ユーラシア全域を包摂した貨幣循環システムの解明にアプローチする。

講師

The Fitzwilliam Museum, Cambridge University
Dr. William Day

フィッツ・ウィリアム博物館、古銭学部門の研究者。中世イタリア経済史・貨幣史。
著書:Medieval European Coinage, vol.12: Italy (I) Northern Italy (Cambridge, 2016)。

King's college, University of London
Dr. Rory Naismith

ロンドン大学キングスカレッジ講師。アングロ・サクソン期貨幣史の第一人者。
著書:Money and Power in Anglo-Saxon England: the Southern English Kingdoms 757–865 (2012)。

Oxford University
Dr. Elina Screen

オックスフォード大学歴史学部講師。初期中世史、とくにヴァイキング期スカンジナヴィアおよびアングロ・サクソンの貨幣研究。
著書:Sylloge of Coins of the British Isles 66: Norwegian Collections Part II (2015)。

Università di Pisa / Museo Civico di Montopoli in Val d'Arno
Dr. Monica Baldassarri

モントポリ・イン・ヴァル・アルノ市立博物館システム・ディレクター。ピサ大学歴史学部助教。中世イタリア社会経済史および物質文化史、貨幣史。

Università degli Studi di Udine
Prof. Dr. Andrea Saccocci

ウーディネ大学古銭学教授、イタリア学術誌Revista Italiana di Numismatica副理事。

Universidad Autónoma de Madrid
Prof. Dr. Alberto Canto

マドリード大学先史・考古学部教授。スペイン古銭学、貨幣史。
著書:Monedas Visigodas (2002) イベリアイスラーム貨幣史研究の世界的権威の一人。

Oxford University
Dr. Marek Jankowik

オックスフォード大学歴史学部講師。ビザンツ社会経済史、イスラーム史。
著書(共著):Viking-Age Trade: Silver, Slaves and Gotland (2019)。

コーディネーター

熊本大学教育学部名誉教授
鶴島 博和 氏
本学経済学部経済学科准教授
菊池 雄太
本学文学部史学科世界史学専修教授
小澤 実

詳細情報

名称

The International Symposium and on Money and Its Circulation in the Pre-Modern Western Eurasian World. Part III: Britain, the Baltic Sea, the Italian Peninsula, the Islamic World and Beyond

内容

■ 9月3日[司会:菊池 雄太]
10:00 開会の辞 鶴島 博和
10:00~10:40 導入報告 Alberto Canto「中世ユーラシア西部における貨幣と流通の“世界システム”」
11:00~13:00 バルト海域:ブリテン‐スカンディナヴィアの貨幣と流通
Rory Naismith, the Channel and North Sea area
Elina Screen, Baltic Sea area
議論1
14:30~17:30 地中海域:イタリアを中心とした貨幣と流通
Monica Baldassari, Tyrrehnian Sea area
Andrea Saccocci, Adiratic Sea area
Bill Day, The Road to Indian Sea
議論2

■9月4日[司会:鶴島 博和・菊池 雄太]
10:00~13:00 ヨーロッパ‐東ローマ帝国とイスラーム世界
Alberto Canto, Islamic World
Marek Jankowik, The road from Islam to Europe
議論3
16:00~17:00 総括議論
閉会の辞 鶴島 博和

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

経済学部

共催

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究A「前近代ユーラシア西部における貨幣と流通のシステムの構造と展開」(研究代表者・鶴島博和);日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究A「前近代海域ヨーロッパ史の構築:河川・島嶼・海域ネットワークと政治権力の生成と展開」(研究代表・小澤実)

備考

使用言語:英語
適宜日本語による解説あり

お問い合わせ

経済学部経済学科准教授 菊池 雄太