学生の方へ

インターンシップ

  • 2020年度 通年 水曜2限目
  • 担当教員:翁 理香
  • インターンシップ受け入れ企業(2017-19年度): E.OCT株式会社、株式会社大塚商会、株式会社日本旅行、オリエンタル酵母工業株式会社、公益財団法人キープ協会 清泉寮、株式会社フジタ、株式会社企業変革創造、 Casval Account(会計事務所)、株式会社スキャンインター、株式会社日本M&Aセンター、カリモク家具株式会社、株式会社三栄コーポレーション、新日本ビルサービス株式会社

1年間を通して仕事や働き方について考え、インターンシップとして実習も行う授業です。夏季休暇に行われるインターンシップ、ゲストスピーカーを招待した講習会などを通じて、社会で働くことの本質に迫り、自己の働き方について様々な角度から深く追求することを目指します。また、ディスカッションやプレゼン、履歴書作成から、問題に対して自ら解決する力、意見を論理的に発する・書く力などを養います。

授業の目標

就業体験を通じて企業活動の現場を体感し、大学での「学び」の意義を再確認するとともに、自分自身のこれからのキャリアや生き方について具体的に考えていくことができるようにしていきます。

授業の内容

春学期はインターンシップに参加する前提として、インターンシップの目的、参加の心構え、ビジネスマナー講習などを中心に、事前準備学習を行います。インターンシップは原則として夏季休暇中(8月初旬~9月上旬)に2週間(10日間)の予定で行いますので、履修者は夏季休暇中の予定を調整できるようにしておいて下さい。秋学期では、インターンシップを通じて得た知見や経験を履修者全員で共有化することを目的に体験報告を行い、それぞれが就業体験を通じて得たものを定着させていきます。また、授業の最後には体験報告をレポートにまとめ、インターンシップ報告書を作成します。なお、インターンシップの派遣先は、立教経済人クラブ等の協力の下、本学が独自に確保する企業への派遣が中心となります。

授業計画

1. インターンシップの目的と意義理解、自己紹介&他己紹介
2. キャリアセンター職員に聞く「インターンシップ・就活」の実態
3. チームビルディング、輪読・ディスカッション(1)
4. チームビルディング、輪読・ディスカッション(2)
5. 社会人に聞く「働く」とは?
6. 社会で活かしたい自分の強み、克服したい弱み(課題)について考える
7. 人事に「会いたい」と思ってもらえる必要書類(履歴書・ES)とは?
8. ビジネスマナー講習(1)
9. ビジネスマナー講習(2)
10. インターンシップ派遣企業の紹介、業界・企業研究
11. 昨年度受講生・インターンシップ経験者に聞く体験談と準備
12. 就業先マッチング(1)
13. 就業先マッチング(2)
14. 目標設定と宣言
15. インターンシップ体験の振り返りと相互フィードバック
16. インターンシップの体験報告(1)
17. インターンシップの体験報告(2)
18. インターンシップの体験報告(3)
19. インターンシップの体験報告(4)
20. 外部企業講師による講話(1)
21. インターンシップ体験を基にしたディスカッション
22. 外部企業講師による講話(2)
23. インターンシップ報告書の作成(1)
24. インターンシップ報告書の作成(2)
25. インターンシップ報告書の作成(3)
26. インターンシップ報告書の作成(4)
27. インターンシップ報告書の作成(5)
28. 授業総括・目標設定と宣言

授業時間外(予習・復習等)の学習

◆インターンシップ体験報告(個人プレゼンテーション)並びに報告書作成については、授業外での準備・個人作業・クラスメンバー同士での打ち合わせなどが必要となりますので、あらかじめ留意しておいてください。

◆授業ガイダンス(履修登録前)について
履修希望者向けに、ガイダンスを行います。
【2020年3月23日(月)13:00-14:00(場所:X305教室)】
これまでの授業内容や履修生の様子を資料等で確認する機会を設けます(履修を検討している学生はなるべく参加してください)。また、授業特性により、事前レポートによる履修者選抜を行います。

