立教大学ジェンダーフォーラム主催
第67回ジェンダーセッション
「『檻の中』から見る女性の労働・結婚・階級——ヘンリー・ジェイムズと19世紀末イギリス社会」
INFORMATION
19世紀末のイギリスでは、電報やタイプライターといった新しい技術の発達により、女性の技術専門職というこれまでになかった労働者階級が誕生した。アメリカ人作家ヘンリー・ジェイムズの中編小説『檻の中』(In the Cage, 1898)には、電報交換手として働く若い女性主人公の労働と結婚をめぐる状況が描かれている。彼女は労働によって自活の手段とつかの間の想像力を働かせる場を得るが、同時に、結婚が彼女の生き方と階級を決める決定的要因でありつづけた。この時代、女性たちは新しい社会的状況と慣習的な制度のあいだで板挟みとなっていたのだが、その姿は現代の女性たちの生き方と驚くほど似ている。
松浦 恵美 氏
お茶の水女子大学ほか非常勤講師/立教大学ジェンダーフォーラム教育研究嘱託。専門はアメリカ・イギリス文学。主要論文に、「“proud and eager”な天使—Roderick Hudsonにおける『不気味な』女性」(日本アメリカ文学会東京支部会報第74号、2013年)、「『もの』と『自由精神』-The Spoils of Poyntonにおける倫理」(日本英文学会関東英文学研究第7号、2015年)。
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名称
立教大学ジェンダーフォーラム主催
第67回ジェンダーセッション
「『檻の中』から見る女性の労働・結婚・階級——ヘンリー・ジェイムズと19世紀末イギリス社会」
第67回ジェンダーセッション
「『檻の中』から見る女性の労働・結婚・階級——ヘンリー・ジェイムズと19世紀末イギリス社会」
主催
立教大学ジェンダーフォーラム
備考
無料、申込不要
お問い合わせ
立教大学ジェンダーフォーラム事務局
〒175-8501
豊島区西池袋3-43-1 立教大学
池袋キャンパス6号館(1階)
TEL & FAX: 03-3985-2307
gender@rikkyo.ac.jp
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