ドキュメンタリー映画『不思議なクニの憲法』公開上映会── 一人ひとりが大切にされる自由な社会を考える ──

INFORMATION

  • 2016年7月4日(月)18:30~21:30
  • 池袋キャンパス 7号館1階 7101教室

ドキュメンタリー映画『不思議なクニの憲法』(松井久子監督)の上映会および松井久子監督、上野千鶴子氏と参加者によるトークセッションを開催する。本作品は、国のかたちをきめる憲法に、誰もが当たり前に関心をもち、正しい知識を得、理解を深めるために、歴史的事実を重んじながら、憲法をめぐる多様な立場の人々の声を聴き、記録する形で制作されている。憲法について認識を深め、主権者である一人ひとりが考えるきっかけとするために、本作品を上映するとともに、一人ひとりが個人として大切にされる自由な社会とはどのようなものかをめぐって、松井監督を中心に議論していく。

【映画の内容】○立憲主義って何? ○歴史に学ぶ(敗戦から日本国憲法の成立まで) ○People を主役に(国民主権) ○侵されてはならぬもの(基本的人権の尊重) ○封建的家族制度からの解放(男女平等) ○進む憲法の空文化(9条・戦争放棄をめぐって) ○戦後の日米外交史 ○沖縄は憲法を手にしているか ○未来に向けて——18歳選挙権と若者の政治参加 ○そしてあなたは何を選ぶのか?(自民党の改憲案・護憲派の主張・護憲的改憲派からの提案)

講師

映画監督
松井 久子 氏

1946年東京出身。早稲田大学文学部演劇科卒業。1985年(株)エッセン・コミュニケーションズを設立し、プロデューサーとしてテレビ番組を多数企画・制作。映画初監督作品『ユキエ』(1998年公開)ではアメリカ・ルイジアナを舞台に、45年間連れ添った夫婦の愛と老いの姿を描き、内外の映画祭で高い評価を得る。第2作『折り梅』(2002年公開)では脚本も手がけ、日本の平均的な家族が再生する姿を老人介護を軸に描き、自主上映会が全国1350カ所で開催され2年間で100万人の観客を動員した。2010年、彫刻家イサム・ノグチを描いた日米合作の第3作映画『レオニー』が全国ロードショー上映、2011年10月には海外版が完成し、2013年春よりアメリカをはじめ世界各国で劇場公開されている。2015年1月にはドキュメンタリー映画『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』が公開され、70年代以降のフェミニストへのインタビューを映画化したこの作品も日本全国で上映会が開催されて大きな反響を呼んだ。著書に、『ターニング・ポイント——『折り梅』100万人を紡いだ出会い』(講談社)、『ソリストの思考術・松井久子の生きる力』(六耀社)、『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』(編著、岩波書店)がある。

立教セカンドステージ大学客員教授
上野 千鶴子 氏

立命館大学特別招聘教授。1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。1995年から2011年3月まで東京大学大学院人文社会系研究科教授。2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。専門は女性学、ジェンダー研究。高齢者の介護問題にも関わっている。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。2012年度朝日賞受賞。主著に『老いる準備』(学陽書房)、『不惑のフェミニズム』(岩波現代新書)、『ケアの社会学』(太田出版)、『ナショナリズムとジェンダー』(岩波現代文庫)、『みんな「おひとりさま」』(青灯社)、『ニッポンが変わる、女が変える』(中央公論新社)、『上野千鶴子の選憲論』(集英社新書)、『思想をかたちにする』『セクシュアリティをことばにする』(いずれも青土社)など多数。

詳細情報

名称

ドキュメンタリー映画『不思議なクニの憲法』公開上映会── 一人ひとりが大切にされる自由な社会を考える ──

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

安全保障関連法に反対する立教人の会

共催

ESD 研究所、平和・コミュニティ研究機構、コミュニティ福祉学部、経済学部、文学研究科比較文明学専攻

後援

ジェンダーフォーラム、教職員組合

お問い合わせ

ESD研究所 E-mail:esdrc@rikkyo.ac.jp
★E-mail
安全保障関連法に反対する立教人の会・事務局 E-mail:peacerikkyo@ml.rikkyo.ac.jp
★E-mail

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