  • レポート課題テーマ:「インターンシップを受講する意図と将来の希望」(word形式/1200字程度)。
    ※教務事務センターにある表紙をつけ、左上をホチキス留めすること。
  • 提出期間/提出先:3月24日(火)~4月2日(木)17:00【締め切り】/教務事務センターのレポートボックス
  • 履修許可者の発表:4月6日(月)午前中に経済学部掲示板にて行います。

成績評価

平常点 100%
出席、受講態度、リアクションペーパー、報告発表、報告書作成、その他を授業の目的に照らして総合的に評価します。
※原則として全回出席することが必要。欠席回数が3回目になった時点でD評価。なお、遅刻2回で欠席1回分とみなす。

テキスト

特に指定はありません。授業時のディスカッションの素材として、書籍の購入を求めることがあります。

参考文献

なし

その他

  • パワーポイント、視聴覚教材を活用して講義を展開します。
  • ディスカッション、プレゼンテーション、グループワークなどを多用しインタラクティブに授業展開しますので、個々人のリーダーシップ発揮が求められます。
  • キャリアセンターで開催されるインターンシップ・キャリア開発関連のイベントなどは、『立教時間』を積極的活用して情報収集し、参加してください(授業内で参加指示することがあります。例:インターンシップガイダンス・社会を知る講座・ES入門など)。
    *外部講師招聘についてはスケジュール調整及び講師の都合により、登壇授業回の変更並びに内容を変更することがある旨をあらかじめ了承ください。

2019年度インターンシップの様子

実習報告の概要(クリックで本文を開きます)

インターンシップ実習を終えた後、授業内で報告を行った際の雰囲気をお伝えします。
1.株式会社 大塚商会
・実習生:國井 太樹(経済学科 3年)
・実習先:株式会社 大塚商会

・実習生コメント:
この1年の講義は新体験と自分の世間知らずを実感するものでした。
 この講義を受ける前、私は、自分の今と将来に関してわからない事尽くし、就活に関しても「自己分析?企業研究?」と無知な状態でした。そんな状態で講義を受け、インターンシップに赴き、ITに関して講義してもらい、人事部の方と話しながら課題を進めていくうちに、自分が今までいかに漫然と日々を過ごしていたかを痛感しました。世間が目まぐるしく変わっていく中で、自分はほとんどそのことを知らず、自分のことすら満足に理解していなかったからです。それを知れたことがとてもいい経験であり、得られた大きな成果でした。

・企業からのフィードバック:
IT業界や当社の知識を深め、実際に採用イベントに参加してもらった上で、新卒採用担当の広報業務を体験してもらいました。採用ターゲットに対して、当社のことを魅力的に伝えるための手法や表現を真摯に考え、過去の体験を交えて國井君にしか作れないものを作ってくれました。

2.新日本ビルサービス 株式会社
・実習生:森 玲奈 (会計ファイナンス学科 3年)
・実習先:新日本ビルサービス 株式会社

・実習生コメント:
長期にわたり社会人の方と関わることで、仕事には表向きのイメージだけでなく裏の面があることを知りました。また、これができたら…いつかこれをやってみたい…とイメージを膨らませながら支配人業務をされている姿は非常に印象的で、自分の抱いた社会人のイメージとは大きく異なっていました。どうせできないと諦めるのではなく、将来のなりたい姿を想像し就活にも取り組んでいこうと思えるようになりました。

・企業からのフィードバック:
今回は弊社のプロパティマネジメントに興味を持っていただき、弊社が管理しておりますウニクス鴻巣、ウニクス川越、ワカバウォークにて実習をしていただきました。実際に業務を行っていただいた中で、こちらからお願いしたこと以上の業務を行っていただいた点はとても素晴らしく、各施設支配人からも評価のコメントが多く聞かれました。
 この実習を通して森さんの将来に少しでも弊社がお役に立てることができたら幸いです。この度はありがとうございました。

