公開シンポジウム「石牟礼道子を読み直す—日本古典文学との「対話」—」

INFORMATION

  • 2018年2月18日(日)15:00~17:45
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 多目的ホール

自然と人間の関係性を主題とした作品を数多く著していることで知られる石牟礼道子の文学テクストには、日本の古典文学からの影響を感じさせる箇所が少なからず存在する。そうした箇所が、彼女の文学や思想を読み解く上で重要な手がかりになりうることは、これまでもしばしば指摘されてきた。しかしながら、石牟礼文学と日本古典文学の関わりに焦点を当てた研究はほとんど行われていない。本シンポジウムでは、日本(古典)文学研究者と、石牟礼文学を主に環境文学の観点から研究している研究者が「対話」をしながら、日本古典文学のテーマ、モチーフ、表現などが、石牟礼文学にどのように受容され、そこからどのようなテクストが生み出されたかを検討していく。同時に、石牟礼文学に織り込まれた日本古典文学との「対話」に着目することで浮かび上がってくる、石牟礼道子の文学観、言語観、自然観、世界観についても考えていきたい。

登壇者

日本学術振興会特別研究員PD
粂 汐里 氏

総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻修了。博士(文学)。専門は中世末期・近世初期日本語り物芸能。主な論文に「『しゆつせ物語』解題・翻刻」(神戸女子大学古典芸能研究センター叢書『説経—人は神仏に何を托そうとするのか』2017年2月)などがある。

東洋大学・大東文化大学・杏林大学非常勤講師、本学ESD研究所研究員
山田 悠介 氏

専門は環境文学、文体論、コミュニケーション論。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士課程後期課程修了。博士(異文化コミュニケーション学)。共著に『〈交感〉自然・環境に呼応する心』(ミネルヴァ書房、2017年)、『環境人文学I 文化のなかの自然』(勉誠出版、2017年)、『鳥と人間をめぐる思考』(勉誠出版、2016年)などがある。

本学教育研究コーディネーター
後藤 隆基
本学名誉教授、中国人民大学高端外国専家
小峯 和明

*コメンテーター

自由学園最高学部長、本学名誉教授、ESD研究所所員
渡辺 憲司

*コメンテーター

本学名誉教授、ESD研究所運営委員
野田 研一

*総合司会・コーディネーター

詳細情報

名称

公開シンポジウム「石牟礼道子を読み直す—日本古典文学との「対話」—」

対象者

教職員、本学学生、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

ESD研究所

お問い合わせ

ESD研究所

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。