立教大学の中期計画情報公開・データ

2025年から2029年に向けての中期計画
大学の中期計画は、2021年度に策定された「大学運営の基本方針」に基づいて策定されています。

中期計画 主な事業と目標

RIKKYO Learning Style第2ステージの推進

方針

  • 本学ならではのリベラルアーツ教育を強力に推進するため、「RIKKYO Learning Style」の完成に向けた取り組みを進めます。
  • リーダーシップ教育を全学的に展開するスキームを検討·実施します。
  • RIKKYO Learning Styleのさらなる発展をめざし、「グローバル教養副専攻」、「導入期教育」の充実、「立教サービスラーニング(RSL)」を含む社会連携教育や体験学習を推進します。

概要

グローバル教養副専攻について、全ての学生が数理・データサイエンス教育を受講できる体制整備を行うとともに、国際化に関する現代社会のニーズや学生の履修行動を踏まえて学びの枠組みを改善・整備します。RLSの完成期に望まれる高学年次教養教育(Late Generalization)の充実、完成期科目のブラッシュアップと新設を行い、導入期・形成期・完成期それぞれの学びのあるべき姿を学生に広報し、理解を促します。

中期目標

  1. RLS第2ステージに向けたG副専攻制度のブラッシュアップとデータサイエンス教育の拡充
  2. RLSの学修期を踏まえた学びの定着と完成期科目の拡充
  3. RLS第2ステージに対応したeポートフォリオ等を活用する学びの環境整備
一貫連携教育の充実

方針

  • 一貫連携教育の理念、現状等々を点検し今後の展開につなげていくことが課題です。学院一貫連携教育が「大学にとっても大きな強み」となるよう、小、中・高と丁寧に協議しつつ、より強力に推進する仕組みを検討します。

概要

本学では、各種施策を通じ、全学院教職員が一貫連携教育の理念を肌で感じ、勤務員同士で双方向のコミュニケーションを図ることができる「場」を創出します。現行の一貫連携教育プログラムの検証を行い、全体の整理を行ったうえで、新規プログラムの増設を検討します。また、学習状況の可視化のため、評価指標およびe-ポートフォリオの検討を行います。加えて教員組織の連携強化のため、各校との教育連携協議会を設置するなど、連携を強化するための方策を検討します。

中期目標

  1. 理念の共有促進
  2. プログラムの充実化
  3. 学習状況の可視化
  4. 教員組織の連携強化
大学図書館の機能拡充

方針

  • FD・SDとして、ワークショップ、交換授業等、新たな運営方法を検討するための学部等の独自の取り組みに対し、予算措置を含む支援を検討します。
  • 社会的な変革や時代の要請等に応じた新しい図書館の在り方について、学部・研究科等の意見を広く聞きながら検討を進めます。

概要

教育・研究の知の拠点としての大学図書館の機能拡充に向けて漸進します。資料のデジタル化を含む電子図書館(デジタル・ライブラリー)機能の拡充の検討を進めます。
また、学生の学びを支える機能について検討し、学修支援の充実に努めるとともに、利用者サービスの検証を行います。オープンサイエンスへの対応は、国内の学術情報流通基盤の機能拡張に対応し、その運用・活用について検討します。

中期目標

  1. 電子図書館(デジタル・ライブラリー)機能実現に向けての検討
  2. 学修支援、および利用者サービスの検証と改善
  3. オープンサイエンスへの対応
キャリア支援・就職支援の強化とキャリア・ブランディングの深化

方針

  • 「キャリアの立教」(ブランド・イメージ)の、より一層の浸透を図ります。
  • 学部との連携を深めながら、学部の特性に合わせた支援を行っていきます。
  • 留学生、大学院生等、個々のプロフィールに応じ、きめ細かい支援を拡充します。

概要

キャンパスのダイバーシティ促進に貢献するため、様々な学生のプロフィールに応じたキャリア支援・就職支援のプログラムを拡充していきます。また、社会のニーズを先取りしたプログラムを積極的に実施していきます。そして、プログラムの効果を検証し、"キャリアの立教"のブランディングイメージのさらなる浸透を図ります。

