キャリアコンサルティング論
- 2023年度 秋学期 水曜3限 対象学年:2、3、4年生 履修可能学部:全学部
担当教員:翁 理香
学校を含む教育現場や職場において,「人を育てる、導く」とは一体何をすることなのか?
どのように寄り添えば、対象とする人たちが自発的に向かいたい方向に進み、社会で活躍することができるのか。
これらの点について理論と実践(体感)ワークを通じて学ぶ科目です。
授業の目標
教育機関(主として高校・大学)、職場におけるキャリアコンサルティング=キャリア指導(職業指導/キャリア・ガイダンス)を行うために必要な基礎知識やスキルの習得を目標としています。
到達目標は以下の通り。
- 職業(進路)指導・キャリア教育の位置付け理解
- 職業情報、職業分類等、職業に関わる知識を整理する
- キャリアコンサルティング(キャリアカウンセリング)の諸理論理解
- 【自己理解】促進のためのアセスメントツールについての理解
- グループワークやロールプレイングを通じて、事例に基づいた討議ができる
- 以上を通じて自分自身のキャリア(ありたい自分像)について再構築する
授業の内容
- 雇用動向と「働く」に関する諸課題についてデータを用いて概観し、職業(進路)指導・キャリア教育の位置づけについて理解を深める。
- キャリアコンサルティングの代表的理論と個人特性の把握に必要なツール(アセスメント)の活用方法について実践(体感)ワークを通じて習得する。
- 職業情報、職業分類等、職業に関わる知識を整理し、キャリアカウンセリングに関する基本理論と方法について実践(体感)ワークを通じて習得する。
- ロールプレイングを通じて、相談者心理について体験し、【傾聴力】の重要性について学ぶ。
授業計画
1. 授業のガイダンス、相互理解ゲーム
2. 雇用動向と諸課題をデータから読み取る①進学率・就業率・離職率・働く人を取り巻く環境
3. 雇用動向と諸問題をデータから読み取る②雇用政策の国際比較
4. これからの私たちの働き方/人生100年時代の自分らしい生き方とは?
5. 学校教育現場におけるキャリアコンサルティングと課題
6. 職場(ビジネス現場)におけるキャリアコンサルティングと課題
7. キャリアコンサルティングの代表理論理解①
8. キャリアコンサルティングの代表理論理解②
9. 大学生が抱く「働く」「キャリア」にまつわる疑問について議論する
10. 個人特性の把握に必要なツール(アセスメント)活用メリットの理解(体感ワーク)
11. ゲスト講義:自分らしいキャリアを築くためのヒントを得る
12. キャリアコンサルティング理論を用いた実践ワーク(傾聴力)
13. 社会人インタビューの共有と傾聴スキルまとめ
14. 授業のまとめ、理想のキャリアコンサルティングとは何か?