法学科

MESSAGE

法を通して
幸せな社会の
骨格をつくる

Department of
Law

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

社会の問題を法的に解決し、
未来の秩序を創造できる人を育てます。

法学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 法的思考能力(リーガル・マインド)を磨く。

    1

    1年次は法の学び方や憲法・民法・刑法といった基幹的な法律(六法)を学び、2年次は法を多角的な視点から見つめます。3・4年次は社会の問題を解決するための議論を重ね、法的な視点での思考能力(リーガル・マインド)を養います。

  • 法の世界を、広く深く学ぶ。

    2

    国内法から外国法、公法から私法まで重要な法の分野を広く学びます。さらに法哲学や法社会学などの周辺分野を自分の関心に応じて自由に学ぶことができます。

  • 少人数で、実践的な学び。

    3

    演習や少人数講義で、実際の裁判や事件でどのような法が適用され、紛争の解決を導いたのかなど、法や制度について実践的に学びます。

法学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 法的な視点を持った、
    リサーチ能力。

    ゼミでは、ある問題について自分の主張を展開するにも、膨大な文献や資料を調査・収集・検討し、議論に臨みます。こうした学びを積み重ね、論理を組み立てるために必要なリサーチ能力を高めます。

  • 問題の本質を見抜き、
    解決する力。

    多岐にわたる分野の法律を学修し、何が重要な論点なのかを見極め、どう解決していくのか、法的ルールの解釈や運用能力を養います。

  • 制度を設計・構想する力。

    専門的・発展的な科目を通し、法と制度の運用方法について理解を深めます。また、演習では社会問題を法を用いて解決することを議論し、将来的にどのような社会秩序を作り出していくべきかを考える力を身に付けます。

Q.「法を学ぶ」ことの
面白さとは?

A.変化を続ける社会の中で、
常に時代の一歩先を見つめ、問題の答えを探ることです。

世界は想像以上の速さで変化を続け、常に新しいルール作りが求められています。例えばテクノロジーの進化。私たちは、本当にクローン人間を生み出すべきなのか。どこまでの仕事を、AI(人工知能)に任せるべきなのか。また、グローバル化や情報化、高齢化による問題が次々と生まれる一方、民族紛争などの長い間解決できない大きな課題も残されています。
こうした課題には、誰もが納得できるような、明確な答えがありません。一つ一つの状況を理解し、現実と照らし合わせながら着地点を見つけたり、問題を予防するためのルールを考えたりしなければならないのです。これは、人間としてあるべき姿を追究し、社会の理想を思い描くことにほかなりません。一歩一歩、次の社会をつくっていく。その使命感とやりがいの大きさこそが、法を学ぶことの面白さだと言えるでしょう。

弁護士をもっと
身近な存在にする方法。

もしも日常生活の中で、離婚や遺産相続、医療事故など、法に関わるトラブルに遭ってしまったら。弁護士に相談したくても、どこに行けばいいのか、どんな解決方法があるのか、お金はどれくらい必要なのか、分からないことがたくさんあります。司法は、市民にとって使いやすいものとは言えません。

こうした課題を解決し、市民と司法の橋渡しをすることも、法学の役割の一つ。その一例として、「法テラス(日本司法支援センター)」の開設が挙げられます。法テラスは、法務省の管轄のもと、法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスを提供しています。どんな人でも、メールや電話、対面など、さまざまな方法で気軽に問い合わせをすることができます。

弁護士と市民の距離を縮め、使いやすい司法を実現する。誰もが平等に幸せを追求できる社会をつくるには、法の知識だけでなく、法実務の向上が欠かせないのです。

例えば、
こんなことも
法学科の
学びです。

法学科の教員と担当科目・研究テーマ

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 担当科目・研究テーマ リンク
安達 栄司 民事訴訟法 研究者情報
岩月 直樹 国際法、経済制裁、戦争と平和 研究者情報 個人サイト
岡野 誠樹 憲法 研究者情報
貝瀬 幸雄 比較法 研究者情報
川島 享祐 刑事訴訟法 研究者情報
河村 賢治 商法 研究者情報
神橋 一彦 行政法、行政救済法 研究者情報
小林 憲太郎 刑法 研究者情報
佐伯 昌彦 法社会学 研究者情報
野澤 正充 民法 研究者情報
原田 一明 憲法、統治機構論 研究者情報
原田 昌和 民法、消費者法、ドイツ私法 研究者情報
深町 晋也 刑法 研究者情報
藤澤 治奈 民法 研究者情報
許 淑娟 国際法 研究者情報
松戸 浩 行政法 研究者情報
山口 敬介 民法 研究者情報
米村 幸太郎 法哲学 研究者情報

こんな学科もあります

法学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

人間の感情や、道徳、正義といった観念はどういう過程で形成されるのか、また、社会秩序との関係などについて考察しています。人の感情について考える行為には、少し哲学的な部分があります。法学部のゼミでありながら法学部らしくない研究をすることに興味をもち、視野が広がると思い選択しました。

法学科 猪倉 未彩さん学部案内2024より

法学の勉強には六法や判例をひたすら覚えるイメージがありましたが、学びを深めるにつれて、本当に重要なのは学んだ知識を応用する力だと気がつきました。
法学科の講義では、基本的に一つの問題に対して複数の学説が紹介されます。どれが妥当であるのかは常に自身で判断しなければならず、知識を活用するための多角的な分析力や理解力を身につけることができていると感じます。

法学科 劉 欣悦さん学部案内2023より

演習科目をはじめ、少人数の授業では学生が主体となって進行していきます。判例や論文を調べてまとめたり、他の学生と意見を交わしたりしながら学修することで、学びに対する姿勢が変化。知識を受動的に聞いて覚えるのではなく、さまざまな情報を能動的にインプットし、自分の中で考えを整理したうえでアウトプットを図ることができるようになりました。

法学科 金井 沙樹さん学部案内2022より

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。