公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第8回「ソドムとゴモラⅠ」

INFORMATION

  • 2018年12月1日(土)14:00~16:00
  • 池袋キャンパス 10号館2階 X204教室

長大かつ難解な小説として名高い『失われた時を求めて』を、岩波文庫から刊行中の吉川一義氏による親しみやすい新訳で読み通す連続公開セミナーの第8回。いよいよ物語も後半に入り、これまで暗示されるだけだった同性愛のテーマが本格的に展開されることになる。『ソドムとゴモラ』の前半に含まれる重要なエピソード、「心の間歇」においては、今日にいたるまで多くの思想家や作家が注目してきた喪の問題や夢の分析が掘り下げられている。講師には、プルーストが偉大な先駆者とみなした詩人ネルヴァルの専門家であり、現代フランス小説研究・翻訳の第一人者である野崎歓氏を迎え、プルーストの現代性に迫る。

講師

東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授
野崎 歓 氏

1959年生まれ。専門はフランス文学・映画論。現代小説の翻訳でも知られる。2000年、ジャン=フィリップ・トゥーサンの翻訳でベルギー・フランス語共同体翻訳賞、2001年、『ジャン・ルノワール』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り——ネルヴァル『東方紀行』論』(講談社)で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。ほかにも著訳書多数。近著に『水の匂いがするようだ——井伏鱒二のほうへ』(集英社)。

司会

本学文学部文学科フランス文学専修教授
坂本 浩也

詳細情報

名称

公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第8回「ソドムとゴモラⅠ」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

定員140名(先着順)

主催

文学部文学科

備考

全14回。第9回は2019年1月に開催予定。
かならずテキスト(プルースト作・吉川一義訳『失われた時を求めて』第8巻「ソドムとゴモラⅠ」岩波文庫、2015年)をあらかじめ通読のうえ、ご持参ください。

お問い合わせ

学部事務1課

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