GLPカンファレンス2022「連携企業と大学で育む『立教型リーダーシップ』10年間の歩みと次の10年に向けて」開催レポート

2023/06/28

リーダーシップ教育

OVERVIEW

2023年3月18日(土)に、池袋キャンパスで「GLPカンファレンス2022」が開催されました。当日はおよそ60名の方々にご参加いただきました。

安斎勇樹氏による講演の様子

基調講演として、安斎勇樹氏(株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO)をお迎えし、3月1日に出版された「パラドックス思考-矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる」に関連したテーマ「リーダーシップの“矛盾“をどう乗り越えるか:『パラドックス思考』の提案」でお話しいただきました。白・黒いずれかを選択する二元論的な考え方でなく、自身の中の「感情パラドックス」を認識し、どう受け止め、活用していくかについてのヒントが散りばめられたお話でした。講演後は、この本の共著者である舘野泰一グローバル教育センター副センター長(経営学部准教授)とのトークセッションもあり、パラドックス思考をどうリーダーシップの発揮に結び付けていくか、意見が交わされました。

左:松村明宜さん、右:伊藤有寿さん

さらに、実際にGLPを受講し、SA(Student Assistant)を務めた卒業生の松村明宜さん、伊藤有寿さんをゲストとしてお招きし、GLPで磨いたリーダーシップが、どのように社会人生活で活かされているかをお話しいただきました。お二人からは、リーダーシップが活かせた場面だけでなく、失敗や活かせなかった場面についても率直にお話いただき、今後のGLPにとってどのような学びの要素が必要となるかを知る貴重な機会となりました。

株式会社東北博報堂 加勇田亮二氏

また、過去にGLPと連携していただいた株式会社東北博報堂から加勇田亮二氏、福田有希氏をお迎えして、GLPとの連携に関するエピソードや、東北博報堂で考えるリーダーシップに関する話題提供をいただきました。

グループワークの様子

その後、東北博報堂様に加え、GLPとの連携に関心のある企業の方からそれぞれ課題・テーマをいただき、それを実際の授業形式で考える「模擬授業」を行いました。今回は、お越しいただいた皆様に、実際にワークの様子をご見学いただくというスタイルを取りました。実際にワークを行った受講生にとっても。すぐそこに多くの見学者がいるという環境は非常に緊張感があったようです。

西原総長

カンファレンスには西原総長にもご参加いただき、立教におけるリーダーシップ教育の重要性について、一言ご挨拶をいただきました。

カンファレンス終了後、基調講演にご登壇いただいた安斎氏を講師として「ワークショップ入門」研修を、GLPの次年度SAを務める学生に対して、公開で実施していただきました。
こちらもほとんどの参加者が見学され、GLPにおけるSAの育成・成長のプロセスに多くの興味・関心が寄せられていることを改めて実感しました。
以下、参加した学生の感想をご紹介いたします。

観光学部観光学科2年次 河田裕一さん

GLPが今年度11年目を迎え、その新たな歩みの前に卒業生の方々と交流を持てたことは、私たち在校生にとって非常に有意義な時間となりました。卒業生の方々のお話を聞いて、最も印象に残ったのは、GLPでの学びが卒業後でも役に立つということです。GLPで養うリーダーシップ行動と自己分析力は、まさに社会で求められている力であると実感することができました。その力を、学部や学年を超えた多種多様な人と学ぶことができるのもGLPの良いところです。これからも立教大学でのリーダーシップの学びを大切にしていきたいです。

経済学部経済政策学科2年次 村田結さん

GLPは、ありのままの自分を受け入れてくれる場だからこそ、そうでない場でどうしたらよいのか悩むときがあるという卒業生のお話が印象的でした。
このカンファレンスで、GLPの良い点はもちろん、改善点も伝えていたことは「ありのまま」を大切にしているGLPが表れていると感じました。自分らしさを大切にできる環境の素晴らしさを改めて感じたとともに、これから、授業外でも自己のリーダーシップを発揮するために、学び続けていきたいです。

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

リーダーシップ教育

2023/03/20

卒業生たちのインタビュー——立教GLPを履修し、社会で活躍す...

黒田 大智さん × 森 伶奈さん × 木村 葵さん × 渡辺 侑弥さん

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。