理学部を選んだ理由

学部別在学生インタビュー(大学案内2023)

2022/05/18

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

理学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。

理学部数学科4年次 寺本 拓海さん(千葉県 千葉西高等学校)

■学科の魅力
何よりも数学を心ゆくまで学べることが本学科の魅力です。厳密な論理に基づいて先生方や学生と議論を交わす中で、物事を論理的に考える力を身につけることができます。数学の理論だけでなく、実践的な授業があることも本学科の特徴です。「計算機入門」の授業では、プログラミングの基礎を身につけることができました。また、理系の論文作成に必須のソフトウエアである「LaTeX」の使い方を学んだことは、研究を進める上でおおいに役立っています。

■学科での学びをとおして得たもの
大学で学ぶ数学はとても難しく、定理などの証明を理解するには、頭をフル回転させなければならなりません。そのため、論理的思考力をはじめ、集中力、忍耐力、発想力などさまざまな力が鍛えられました。現在、塾講師のアルバイトで高校数学を教えているのですが、苦戦していたはずの問題の解法をすぐに思いつくことができるようになったことで、自身の数学力の成長を実感しています。

■おすすめの科目
高校と大学で学ぶ数学はレベルに大きな差がありますが、1年次の「集合と写像」や「線形代数学入門」を履修することで、スムーズに理解が進められると思います。この授業で初めて登場する概念も多く、数学に対する好奇心がさらに刺激されます。2年次に履修した「数学セミナー」では、少人数のグループで順番に専門書を読み進める輪講や発表を行います。内容をしっかり理解した上で人に伝えなければならないため、読解力や伝達能力が磨かれました。

理学部物理学科4年次 大熊 悠斗さん(静岡県 沼津東高等学校)

■学科での学びをとおして得たもの
物理実験では手を動かすだけでなく、実験結果に対してさまざまな角度から考察を加えることが重要になります。予想した結果が得られた時にはそこから何が言えるのかを、予想と違う結果が得られた時にはどこにミスがあったのか、そうすれば改善できるのかを徹底的に考えます。それを繰り返すことで、物事を多方面から捉える視点と、論理的思考力を養うことができました。

■おすすめの科目
2年次までの実験は、テーマを与えられ、用意された装置を使って実験を行うものでした。しかし、3年次に履修した「物理学実験2」では、自分で研究テーマを設定し、実験計画を立て、装置を製作し、半年間かけて研究を行います。試行錯誤しながら何度も実験を繰り返し、結果が得られた時の達成感は格別でした。本格的な卒業研究に取り組むにあたり、非常に有益な予行演習になったと感じています。

■将来の目標
本学科の先生方は、物理学の面白さを教えてくれるだけでなく、学生の疑問に対して真摯に答えてくれます。その姿に影響されたこともあり、物理教師になることを目標に教職課程を履修してきました。一方で物理学をより深く学びたいという思いもあるため、卒業後は大学院に進学して研究を続けます。そして、より高度な知識と技術を習得した上で、教育の現場で物理学を学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思います。

理学部化学科4年次 寺床 優花さん(宮崎県 宮崎日本大学高等学校)

■学科の魅力
本学科の一番の魅力は、学生と先生の距離が近いことです。1年次から学生実験や1対1のレポート面談などで先生方とお話させていただく機会が多く、疑問に思ったことを質問すると非常に熱心に答えてくださいます。また、学生実験では学生同士で協力しながら実験を進めるため、化学に興味のある友人がたくさんできます。友人たちと図書館に集まり、一緒に課題に取り組んだ時間は楽しい思い出として残っています。

■おすすめの科目
1年次からゼミナール形式の授業を受けられる「化学ゼミナール」を受講したことで、学びに対する姿勢が大きく変わりました。毎回、興味のあるテーマを選び、リサーチした内容を発表しますが、先生方からは鋭い質問や指摘が飛んでくるため、思考力が鍛えられました。また、最終的に1本のレポートを作成するのですが、文献の検索や論理の組み立てなどを繰り返し行ったことで、研究に臨む心構えができました。

■卒業後の進路
卒業後は大学院に進学して研究を続けます。現在取り組んでいるのは基礎研究であり、成果が直接的に人々の生活に役立つことは稀です。しかし、研究をとおして人類の化学に対する知見を広げることに貢献できれば、何らかの形で世の中をより良くすることにつながると期待しています。そのために、本学科での学びをとおして得た専門知識や、研究活動で身についた問題解決能力とプレゼン能力を最大限に生かして、独自の研究を作り上げたいと思っています。

理学部生命理学科4年次 高野澤 亜希さん(茨城県 水戸第一高等学校)

■学科の魅力
本学科には、優秀な先生方が数多く在籍しており、質の高い学びを得られることに大きな魅力を感じました。また、少人数であるため先生方との距離が近く、疑問に思ったことがあれば気軽に質問できる環境が整っているのも魅力です。理系の学科では珍しく、男女比が同程度であり、雰囲気も和気あいあいとしているため、楽しく学べたことも本学科に進んでよかったと感じる点です。

■おすすめの科目
2年次に履修した「微生物科学」はとても興味深い授業でした。大腸菌のような細菌や藍藻など、細胞核をもたない原核生物について、教授が交代で講義を行います。原核生物の構造や生体機能、生合成機構などが、真核生物とどのように異なっているかを学んだことで、生物の多様な世界に改めて魅了されました。また、現在は真核生物の研究に取り組んでいるため、原核生物との違いについて知識を得ていたことはおおいに役立ちました。

■将来の目標
将来は、本学科で得た生命現象に関する学びを生かして、研究開発職に就きたいと考えています。そのために、大学院に進学して、さらに知識を身につけて思考力を磨きたいと思っています。また、研究には試行錯誤や失敗はつきものですが、大学院での学びをとおして何度でもチャレンジできる精神力を鍛えたいと思います。それらの力を生かし、世の中の人々がより豊かになれるような製品やサービスを生み出すことが現在の目標です。

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