「立教ゼミナール」を履修して ~専門分野が異なると見える景色も、考え方も違う~

異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科 保母 里美(東京都 八雲学園高等学校)

2019/05/20

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

全学共通科目「立教ゼミナール」を履修した保母 里美さんが、履修した理由や成長した点、身についた力などについてご紹介します。

「立教ゼミナール」を履修した理由

学部では、コミュニケーション学や地域文化研究をとおして、「人」の深層部分について掘り下げて学んでいます。一方で、社会の仕組みや物事の経済的背景にはやや疎いところがあり、世の中をより深く理解するために経済に関する知識や考え方を身につけたいと考えていました。そこで、学部の垣根なく受講できる「立教ゼミナール」の履修を決意。さまざまなテーマで開講される科目群の中から、自分の関心と目的に合った「グローバル時代の経済論争」というテーマを選びました。

授業を受けて感じたこと

授業では毎回、「ウォルト・ディズニー・カンパニーによる著作権ビジネスの賛否」「GMの経営破綻に対する国家的支援の是非」といった世界の経済論争について、他学部の学生たちと議論を行いました。他学部生と意見を交わして新鮮に感じたのは、「専門分野が異なると問題へのアプローチ手法も全く異なる」ということです。たとえば、私は倫理的観点や人の心情を汲んだ意見を述べることが多かったのですが、経営学部の学生は会社経営や市場の視点に立った主張を行います。多様な視点に触れたこと、そして自分の思考の傾向を知ったことで、全ての物事をさまざまな立場から俯瞰的に捉えられるようになりました。

成長した点、身についた力

少人数クラスのため、経済の専門的な知識がなくても臆せず意見を述べることができ、積極的にディスカッションに参加する姿勢が養われました。他の学生も同様で、肯定派と否定派に分かれて行う議論は毎回盛り上がり、準備段階から話し合いが白熱したこともあります。議論後には審判役の学生が「どちらの方が論理的かつ納得のいく主張だったか」を判断し、最後に先生から的確かつ鋭い指摘を受けます。これを繰り返すことで次回に向けて改善すべき点が明確になり、経済の知見や考え方とともに「議論する力」を確実に鍛えることができました。

卒業後は総合商社にて総合職として働く予定です。ゆくゆくは海外勤務にも挑戦したいという思いがあります。学部での学び、そして「立教ゼミナール」での経験や培った力を生かし、「現場になくてはならない存在」になることを目指していきたいと思います。

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