試験対策だけでない深い学びが会計のプロフェッショナルとしての仕事を支えている

有限責任あずさ監査法人 酒井 穂歌さん(大学案内2024)

2023/05/18

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

有限責任あずさ監査法人に勤務する酒井 穂歌さんのキャリア(公認会計士)について紹介します。

実務家の先生方から授かった知識が現在の糧に

日本の大学に数ある経済学部の中でも、会計に特化した「会計ファイナンス学科」は珍しい存在です。私は高校時代から資格取得を目指そうと考えており、公認会計士試験に対応している点で選択肢の広がりに期待して入学しました。3年次に会計士試験を受験することを決めていたため、会計士試験や簿記に直接関係のある授業の中から、より深く学びたいと思った科目を選択して受講しました。ダブルスクールで予備校にも通いましたが、そちらはあくまでペーパーテストの対策にすぎません。監査の実務に携わる先生方の授業には、例えば法律が生まれた背景や会計処理の目的など、一歩踏み込んだ学びがありました。仕事の現場で臨機応変な対応ができるのは、会計ファイナンス学科で深く学んだおかげだと思っています。

やりがいと緊張感がともなう監査法人の仕事

3年次で公認会計士資格を取得し、現在は監査法人で会計士補佐として企業の監査に携わっています。有価証券報告書等において誤った情報が開示されないよう、さまざまな金額を分析したり、会計処理を検討したり、クライアントの経理担当者と協議したりする仕事です。
担当先は、小規模の会社から上場企業まで7社ほど。業界も食品業界や物流業界など幅広く、数人でチームを組んで業務にあたっています。やりがいが大きい一方で、繁忙期は体力的に大変な面もあります。また、今日では有名企業の粉飾が問題になることが多々あるように、監査は日本経済に関わる社会的に重要性の高い仕事であり、関与する一人ひとりに重い責任が課されます。自身の手でチェック・修正された情報が開示されるときは、やはり緊張します。

次のステージを目指して語学習得にも注力したい

資格職としてさまざまな業種に生かすことができ、ライフイベントでキャリアが中断しても再び働くための支えとなるのが会計士資格の魅力です。私が最初に監査法人に就職したのは、監査人として会計面からさまざまな企業に関わり、その収益構造なども学びたいと思ったから。監査は数字を見るだけの仕事というイメージがあるかもしれませんが、実は会計的な学びだけではなくて、経営的な学びも数多くある仕事です。実際に、就職1年目から大企業の経営層の話を直に聞く機会にも恵まれました。現在担当している企業の海外売上比率も増えていますし、今後は海外進出する企業にも関わりたいと考え、語学学習にも力を入れていくつもりです。

酒井 穂歌さん

有限責任あずさ監査法人

経済学部会計ファイナンス学科/2021年3月卒業

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