全員がリーダーシップを発揮してチームで協働し、深く考え抜く力、想いを人に伝える力、関わる人を仲間として巻き込む力を身につける課題解決型学習（Project-Based Learning)

授業の目標

協力企業から提示された課題に取り組みながら、実社会で起きている問題について、 専門科目（経済学等）の学問領域と結びつけて考えられるようになることを目標としています。また、協力企業（業界）が果たすべき社会的役割を理解し、「履修者全員がリーダーシップを発揮しながらチームで協働し、深く考え抜く力（本質理解・論理的思考）と人に伝える力（プレゼンテーション能力・説得力）を身につけることも目標とします。

授業の内容

日本航空株式会社と連携をしながら、社会全体で解決の必要性がある課題について考え、チーム単位で提案します。提示された課題（テーマ）に対し、チームごとに調査と議論を何度も行い、検討結果（提案）プレゼンテーションします。発表後は講評をもらい、相互フィードバックをして学びの定着化を目指します。1チーム：4～5人のチーム単位で課題に取り組むことが、各回授業の中心になるため、チームメンバーが授業外でもコミュニケーションを密にして、チームビルディングを行い、各人が率先してチーム運営することが求められます。

授業計画

1.　授業のガイダンス、エニアグラム結果共有（事前課題）
2.　Study skills1　論理的思考①ディスカッションスキル（ブレインストーミング実践）
3.　Study skills2　論理的思考②プレゼンテーションスキル（基礎）
4.　Study skills3　リーダーシップとチームビルディング①
5.　Study skills4　リーダーシップとチームビルディング②
6.　Study skills5　総合演習（Study skills1-5を活用する）
7. 【協力企業①】ビジネス理解①課題提示
8. 【協力企業②】ビジネス理解②チーム目標の設定とテーマ分析
9.　チーム活動：テーマ（ターゲット）の明確化、相互フィードバック
10.【協力企業③】中間発表、フィードバックとチーム振り返り
11. チーム活動：提案内容のブラッシュアップ
12.【協力企業④】最終発表, 講評
13.【協力企業⑤】発表振り返り（グループワーク）
14. 授業振り返り、ジェネリックスキル他己評価、目標と宣言

授業時間外（予習・復習等）の学習

提示課題解決のために必要なワークシート／発表資料作成などについては、以下を必須事項とします。

• 個人／チームとして必要な事前準備（基本情報・分析情報の収集・整理、議論）と事後学習（不足情報収集・整理、議論、資料修正など）を行うこと
  ＊授業外で毎回1-2時間程度必要と考えておいてください。
• チームメンバー全員がそれぞれ役割を担うこと。
• 授業時間外でのチームメンバー同士のコミュニケーションを積極的に行い, 授業内活動を充実させるためにリーダーシップを発揮すること（目標の設定と共有・率先垂範・仲間支援）。

成績評価方法・基準

平常点　100％
基準：授業参加度および授業への参加・貢献度・リアクションコメントの提出(60%) 、チームによる最終発表の内容(20%) 、最終レポート(Final Report)(20%)
※原則、全回出席を義務付けます。遅刻2回で欠席1回分と見なす。3回目の欠席でD評価。

テキスト

授業内で必要に応じて指示します。

参考文献

1. マリリー G. アダムス / ＜新版＞すべては「前向き質問」でうまくいく / ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2014 年
2. 山口裕幸 / チームワークの心理学 / サイエンス社 / 2008 年
3. 日向野幹也 / 高校生からのリーダーシップ入門 / 筑摩書房 / 2018 年
4. エドガー・H・シャイン他 / 謙虚なリーダーシップ / 英治出版 / 2020 年
5. 成毛眞 / 2040年の未来予測 / 日経BP / 2021 年
6. 尾原和啓 / モチベーション革命 / 幻冬舎 / 2017 年
7. 鹿毛雅治編 / モティベーションを学ぶ12の理論 / 金剛出版 / 2012 年

その他（HP等）

• 【履修定員】：20名（他学部からの履修は可能な科目です。ただし、定員を超える場合は、経済学部学生が優先されます。あらかじめご了承ください。）
• 【履修対象者】：2、3、4年生

◆授業ガイダンス（履修登録前）について◆
https://www.rikkyo.ac.jp/eco/career/story/news/2021/0322.html

◆事前レポートによる履修者選抜について◆

• 【レポート課題テーマ】：「本科目履修の志望理由と、課題解決型演習（PBL）で自分のどのような能力を伸ばしたいのか（身につけたいのか）。学びを自分の学問専門領域でどのように活かしたいかについて根拠（理由/現状レベル）を明示して論述すること。
• 【形式】word/800字以上1,000字以内
• 【提出期間/提出先】：詳細はR Guide・立教時間で行います。
• 【履修許可者の発表】：詳細はR Guide・立教時間で行います。

  【授業運営について】

  • 本科目ではビジネスチャットSlackを活用します（詳細は履修者決定後に案内します）
  • 資料配布、課題の提出。リアクションペーパーの記入／提出、授業についての告知／変更事項についてはBlackboard上で告知／実施するので、常にチェックしてください。
  • 授業中に調べ学習やプレゼンテーションの準備を行うので。必ず毎回WiFiに接続可能なパソコンを持参してください。図書館やメディアセンターでパソコンを借りる必要がある場合には。必ず授業が始まる前に借りてきてください。（原則、スマホでの代用はNGとします）
  • その他授業全般について
    この授業ではグループワーク。プレゼンテーションを適宜行います。積極的な受講態度が期待されます。
    授業の内容は進捗状況などによって変更される場合があります。

  【協力企業について】
  日本航空株式会社（2019年～）。日本で最も長い国内線と国際線の歴史を持つ企業です。コーポレートスローガンは「明日の空へ、日本の翼」。

  • 授業開始前に必ずコーポレートサイトにて企業概要・理念、IR情報について確認し、理解を深めておいてください。（事前学習として必須）
  • 通常の授業に加え、授業時間外に学外フィールドワーク（工場見学及び現場社員との交流）実施の可能性があります。この回への参加は必須です。フィールドワークの日程詳細は、初回授業にて告知・説明します。

  ※フィールドワークについても新型コロナウイルスの感染状況によって実施できない場合がある旨、あらかじめご了承ください。