経済政策学科

MESSAGE

経済の視点から、
社会問題を解決する
政策を考える

Department of
Economic
Policy Studies

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

社会の経済的課題を見極め、
解決に向けて政策立案できる人を育てます。

経済政策学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 経済や社会をめぐる政策を、
    3つの視点で掘り下げる。

    1

    経済や社会をめぐる政策を「公共サービスと生活」「グローバル化と地域」「競争と規制」という3つのカテゴリーから掘り下げます。

  • 多彩な専門科目を、
    実践的に学ぶ。

    2

    金融政策や都市政策、産業政策、環境政策など、社会を動かすさまざまな政策を専門的に学びます。さらに、政策の現場で活躍する専門家を招いて実践的に学びます。

  • 論理的思考力を磨く
    ゼミ教育。

    3

    労働経済、環境経済、国際金融など、21世紀の社会が直面する問題を政策面から追究するゼミを多数開設。文献講読やディスカッションを繰り返しながら、論理的思考力やプレゼンテーション力を磨きます。

経済政策学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 社会の問題を解決する、
    政策立案力。

    経済と政策の土台となる理論を学び、「経済活動と地球環境との調和の図り方」や「望ましい税制度の在り方」など、社会的な課題に対する政策立案力を養います。

  • 社会のためを思う、
    公的な視点。

    民間では対応できない公的な課題に対する政策や、政策を決定する過程などを分析。企業など民間の立場でも役立つ公的な視点を身に付けます。

  • 問題を多角的に捉える、
    複眼的な考察力。

    社会の問題を、政治や経済、ミクロとマクロ、経済活動と環境問題、グローバルと地域など、多面的に考える考察力を磨きます。

Q.「経済政策を学ぶ」とは、
どういうこと?

A.世の中の問題を見つけ出し、
解決のための考え方や行動力を身に付けることです。

社会のさまざまな問題を解決するために、国や政党が立てる具体的な計画や方法を「政策」と呼びます。「経済政策」とは、これらの問題に、経済学の知識や理論を使って対処すること。経済成長と環境保護をどう両立するか、いまの時代に合った税制度とは、社会保障制度の在り方とは、など、経済に関わる多様な問題を解決していくのが経済政策学科の領域です。
経済政策学科では社会の動きと経済に関する知識を幅広く学ぶとともに、政策を実行した場合の効果や影響を予測する「政策分析」の手法も重視しています。「課題先進国」と言われ、少子高齢化、地域の過疎化、エネルギーの供給問題など、世界に先例のない問題に直面している日本にとって、政策の結果を予測する手法は欠かせないのです。

政策を立案し実行するのは政府や自治体ですが、政策を決定するのは国民であり、政策を的確に分析する能力は一人一人に求められています。

食の安全を、どこまでも追いかける。

スーパーのレジで、牛肉のパックに貼られたバーコードを「ピッ」と読み込む。この作業は、ただ値段を入力しているのではなく、実は食の安全を守るための「政策」なのです。バーコードには、その牛が生まれた牧場、食べていた餌の種類、食肉に加工された場所、そして店頭に並ぶまでの流通ルートなどが記録されています。これは、「トレーサビリティ」と呼ばれる情報システムで、万が一、食中毒などが起きた場合に、その生産元や流通経路をすばやく特定し、商品の回収や原因究明に役立てる仕組みです。

トレーサビリティが導入された背景には、社会問題となった牛肉のBSE(狂牛病)問題があります。食の安全性や信頼性を回復するため、国の「政策」によって、国産牛肉の生産履歴情報の管理・公開が義務付けられました。トレーサビリティは、食の安全を確保し、消費者の健康を守ると同時に、生産者や流通業者、さらには日本の農業や食文化そのものを守る「農業政策」であり「経済政策」でもあるのです。

このように、農業の在り方を政策の視点から考えるのも、経済政策学科の学び。「農」を切り口に、環境保全や地域振興、食料安全保障、国際問題など、さまざまな問題に触れてみませんか?

例えば、
こんなことも
経済政策学科の
学びです。

経済政策学科の教員とゼミナールテーマ

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 ゼミナールテーマ リンク
DeWit, Andrew 気候変動と環境エネルギー政策の政治経済学 研究者情報
厳 成男 現代アジアの経済発展と制度変化 研究者情報
一ノ瀬 大輔 環境保全と経済発展の両立に向けた研究 研究者情報
池上 岳彦 現代財政の諸問題 研究者情報
菊池 航 現代日本の産業研究 研究者情報
大山 利男 農業とフードシステムに関する研究 研究者情報
櫻井 公人 グローバル経済・国際経営、国際関係と経済政策 研究者情報
関口 智 現代財政・租税論の国際比較研究 研究者情報
首藤 若菜 雇用形態の多様化に関する研究 研究者情報
菅沼 隆 国際社会保障 研究者情報
田島 夏与 都市環境と地域コミュニティ 研究者情報
遠山 恭司 中小企業と地域経済 研究者情報

こんな学科もあります

経済政策学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

将来の選択肢を狭めず幅広く学べる学科を探していたところ、必修科目が少なく、自分が興味のある分野を積極的に学ぶことができるカリキュラムを用意している本学科に引かれ進学しました。1年次で多くの経済学分野を学ぶことができるので、2年次以降からはより興味を持った分野を掘り下げて学ぶことができました。

経済政策学科 成澤 拓巳さん大学案内2024より

必修科目が少なく、自分が興味のある分野の授業を積極的に選択できることや、少人数で質の高い授業を受けられることに魅力を感じて本学科に進学しました。最初は経済学に対して漠然としたイメージしかもっていませんでしたが、実例を挙げたわかりやすい授業を受けるうちに、実生活が経済学と密接に関わっていることに気づかされました。

経済政策学科 上原 みなみさん大学案内2023より

日本や海外の経済政策や税金制度など、お金の動きに関する知見を深めました。特に印象に残った授業は「国際経済政策論」。歴史をたどりながら世界経済の変遷を学ぶ中で、漠然と正しいものだと考えていた新自由主義やグローバル化の欠点に気づき、衝撃を受けました。

経済政策学科 瀧澤 遼太郎さん大学案内2022より

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