中期目標

  1. 学生のプロフィールに応じたキャリア支援·就職支援プログラムの充実
  2. 現行のプログラムの継続的改善、および社会ニーズを先取りした新しいプログラムの開発と実施
  3. キャリア支援・就職支援関連のデータ情報の取得率向上と、データの利活用
  4. “キャリアの立教”というブランドイメージの向上
  5. 業務のさらなる合理化、および受付業務(業務委託)体制の見直し
国際化

方針

  • 学生の留学機会を確保すべく協定校を積極的に開拓し、国際交流寮の整備も含め、外国の学生が本学に留学するための仕組みを整えます。
    また、各学部・全学共通カリキュラム等で英語による授業を増やす取り組みを、COVID-19後の新たな環境を念頭に置きつつ進めます。

Rikkyo Study Project(RSP事業)

概要

外国の高校を卒業した学生を受け入れる本格的なプログラムとして、これを安定的に開始することを目指します。また、その安定的な運営のためには、学内における運営体制自体の構築が求められるほか、外国提携校の新規開拓およびその友好的な連携関係の維持、あるいは学内における参加学部の拡大等が課題としてあります。そこで、これらの課題を着実に解決しながら、事業の安定的な運営および進展を図ります。

中期目標

  1. カリキュラム運営の安定化
  2. 留学生受入れ・協定校増加によるキャンパスの国際化の一層の推進
  3. 留学生に対する奨学金支給にかかる運営の安定化
  4. 留学生に対する安定的な寮運営

大学の国際化促進フォーラム事業

概要

TGU事業の成果について、大学間のネットワークにより、国際化促進フォーラム事業を他大学に水平的に展開するとともに、本学も他大学の成果の共有を受け、これを実施します。これにより、本学を含む日本国内の大学の国際化を一層促進することを目指します。

中期目標

  1. 本学学生が受講できるオンライン海外プログラムを増設
  2. 他大学が有する外国大学・機関とのネットワークの活用、ポストコロナ時代の海外交流の新たな方策や知見の獲得

大学の世界展開力強化事業

概要

ソウル大学校、北京大学およびシンガポール国立大学と本学による「リベラルアーツ教育」をテーマとした大学間国際コンソーシアム「The Asian Consortium for Excellence in Liberal Arts and Interdisciplinary Education (The ACE)」を形成しました。
そして、The ACEを基盤とした国際共同副専攻の展開により、現代のアジアさらには国際社会の諸問題の解決について思考・行動できる人材を育成します。

中期目標

  1. リベラルアーツ教育の国際共同教育の枠組みの形成
  2. 「アジア発未来共創型グローバルリーダー」の養成
  3. 大学間相互研修を通じた交換留学の質保証の向上
  4. 学生の国際交流に伴うキャンパスの国際化
地域連携・SDGsの連携強化

方針

  • 「社会連携/社会貢献」が大学の役割であることを強く認識し、一層積極的に取り組むと同時に、その活動を発信しさらなる連携に結びつけます。
  • 自治体、国、国連、経済・産業界、他大学・教育機関、NGO・NPOをはじめとする市民団体など、さまざまなステークホルダーと連携します。
  • 地球環境への貢献を大学の責務として、立教サービスラーニング(RSL)における教育などを通じ、カーボン・ニュートラルの取り組みに関与できる学生を育てるとともに、企業との共同研究を推進します。
  • 「誰一人取り残さない」ことを主題とするSDGs(持続可能な開発目標)は本学の「建学の精神」とも高い親和性を有しています。
    17の目標全体を推進するために、全学的ネットワークの構築など、全学的なSDGs推進体制を整えます。

