キャリアコンサルティング論
- 2022年度 秋学期 水曜3限
担当教員:翁 理香
学校や職場において「人を育てる、導く」とは、一体何をすることなのか? どのように寄り添えば、対象とする人たちが自発的に向かいたい方向に進み、社会で活躍することができるかを理論と実践(体感)ワークを通じて学ぶ科目です。

授業の目標
高校や大学、職場におけるキャリアコンサルティング=キャリア指導(職業指導/キャリア・ガイダンス)を行うために必要な基礎知識やスキルの習得を目標としています。
到達目標は以下の通り。
- 職業(進路)指導・キャリア教育の位置付け理解
- 職業情報、職業分類等、職業に関わる知識を整理する
- キャリアコンサルティング(キャリアカウンセリング)の諸理論理解
- 【自己理解】促進のためのアセスメントツールについての理解
- グループワークやロールプレイングを通じて、事例に基づいた討議ができる
授業の内容
- 雇用動向と「働く」に関する諸課題についてデータを用いて概観し、職業(進路)指導・キャリア教育の位置づけについて理解を深める。
- キャリアコンサルティングの代表的理論と個人特性の把握に必要なツール(アセスメント)の活用方法について実践(体感)ワークを通じて習得する。
- 職業情報、職業分類等、職業に関わる知識を整理し、キャリアカウンセリングに関する基本理論と方法について実践(体感)ワークを通じて習得する。
- ロールプレイングを通じて、相談者心理について体験し、【傾聴力】の重要性について学ぶ。
授業計画
1. 授業のガイダンス、相互理解ゲーム
2. 雇用動向と諸課題をデータから読み取る①進学率・就業率・離職率・働く人を取り巻く環境
3. 雇用動向と諸問題をデータから読み取る②雇用政策の国際比較
4. これからの私たちの生き方・働き方について考える
5. 学校教育におけるキャリアコンサルティングと課題
6. 職場(ビジネス現場)におけるキャリアコンサルティングと課題
7. キャリアコンサルティングの代表理論理解①
8. キャリアコンサルティングの代表理論理解②
9. 大学生が抱く「働く」「キャリア」にまつわる疑問を語る
10. 個人特性の把握に必要なツール(アセスメント)活用メリットの理解(体感ワーク)
11. ゲスト講義:自分らしいキャリアを築くためのヒントを得る
12. キャリアコンサルティング理論を用いた実践ワーク(傾聴力)
13. 社会人インタビューの共有と傾聴スキルまとめ
14. 授業のまとめ、理想のキャリアコンサルティングとは何か?授業時間外(予習・復習等)の学習
★授業回によってはワークシート/発表資料作成などを課すことがあるため、以下は必須事項とします。
- 授業参加に事前準備(情報収集・整理、インタビュー、発表資料作成など)と事後学習(不足情報の収集・整理、ワークシートの完成など)を行うこと
※目安時間としては、毎回1時間程度必要であると理解しておいてください。 - チーム単位で課題に取り組む際は、 メンバー全員が役割を担うこと(授業時間外での打ち合わせ、準備が生じることがあります)。
成績評価方法・基準
平常点(In-class Points) 100 %
基準:授業参加度及びリアクションペーパー・課題の提出(60%) 、プレゼンテーション(発表資料・内容)(20%) 、最終レポート (20%)
原則、全回出席を義務付けます。遅刻2回で欠席1回分と見なします。3回欠席でD評価。
テキスト
授業内で必要に応じて指示します。
参考文献
授業内で必要に応じて指示します。
その他(HP等)
- 【履修定員】:30名
- 【履修対象】:2、3、4年生
- 本科目は教育職員養成課程科目ですが、教職を志望しない一般学生(他学部生含む)が履修する科目としても位置付けています。
- 定員を超える場合は、経済学部の学生・教職「商業」免許取得を目指す学生を優先します。
◆授業ガイダンス(履修登録前)について◆
2022年8月下旬or9月初旬に授業ガイダンス(日程は)を開催予定です(Zoomにて実施)。
これまでの授業内容や履修生の様子を資料等で確認できる機会となりますので、 履修を検討している学生は可能な限り参加してください。詳細は立教時間並びに経済学部キャリア教育サイト「STORY」におって掲示いたします(7月初旬を予定)。◆事前レポートによる履修者選抜について◆
授業特性により、事前レポートによる受講者選抜を行います。以下に従い、期限内に事前レポートを提出してください。- 【事前レポート課題テーマ】:「本科目履修の志望理由と授業を通じて学びたいこと(またはどのような力を伸ばしたいか)」について、 word形式(800字以上1、200字以内)で提出が必要となります。
- 【提出期間/提出先】:詳細はR Guide・立教時間で行います。
- 【履修許可者の発表】:詳細はR Guide・立教時間で行います。
※教職「商業」免許取得のため、履修が必修の場合は、事前レポート課題提出時に、その旨を申し出てください。(申し出を忘れたまま提出し、後から申し出があっても受け付けないのでご注意ください。)
(詳細は教務事務センターの指示に従ってください)。- 尚、履修者の関心並びに状況に応じて授業計画の順序の入れ替えや内容変更の可能性があります。あらかじめご了承ください。
- 経済学部キャリア教育サイト「STORY」の情報発信に目を配るようにしてください。
- 授業参加に事前準備(情報収集・整理、インタビュー、発表資料作成など)と事後学習(不足情報の収集・整理、ワークシートの完成など)を行うこと