2023/11/10 (FRI)

「2023年度陸前高田交流ツアー」を開催しました。

高田松原津波復興祈念公園パークガイド

2023年11月1日(水)~3日(金)の3日間、「2023年度陸前高田交流ツアー」を開催しました。岩手県陸前高田市を訪れ、東日本大震災や復興について体験的に学ぶことを目的とした本ツアーに、今回は12名の学生が参加し、2泊3日で様々な場所を訪問しました。

1日目は、今泉地区コミュニティセンターにて、同地区コミュニティ推進協議会会長の菊池満夫さんにご講話をいただきました。地区の歴史や、震災前後の様子、今後の課題等、地域に密着した貴重なお話を伺いました。

初日は「高田民泊」を利用し、学生たちは陸前高田市の各ご家庭で一晩過ごしました。地元の方々との楽しい交流を経て、翌朝のお別れの際は、名残惜しそうに会話をする姿が印象的でした。

旧米沢商会ビル

2日目午前は、高田松原津波復興祈念公園パークガイドに参加しました。ガイドの方の解説を聞きながら、震災遺構の旧気仙中学校や奇跡の一本松を間近で見学し、震災の被害状況やこれからの復興について学びました。

午後は語り部の米沢祐一さんに、地震発生時の体験談をお伺いしました。旧米沢商会のビルに実際に登らせていただき、米沢さんがお話される当時の様子や教訓に、学生たちは真剣に耳を傾けていました。

夜は陸前高田グローバルキャンパスにて、炊き出し訓練を行い、3.11仮設住宅体験館に宿泊しました。火を起こしてかまどで米を炊いたり、湯せんでパンを作ったり、仮設住宅に宿泊したり、当時の生活の追体験を通じて、多くの学びを得ることができました。

鮮魚シタボでの交流

3日目は、箱根山展望台や気仙大工左官伝承館を見学した後、碁石海岸近くで魚屋「鮮魚シタボ」を営む村上さんを訪問し、地元の海鮮をいただきながらお話を伺いました。
学生たちは実際に魚をさばかせていただき、自分でさばいた魚を食べるという体験に楽しみながら取り組みました。また、震災当時の生活についてもお話しいただき、貴重な時間を過ごすことができました。

短い時間でしたが、地元の方々との交流や様々な体験を通じて、学生たちは震災や復興について多くのことを学び、これからどのように日々過ごしていくべきか、考えるきっかけを得ることができました。

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