概要

【地域連携の強化】
キャンパス等が所在する自治体(豊島区、新座市、富士見市)や東京都・埼玉県といった近隣地域を中心に、自治体・企業・諸団体等との関係を強化し、地域連携を推進します。具体的には、地域の様々な課題に対し、学生が解決策を提言するような社会連携教育プログラム(地域連携ワークショップ)等を実施します。また、陸前高田市・岩手大学との「地域創生・人材育成等の推進に関する相互協力および連携協定」にもとづく連携を継続して推進します。
【SDGsの推進強化】
2030年度に設定した目標達成に向け、立教学院カーボンニュートラル推進協議会を通じて、主にカーボンニュートラル人材育成に関する取り組みを推進します。
また、立教サービスラーニングセンターやボランティアセンター、陸前高田サテライト、立教セカンドステージ大学をはじめ、学内関連部局と連携しながら、正課・正課外の両面で「SDGs」に関連する社会連携教育プログラムを複数用意することで、SDGsを実践する学生を拡大します。

中期目標

【地域連携の強化】
  1. キャンパス等所在自治体(豊島区、新座市、富士見市)や東京都・埼玉県といった近隣地域との連携を中心とした、これまでの成果をふまえた連携の継続的な推進
  2. 陸前高田市・岩手大学との「地域創生・人材育成等の推進に関する相互協力および連携協定」にもとづく連携の継続的な推進および新拠点の開設
【SDGsの推進強化】
  1. 立教学院カーボンニュートラル推進協議会を通じた、主にカーボンニュートラル人材育成に関する取り組みの継続的な推進
  2. SDGsを実践する学生の拡大

カーボンニュートラル宣言

キャンパス整備計画

方針

  • 池袋キャンパスは、キャンパス価値の向上と既存建物の改修・更新について、「キャンパスメーキング基本構想」に基づき、2035年までの整備計画の具体化に着手します。
  • 新座キャンパスは、その独自性、特徴を踏まえた全体的な発展構想を策定します。
  • 新座キャンパス体育施設と富士見総合グラウンドの課題を整理し整備構想を策定します。

概要

【池袋キャンパス】
2020年度に策定された「池袋キャンパスメーキング基本構想」に基づき、「大学運営の基本方針」で示された新学部(環境学部)設置などの教学構想を実現するため、施設整備計画を策定します。具体的には、2035年度までを見据え、「教学発展・再開発ゾーン」と「社会連携ゾーン」における施設の更新順序・規模・機能配置を整理した「第一期整備計画」と、それに基づく「建物別の事業計画」を順次策定します。
【新座キャンパス】
2021年度に策定された「新座キャンパスメーキング基本構想」に基づき、スポーツウエルネス学部・研究科の開設に伴う教育・研究施設の整備や、新座新棟(9号館)の建設を進めてきました。また、2024年度に策定した「新座キャンパスメーキング 第一期整備計画」では、「教育・研究発展ゾーン」「地域連携・学生交流促進ゾーン」「体育・スポーツ振興ゾーン」の3つのゾーンを設定しました。今後は、各ゾーンにおける具体的な整備内容について検討を進めていきます。

中期目標

【池袋キャンパス】
  1. 池袋キャンパスメーキング第一期整備計画の策定
  2. 環境学部開設に伴う教学規模拡大への対応
  3. 新ミッチェル館(仮称)建設計画の推進
  4. 新研究室棟(仮称)建設計画の推進
【新座キャンパス】
  1. 取得した隣接地の開発計画の策定
    (地域連携・学生交流促進ゾーン)
  2. 体育施設の計画的な施設整備の実施
    (体育・スポーツ振興ゾーン)
情報戦略の推進

方針

  • 全学的かつ中期的視点によって、情報インフラの整備、情報活用型組織への変革、大学運営を支える基本的なICT環境の整備・運用を目指します。

概要

全学のシステム、データを一元的に管理し、学内の情報基盤の整備を進めるとともに、情報活用を促進し、教育・研究・組織運営に貢献します。

中期目標

  1. 次世代教育基盤の整備
  2. 教育DX・ICT活用推進
  3. データ駆動型教育の実現に向けた整備
  4. 研究活動の活性化と研究成果の利活用促進
  5. 働き方改革に資する情報化の推進
  6. 全学院的なシステム活用・統合に向けたシステムリプレイスの遂行
  7. 情報戦略推進体制の整備
  8. データ活用推進体制の構築

創立150周年に向けて

立教大学創立150周年に向けての施策は以下より

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