キャリアデザイン論
- 2024年度 春学期 水曜3限 対象学年:2、3、4年生 履修可能学部:全学部
担当教員:柏木 理佳
キャリアをデザインする力を養い、自分の適職を見つける
授業の目標
キャリアデザインの理論と実践を学ぶ。将来の自分のキャリアとライフスタイルをイメージし、自分の適性を知る。キャリア形成をするための理論と実践を学ぶ。AI化が進み、新職業を模索する中、主体的に自分のキャリアをデザインする力を養う。
授業の内容
社会で働く意味を理解し、社会で必要な人材になるために、自分の能力を発揮できる適職につくために職業選択の重要性を理解する。企業分析、情報収集の方法を習得する。
ライフスタイルにあったキャリアをデザインするために、自分の長所、短所、適性など自己分析から適職を探す方法を学ぶ。
授業計画
- ガイダンス
興味のある職業・業界のアンケート。キャリアをデザインする意義、適性のある職業を選ぶ重要性について学ぶ。 - ホランド理論の六角形モデル6つのタイプと自分の適性の分析する。
パーソンズ特性因子論などを学ぶ。
また、アルバイトなどから1日の仕事を30に分類し、提出する。 - クランボルツの「計画的偶発性理論」シャイン「キャリアアンカー論」Hエリクソンなどのキャリアデザインに関する理論を学ぶ。ワークシート:興味のある職業を選択、それにあわせた自己紹介文を3つ作成企業の求められている人物像、需要を考え、それに合わせた自分のエピソードを含めた長所を含めた自己紹介文を作成する。
- AI化で変化する中、将来の自分の働き方を表に明記する。
AI化時代で世の中の変化をイメージする。住む場所、仕事、家族など自分のライフプランを作成する。転職~退社理由、結婚、育児、定年後の生活など人生100年時代をプランする。 - 企業の評価方法と実態を知る。研修が充実している企業、社員満足度が高いランキング、女性活躍が高いランキングと評価方法を知る。
興味のある企業のHPからの分析方法を知る。
興味のある業界・企業のアンケート実施 - 日本の労働力不足の現状を知る。新卒採用、中途採用、キャリア採用の現状、離職率、生涯雇用などを知る。女性、高齢者、外国人の労働者の増加、現状と課題などについて学ぶ。人材不足を解消するためAI化が促進しても残る職業などを考える。
- 雇用保険、健康保険、労災などを知る。入社前に知っておくべき企業の失業保険、年金制度などを学ぶ。またパワハラ、セクハラなどの問題、労働災害などについて労働契約なども学ぶ。
- 不祥事企業が増える中、企業のガバナンス、監査役会設置会社、監査等委員会設置会社、指名委員会等設置会社などの違いと取締役やトップマネジメントの組織について学ぶ。
- ゲストスピーカー:特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(理事長大原良夫氏)によるキャリアカウンセラーの分析方法など
- 企業研究:業界、調査分析方法
企業のIRから業績、売上げ比率、海外依存度、子会社数、ガバナンス評価などの情報収集を知る。 - ゲストスピーカー:キャリアをデザインする方法、就職活動(企業の選び方など)、企業内での働き方など
- 業界研究:銀行、保険、証券会社、小売、通信、製造業などの興味のある分野を決めて分析する。
- 企業研究:ライバル社と比較した分析(SWOT分析など)を分析し発表する。
1人1社全員が違う企業を分析し発表する。多くの企業のことを知る。 - 企業研究(自分で決めた企業をSWOT分析し発表用にパワポ4枚以上作成後、発表。
発表後は、パワポを提出する。