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課題解決演習B

  • 2021年度 秋学期 火曜2限
    担当教員:翁 理香
    協力企業:株式会社ユーザベース(予定)

全員がリーダーシップを発揮しながらチームで協働し、成果を出すために考え抜き、自ら行動する力を高める課題解決型学習(Project-Based Learning)

授業の目標

協力企業から提示される課題に取り組みながら、実社会で起きている問題を、専門科目(経済学等)の学問領域と結びつけて考えられるようになることを目標としています。協力企業による授業の前には、課題解決に必要な力や心構え(study skills=建設的なコミュニケーション力の向上・チーム運営力)について知識習得と体験学習を行います。また,協力企業・業界が果たす社会的役割を理解し、「考え方の違う者同士が協働して成果を出す力=チームで課題解決する力」を高めることも目標としています。

授業の内容

協力企業から提示される課題の解決策を、企業・顧客視点で検討し、最終提案するという課題解決型学習の授業です。
課題は、協力企業が事業として実際に取り組んでいる具体的事案を元に提示されます。そのため、授業を通じて業界・職業・業務の一端を理解することができ、将来の進路選択にも役立てられる知識も習得できます。

1チーム:4~5人のチーム単位で課題に取り組むことが、各回授業の中心になるため、チームメンバーが授業外でもコミュニケーションを密にして、チームビルディングを行い、各人が率先してチーム運営する力も養います。

授業計画

1. 授業のガイダンス、チームビルディング、エニアグラム結果共有
2. Study skills1 論理的思考、ディスカッションスキル①
3. Study skills2 論理的思考、ディスカッションスキル②
4. Study skills3 全員発揮のリーダーシップについて
5. Study skills4 チームビルディング・協力企業についてのプレゼンテーション(実践)
6. 【協力企業】1回目:業界・企業について経済の流れから読み解く
7. 【協力企業】2回目:ビジネスの仕組み理解(顧客視点と当事者意識)
8. 【協力企業】3回目:課題提示・目標設定と共有
9. 【協力企業】4回目:チームでの議論
10. 【協力企業】5回目:中間発表&フィードバック,振り返り
11. 【協力企業】6回目:提案内容の改善
12. 【協力企業】7回目:最終発表&フィードバック
13. 最終発表の振り返り・相互フィードバック
14. 授業総括、能力&スキル伸長の他己評価、目標設定と宣言

授業時間外(予習・復習等)の学習

提示課題解決のための提案作成・ワークシート/発表資料作成などについては,以下を必須事項とします。

  • 個人/チームとして必要な事前準備(情報収集・整理、議論)と事後学習(不足情報収集・整理、議論、資料修正など)を行うこと(*基本的に毎回1-2時間程度必要と考えておいてください)。
  • チームメンバー全員が役割を担うこと提示される課題やワークシートに関し、個人・チームとして事前準備(情報収集・整理、議論)並びに事後学習(不足情報収集・発表資料完成など)が必須となります。
  • 授業時間外では授業内での活動と同様に、各人のリーダーシップ行動・追加学習・作業は不可欠です。

成績評価方法・基準

平常点(In-class Points) 100 %
基準:最終レポート(Final Report)(20%) 、授業参加度および授業への参加・貢献度・リアクションコメントの提出(60%) 、チームによる最終発表の内容(20%)
※原則、全回出席を義務付けます。遅刻2回で欠席1回分と見なす。3回目の欠席でD評価。

テキスト

なし

参考文献

1. マリリー G. アダムス / <新版>すべては「前向き質問」でうまくいく / ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2014 年
2. 山口裕幸 / チームワークの心理学 / サイエンス社 / 2008 年
3. 日向野幹也 / 高校生からのリーダーシップ入門 / 筑摩書房 / 2018 年
4. エドガー・H・シャイン他 / 謙虚なリーダーシップ / 英治出版 / 2020 年
5. 成毛眞 / 2040年の未来予測 / 日経BP / 2021 年
6. 山本康正 / 2025年を制覇する破壊的企業 / SBクリエイティブ / 2020 年
その他書籍は、授業の中で適宜紹介します。

その他(HP等)

★協力企業の都合により、授業内容が変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

  • 【履修定員】:30名(他学部からの履修は可能な科目です。ただし、定員を超える場合は、経済学部学生が優先されます。あらかじめご了承ください。)
  • 【履修対象者】:2、3、4年生

◆授業ガイダンス(履修登録前)について◆
2021年8月下旬or9月初旬に授業ガイダンスを開催予定です(Zoomにて実施)。
これまでの授業内容や履修生の様子を資料等で確認できる機会となりますので、履修を検討している学生は可能な限り参加してください。詳細は立教時間並びに経済学部キャリア教育サイト「STORY」に追って掲示いたします(7月初旬を予定)。

◆事前レポートによる履修者選抜について◆
事前レポート課題テーマ(検討中)に沿って、word形式(1,000字以上1,200字以内)で提出が必要となります。

  • 【提出期間/提出先】:詳細はR Guide・立教時間で行います。
  • 【履修許可者の発表】:詳細はR Guide・立教時間で行います。

【第1回目の授業】

  • 対面での実施を予定しています。ただし、新型コロナウイルスの蔓延状況によってはオンラインでの実施に切り替える場合があります。その他の授業については、原則オンラインでの実施になります。ただし、新型コロナウイルスの収束が確認できた場合には対面実施に切り替える場合があります。授業形態に変更が合った場合には、Blackbaord経由でご連絡します。

【授業運営について】

  • 資料配布、課題の提出、リアクションペーパーの記入/提出、授業についての告知/変更事項についてはBlackboard上で告知/実施するので、常にチェックしてください。
  • オンラインの授業について:授業を受講するにはWiFi環境、およびカメラ付きパソコンが必要です。オンライン会議システムZOOMを使う予定です。この授業では特別に指示がない限り、カメラをオンにして参加して頂くことを原則とします。
  • 対面で実施の授業について:授業中に調べ学習やプレゼンテーションの準備を行うので、必ず毎回WiFiに接続可能なパソコンを持参してください。図書館やメディアセンターでパソコンを借りる必要がある場合には、必ず授業が始まる前に借りてきてください。
  • その他授業全般について
    この授業ではグループワーク、プレゼンテーションを適宜行います。積極的な受講態度が期待されます。

【協力企業について】
経済ニュースメディア「NewsPicks」、経済情報プラットフォーム「SPEEDA」などで知られてる株式会社ユーザベース (Uzabase、Inc.)にご協力いただく予定です。
ミッション:「経済情報で、世界を変える」:世界中で愛される経済情報インフラをつくります。あらゆる経済情報を人とテクノロジーの力で整理・分析・創出し、ビジネスパーソンの生産性を高め、創造性を解放します。私たちは経済情報を通じて世界中の意思決定を支え、世界を変えます。
日本国内のみならず、世界に目を向け、視座を高く持って、提示される課題にチームでチャレンジできる絶好の機会です!

※都合により、協力先企業が変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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