国際シンポジウム 「農業の持続可能性評価の試みと有機農業」

INFORMATION

  • 2018年10月4日(木)15:00~18:30
  • 池袋キャンパス 7号館1階 7101教室

持続可能な開発目標(SDGs)が国際的課題とされる中、食料農業分野においても持続可能な食料農業システムのあり方が問われている。国連食糧農業機関(FAO)は「食料農業システムの持続可能性評価(SAFA)ガイドライン」を策定し、その持続可能性を環境、経済、社会、ガバナンス等の多次元的な観点から評価できる手法の開発を促している。これまで有機農業は、もっとも持続可能な食料農業システムの一つと見なされてきたが、現在、あらためて真に持続可能なシステムであるのかを点検する動きがある。本シンポジウムでは、有機農業の先進地とされるヨーロッパ地域の有機農業・市場の動向と関連政策について、また食料農業システムの持続可能性評価手法のひとつとして開発されているSMARTについて講演をいただき、日本の有機農業・食品産業部門への適用可能性と課題についてパネル・ディスカッションを行う。

講演者

マティアス・シュトルツェ(Dr.Matthias Stolze)氏

Forschungsinstitut für biologischen Landbau FiBL(有機農業研究所・スイス)理事・社会経済研究部長、ドイツ・ホーヘンハイム大学(University of Hohenheim)博士。1997-1999 EU研究プロジェクト「有機農業とEU共通農業政策」コーディネーター。2001年より現職。スイス・チューリヒ工科大学(ETH Zurich)講師。

クリスチャン・シャダー(Dr.Christian Schader)氏

Forschungsinstitut für biologischen Landbau FiBL(有機農業研究所・スイス)社会経済研究部 持続可能性・政策評価研究グループ長、ドイツ・ボン大学(University of Bonn)卒。イギリス・ウェールズ大学(University of Wales, Aberystwyth)博士。2004年よりFiBL研究員。FAO持続可能性評価手法ガイドライン検討会への参画、「持続的食システム社会」(SFSS)社マネージング・ディレクター。

谷口 葉子 氏

宮城大学食産業学群講師、神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了(博士 農学)、米国・メリーランド大学カレッジパーク校大学院 政策科学研究科修士課程修了。2007年より現職。

司会

本学経済学部准教授
大山 利男

詳細情報

名称

国際シンポジウム 「農業の持続可能性評価の試みと有機農業」

内容

第1部 基調講演 15:00-17:30
マティアス・シュトルツェ 氏
「ヨーロッパにおける有機セクターの展開状況と農政改革の潮流」

クリスチャン・シャダー 氏
「食料農業システムの持続可能性評価手法の開発:SMARTの試み」

大山 利男
「有機農業のデータ収集について」

谷口 葉子 氏
「有機市場のデータ収集システムについて」

第2部 パネル・ディスカッション 17:45-18:30
〈司会〉大山 利男

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

本学経済研究所

備考

お問い合わせ

経済研究所

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