2016年度異文化コミュニケーション学部連続講演会
"Displacement(強制的な移動/流動)"
第4回講演会「だれのための移動と開発か?──エチオピア西部ガンベラ地方における『集村化』と住民、政府、世界銀行」

INFORMATION

  • 2017年1月20日(金)18:30~20:00
  • 池袋キャンパス マキムホール(15号館)2階 M201教室

異文化コミュニケーション学部では、グローバル・スタディーズの専門領域の視点から異文化コミュニケーションの課題について理解を深めるために、2016年度に計4回にわたり連続講演会を開催する。“Displacement(強制的な移動/流動)”という統一テーマを掲げて、地球上の人々の課題や暮らしを描きだす。第4回目の講演会では、エチオピアの集村化事業に伴う住民の移動の事例を通して、「開発は誰のためのものか?」という根本的な問いについて考察する。

講師

大阪大学大学院人間科学研究科長・教授
栗本 英世 氏

京都大学文学部卒業(1980)、京都大学大学院博士課程単位取得修了(1985)。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、国立民族学博物館助手、同助教授などを経て、大阪大学大学院人間科学研究科助教授(2000)、同教授(2002)。大阪大学グローバルコラボレーションセンター長(2007~2011)、大阪大学大学院人間科学研究科長(2016~)などを歴任。日本文化人類学会理事、日本アフリカ学会理事、日本ナイル・エチオピア学会副会長。スーダン総選挙監視団員(2010)、南部スーダン住民投票監視団員(2011)を務めた。
専門は社会人類学とアフリカ研究。1978年以降、南部スーダン(2011年以降は南スーダン)やエチオピア西部で人類学的フィールドワークに従事。研究テーマは、西ナイル系諸民族集団の民族誌、内戦、民族紛争、難民、開発と人道援助、戦後復興と平和構築など。主な業績に、『民族紛争を生きる人びと』(1996)、『植民地経験』(共編、1998)、Age, Conflict and Power in North East Africa(共編、1998)、Remapping Ethiopia(共編、2002)、『共生学が創る世界』(共編、2016)など。

詳細情報

名称

2016年度異文化コミュニケーション学部連続講演会
"Displacement(強制的な移動/流動)"
第4回講演会「だれのための移動と開発か?──エチオピア西部ガンベラ地方における『集村化』と住民、政府、世界銀行」

内容

近年のエチオピアは開発の優等生であり、アメリカや日本の重要なパートナーと見なされている。教育、医療、水供給などの諸分野で、全国的に大きな進歩があったのは事実である。エチオピア西部のガンベラ地方では、行政サービスを効率的に提供するためという名目のため、住民のほとんどが集村化事業の対象となり、新たに建設された村へと移動した。この移動が強制的であったか否か、集村化事業が成功しているのか否かについては、住民と政府、およびドナー機関の間で評価は大きく異なっている。本講演では、この錯綜し政治的に微妙な問題を、現地調査の結果に基づいて分析したい。

対象者

異文化コミュニケーション学部生、本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

申込不要、入場無料

主催

異文化コミュニケーション学部

お問い合わせ

学部事務4課 異文化コミュニケーション学部担当

電話:03-3985-4824

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