コミュニティ福祉学部を選んだ理由

学部別在学生インタビュー(大学案内2023)

2022/05/18

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

コミュニティ福祉学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。

コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次 山口 敦大さん(新潟県 長岡向陵高等学校)

■学科を選んだ理由
高校生の頃から、少子高齢化問題から地球環境問題に至るまで、幅広い社会問題に関心を寄せていました。しかし、どの学問領域がどのようなアプローチで問題の解決を図っているのか具体的にイメージができず、進学先を決められずにいました。本学科では、さまざまな学問領域において、社会問題に対する捉え方を広く学んだ上で、自身の専門分野を絞り込むことができるため、将来進むべき道をじっくり見定められると考え、進学を決めました。

■おすすめの科目
「社会開発論」の授業では、何度も固定観念を覆されました。バングラデシュでは「緑の革命」と呼ばれるトップダウンの農業支援が行われましたが、化学肥料への依存やかんがい設備の補修といった新たな問題が生まれ、農村はかえって貧困化しました。一方、ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行のように、貧困層に対して無担保・低金利で融資を行うことで、人々や地域の自発的な発展を促すボトムアップの支援は功を奏しています。このように、その国の文化や情勢などによって最適解が変わるという大切な視点を得ることができました。

■研究テーマ
化学肥料や農薬を大量に使った大規模農業や食料流通のグローバル化は多くの恩恵を与えてくれた一方、さまざまな環境問題や経済問題を引き起こしています。そのため、自然との共存を目指した地産地消の取り組みが日本でも行われてきました。しかし、近年、行政の主導により急速に推進されたことで、地域にもともと存在していた人と人とのつながりによる地産地消が衰退しつつあります。そこで、地産地消の実情を調査することで、よりコミュニティを重視した地産地消システムのあり方を検討しています。

コミュニティ福祉学部福祉学科4年次 田口 陽菜さん(埼玉県 淑徳与野高等学校)

■学科の魅力
先生方が過去の経験や研究をもとに、4年間で学べる最大限のことを伝えようとしてくださり、それに応えるように学生が学びを深めています。福祉にまつわるニュースや出来事について友人と語り合い、難しい課題に対して意見を交わし合った時間は一生の宝物です。将来、福祉職に就職しなかったとしても、福祉に関する知識は生きていく上で必ず必要になるため、本学科での学びは決して無駄にならないと思います。

■学科での学びをとおして得たもの
対人援助職として働くことを想定した授業では、相手の細やかなサインに気づいて心情を理解したり、コミュニケーションを取る際の自分の態度を意識したりするトレーニングを行います。それにより、自分自身の行動を客観的に捉えることができるようになりました。日常生活でもこの学びを生かして人と接することで、以前よりも良好な人間関係を築けていると思います。

■おすすめの科目
本学科では、少人数のグループで行う演習がとても充実しています。中でも、「実習指導」や「相談援助演習」はとても役立ちました。学生同士が実習で体験したことを共有し、具体的な事例についてディスカッションを行うことで、さまざまな福祉の現場について知ることができました。また、自分にはなかった視点や興味深い意見に触れ、考えを深められたことも大きな収穫です。

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