公開講演会「ともに自分らしく生きられる社会をめざして~地域コミュニティ再生の条件とは何か」

INFORMATION

  • 2019年7月14日(日)14:00~17:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

全国的に広がる高齢化の現象は、日本全体でコミュニティの存立基盤を根底から崩壊させつつあるように思われる。本企画では、いまわれわれのコミュニティがどのような状況にあるのか、コミュニティ再建の条件を探るための不可欠の作業として、まずはその現状確認をしてみる。

講師(第1部)基調講演「医療、福祉、貧困、そしてコミュニティ」

福島県広野町髙野病院医師、SHARE=国際保健協力市民の会理事長/山谷・山友クリニック・ボランティア
本田 徹 氏

1947年 愛知県生まれ。北海道大学医学部卒。同大学病院小児科で研修後、北海道市立小樽病院小児科、社会保険中央総合病院内科等に勤務。
1977年 青年海外協力隊のボランティアとしてチュニジアに派遣の後、長野県厚生連佐久総合病内科、東京都日産厚生会玉川病院に勤務。
1984年 山谷地区の医療活動に参加し始める。
1985年 エチオピア飢饉緊急支援に参加。
1988年 カンボジアでのRINEプロジェクト開始にあたり派遣。SHAREの代表に就く。
1991年 タイ国マヒドン大学でプライマリ・ヘルス・ケアを学んだ後、神奈川県港町診療所勤務。
1994年 ルワンダ難民支援に参加。
1995年 1月末より阪神大震災医療活動に参加。
1996年 東京都堀切中央病院勤務(院長)。
2000年 東ティモール緊急支援に参加。
2008年 東京都浅草病院勤務。
2011年 東日本大震災緊急支援に参加。
2012年 いわき市福島労災病院に勤務(週1回)。

著書に『文明の十字路から;医師のアラブ=チュニジア』『人は老いる。その時誰がケアするのか』『世界の医療の現場から—プライマリ・ヘルス・ケアとSDGsの社会を』など。

講師(第2部)パネル討論「地域コミュニティの現状と課題」

中野区議会議員
石坂 わたる 氏

成蹊大学経済学部卒業、千葉大学特殊教育特別専攻科発達障害教育専攻修了、本学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程前期課程修了。知的障害養護学校教諭、教育センター職員(特別支援教育巡回指導員)、区役所任期付き職員(外国人登録担当)、専門学校非常勤講師(児童福祉科・保育科)等を経て、2011年より中野区議会議員(3期目)。日本に4人いるLGBTであることをカミングアウトしている現職議員の1人。

あきる野市議会議長
子籠 敏人 氏

本学経済学部卒業後、地元の「西の風新聞社」入社、記者を経て編集次長に。その後、時事通信社に勤務。本学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程前期課程修了(市民活動、地方自治、地域力などを研究)。2009年よりあきる野市議会議員(3期目)。2017年より、あきるの市議会議長。全国若手市議会議員の会副会長。

練馬区議会議員
加藤木 桜子 氏

慶應義塾大学文学部卒業後、福祉の専門家をめざして上智社会福祉専門学校(夜間)で学ぶ。日中は研修機関、福祉系NPOで勤務。社会福祉士資格取得。2007年より練馬区議会議員(4期目)。本学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程前期課程修了(保育園民間委託問題に疑問を感じ、研究)。2018年、地域の拠点・ウイズタイムハウス(高齢の人、障害のある人、子育て中の人など、「生活に少しサポートがあると暮らしやすくなる」という人が、ひとりでも、家族でも暮らせる、新しい形の共同住宅)をオープン。

板橋区議会議員
井上 温子 氏

大東文化大学環境創造学部卒業(在学中、高島平の地域活性化活動に参加、中板橋のコミュニティカフェ立ち上げに関わる)後、同大学事務室へ就職、みらいネット高島平事務局担当(コミュニティカフェ運営等)。2011年NPO法人ドリームタウンを設立し、代表理事。同年より板橋区議会議員(3期目)。2013年、高島平にコミュニティスペース「地域リビング プラスワン」開設、また、板橋区内のコミュニティスペースの連携・情報共有や提案のための「いたばしコミュニティスペース連絡会」立上げ。本学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程前期課程を2019年3月に修了。

元福島県塩川町長
吉原 喜三久 氏

本学経済学部卒業。塩川町役場職員から町長に転身、財政難のなか、重点選別主義で「町民が主人公の町づくり」を推進する。2006年、喜多方市などと合併し、喜多方市の合併特例区の一つとなる苦渋の選択をする。本学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程前期課程修了。

コーディネーター

21世紀社会デザイン研究科特任教授
亀井 善太郎

詳細情報

名称

公開講演会「ともに自分らしく生きられる社会をめざして~地域コミュニティ再生の条件とは何か」

内容

(第1部)基調講演「医療、福祉、貧困、そしてコミュニティ」
世界の死因のトップは、貧困だと言われている。おそらく日本もそれに近い状態ではないかと思われる。全国的に広がる高齢化の現象は、貧困のレベルを増大させ、医療や福祉の劣化を招き、それがまた貧困と健康被害の状況を深刻化させ、日本全体でコミュニティの存立基盤を根底から崩壊させつつあるが、基調講演においては、医療、福祉、貧困の観点から、地域コミュニティの現状と再生の条件について、お話を伺いたい。

(第2部)パネル討論「地域コミュニティの現状と課題」
地域コミュニティの維持には、行政サービスに加えて、住民の自治組織やボランティア的団体によるサポート活動が不可欠の役割をもっていたが、最近では、住民の日常生活に直結する活動、たとえば道路や下水路の清掃や管理、防犯、消防等の活動の維持はほとんど不可能になりつつある。加えて、人口減少による鉄道網の希薄化、医師不足、少子化と人口流出による小学校の統廃合、平成の大合併による行政サービスの遠隔化等も、地域の生活条件を著しく劣化させている。農村部における耕作放棄地の増加も深刻な問題であるが、地方都市やその周辺部では市街地の荒廃もまた極めて深刻な状況になりつつある。これらの状況は地方や地方都市に限定される現象ではなく、姿かたちを変えて大都市圏においても、早晩、深刻な問題となって噴出する恐れがあるのではないか。

このパネル討論では、地方行政の現状に詳しい地方議員や首長経験者をパネリストに迎え、地域コミュニティの現状と課題について検討していただく。

対象者

本学学生、教職員、校友、一般(21世紀社会デザイン研究科学生、社会デザイン学会会員など)

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所

共催

社会デザイン学会

お問い合わせ

社会デザイン研究所 11:00~18:00(月・水・金 開室)