現代心理学部を選んだ理由
学部別在学生インタビュー(大学案内2026)
2025/05/07
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
現代心理学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。
現代心理学部心理学科4年次 西 菜花さん(埼玉県 川越女子高等学校)

周囲の人と良い関係を築くことや、心を健康に保つことにも役立ちます
幼い頃から人の行動や表情から人の心理状態を読み取ることが得意でした。また同じ出来事でも人によって湧き出る感情が違うことに疑問を持ち、そのメカニズムに興味を抱いていました。心理学科はこのような興味を深めるのに最適だと思って進学しました。ゼミでは、若者の無気力が蔓延している傾向にあるのは、コロナ禍やSNSによって心理的な居場所が少なくなってきていることが関係しているのではないかと考え、「心理的居場所感が無気力傾向に与える影響」について研究しています。中でも鬱とは異なる、何となくやる気が起きない漠然とした将来への不安といった、青年期に抱きやすい曖昧な無気力感に注目しています。
今後は、公認心理師と臨床心理士の資格取得を目指し、大学院に進学する予定です。大学院では臨床心理学の専門性を高め、心理専門職として活躍する幅を広げていきたいと考えています。心理専門職は、客観的な立場から支援が求められます。もちろん、心理職に就かなくても、心理学科で得た知見は周囲の人と良い関係を築くことや、メンタルヘルスを保つことなど日常のあらゆる場面で生きてくるのではないかと思います。
現代心理学部映像身体学科4年次 上村 亮太さん(岐阜県 関高等学校)

写真撮影からダンス、演劇まで、実技の豊富さが魅力です
学科では東洋から西洋までの哲学や、ダンス、写真について幅広く学んでいます。社会の構造や認識について教わる座学と、太極拳やヨガなど体を動かして世界との関わり方を考える授業もあります。また、短いCM制作や演劇、写真撮影など、実技の豊富さも他学科とは異なる魅力です。ゼミでは東洋思想の「無心」という概念を研究しています。剣道や弓道を学ぶ中で、無の心に興味を持っていた私が、東洋の思想家たちの試みを知り、言葉にできない体験を探求したいと感じるようになりました。どちらが正しいかを追求するのではなく、東洋的な「こころ」の捉え方を軸に、「無心」について深く研究しています。
学科での学びを通して、物事に対して深く考える力がついたと思います。木々を見て、その青さや光の美しさを楽しめるようになり、自然の調和を感じる瞬間が増えました。身体の違いによって感じ方が変わることを理解し、柔軟で寛容な視点を身につけることができました。こういった心持ちは、自然と人間との関わりである農業においても重要だと考えており、将来は日本の農業を持続可能なものとして残し、誰もが安心して食を楽しめる未来に貢献したいと思っています。
CATEGORY
このカテゴリの他の記事を見る
立教を選ぶ理由
2025/05/07
「人」との出会いに恵まれ、「ワクワク」を大切に仕事を選べた
株式会社バンダイ・BANDAI SPIRITS 熊谷 悠岐さん(大学案内2026)