公開ワークショップ「近代東アジアにおけるキリスト教社会主義者たちの思想とその比較考察」

INFORMATION

  • 2019年3月27日(水)15:00~17:30
  • 池袋キャンパス 本館1階 1104教室

研究発表1(梁慧):「中華人民共和国におけるキリスト教社会主義者たちの思想」
中華人民共和国におけるキリスト教社会主義者たちの受容というテーマはこれまで中国のキリスト教研究の領域で無視されてきた。本稿では、近代の重要な中国人キリスト教知識人たちの神学著作を検証し、反キリスト教運動以降の中国において西洋世界と日本から入ってきたキリスト教社会主義者たちの思想がいかに中国におけるキリスト教信仰の土着化に大きな影響を与えたかを描き出そうとする。さらに、彼らが提示した近代中国における「革命的キリスト教」という神学的構想について、キリスト教と帝国主義という課題への対処について、そしてキリスト教と社会主義あるいは共産主義との関係についても触れる。

研究発表2(ミラ・ゾンターク):「戦後日本(1945-1975)におけるキリスト教徒による社会主義受容の諸相」
西洋人に「社会主義的」と言われてきたアジアの近代以降の発展に注目して、様々な社会主義と様々なキリスト教との歴史的および思想的接点を追って、特に敗戦後20年間の日本では両者について主張されてきた親和・疎外論をGHQ占領期における宗教政策、そして1960年代の学生紛争との関係において分析する。

大学院生による発題、質疑応答・討論

講師

浙江大学副教授、リージェント・カレッジ中国キリスト教研究講座のディレクター
梁 慧 氏

梁慧はPh.D.取得(浙江大学、リージェント・カレッジ〔カナダ〕にて)、博士研究員(バル=イラン大学聖書学部〔イスラエル〕にて)、Th.M.取得(ウェスタン・セオロジカル・セミナリー〔アメリカ〕にて)。現在、中華人民共和国教育部浙江大学キリスト教と多文化研究センター特別研究員。また、浙江大学人文学院聖書科において副教授・博士課程指導教授も務める。最近、リージェント・カレッジの中国キリスト教研究講座のディレクターに就任した。
研究テーマは旧約聖書学、中国における聖書解釈とキリスト教思想。これまでに聖書研究の分野(とくに中国の聖書解釈について)で50本以上の論文と数本のモノ
グラフを発表している。The Biblical Libraryシリーズの編集長、Regent Review of Christian Thoughts、Biblical Literature Studies、The Textbook of the Hebrew Bibleシリーズなどの編集委員、International Journal of Harmonyの編集顧問委員、香港にある漢語基督教文化研究所(Institute of Sino-Christian Studies)の学術委員などを務めてきた。最近の論文「対話的解釈学:聖典比較研究の視座からの中国聖書研究の方法論的探求」("The Dialogical Hermeneutics: The Methodological Exploration of Chinese Biblical Studies from the Perspective of Comparative Scriptural Studies," Logos & Pneuma 50, Spring 2019)では、中国の文脈内での聖典間解釈学の領域における最新の代表的な研究について考察している。

本学文学部教授
ミラ・ゾンターク

詳細情報

名称

公開ワークショップ「近代東アジアにおけるキリスト教社会主義者たちの思想とその比較考察」

対象者

立教大学キリスト教学会会員、本学学生、教職員、校友、一般

主催

文学部キリスト教学科

共催

キリスト教学研究科

お問い合わせ

学部事務1課キリスト教学科