3.株式会社 企業評価総合研究所
・実習生:小宮 暢朗(経済政策学科 2年)
・実習先:株式会社 企業評価総合研究所((株)日本M&Aセンター)

・実習生コメント:
今回2年生ながらもインターンに参加することで、周りに差をつけられる・なんとなく就活に有利かもと思っていました。しかし、ただインターンに参加するだけでは、全く意味がないことを実感しました。実際、昨今は学生の殆どがインターンに参加しています。そこで本当に必要になってくるのが目的意識や何をどう学んだかという中身が重要となってきます。私は、今回参加させて頂く中で、その意識が足りなかったと感じました。この反省を生かしてこれからの就職活動に反映させていきたいと思いました。

・企業からのフィードバック:
授業が始まり2週間の会社員生活はもう懐かしくなってしまっているでしょうか。
短い期間ではありましたが、最初から会社に馴染んで頂きとても進めやすく、小宮さんの営業能力の高さを感じました。がんがん人の懐に入って稼いでくださいね。今回感じたことは直接的には学生生活には活きないかもしれませんが、この2週間で経験したことを今後に生かしていただければと思います。

・実習生:小高 桃子(会計ファイナンス学科3年)
・実習先:株式会社 企業評価総合研究所((株)日本M&Aセンター)

・実習生コメント:
学生の間にインターンシップ本来の意味である就業体験に参加できたことはとても良い経験になったと思います。その経験の中でも特に印象に残っているのは、ある社員の方の「仕事を楽しむ努力をしている」という言葉です。仕事は楽しいですかという質問に対して前述の返答をいただきました。当初より印象的な言葉として記憶していたのですが、2週間のインターンシップを通して、仕事を楽しむ努力の必要性と重要性に納得し、私にとってより印象的な言葉になりました。

・企業からのフィードバック:
担当頂いた業務は、決算書や従業員データなど見慣れない資料の作成でしたが、入力に誤りが少なく、雛形にも順応し正確に資料を作成できておりました。同業他社の業務を調べて作成する資料は、箇条書きが中心で、資料をまとめた意味や意義が読み手にわかりにくい部分もありました。情報は網羅的に記載出来ていたので、調べた膨大な資料をまとめるスキルを身に付ければ更によくなると思います。

4.株式会社 三栄コーポレーション
・実習生:山田 瑞葵(会計ファイナンス学科 2年)
・実習先:株式会社 三栄コーポレーション

・実習生コメント:
人に恵まれた1年間でした。授業では先生を始め、受講生、ゲスト講師の方から沢山の考え方や知識を頂き、インターンシップ先の三栄コーポレーションでは、足手まといであったであろう私に、どの方も大変温かく接してくださいました。この先どんな時代になっても、私を取り囲む方々には変わらず感謝し、大切にしていきたいと心から思います。

・企業からのフィードバック:
◎強みと見えた行動
 ・対応力:定型業務とは異なる展示会において、臨機応変に行動自分で考え、自分で決め、自分で動く力に通じるもの
 ◎今後、強められると良いと思われる行動
 ・課題発見:なぜ?を言動でアウトプットしていく力

・実習生:上村 眞弥 (経済政策学科2年)
・実習先:株式会社 三栄コーポレーション

・実習生コメント:
普段、電車の中で隣に座るくらいしか関わりがなかった社会人の方々と出会うことができ、自分の中で「働く」ことのイメージが大きく変わるきっかけとなりました。就活が本格的に始まる前にこの経験ができたことで、自分の軸を見直すことができ、また他の大学の意欲の高い学生に触れたことで、自分の将来に対してより真剣に考えるようになりました。毎日違う部署を見せて頂いたおかげで、会社がどのように動いているのかを詳しく知ることができ、その中でいかに自分が貢献できるかという考え方を今後は意識していきたいと思います。

・企業からのフィードバック:
はきはきと明るく、他校の学生の中でもムードメーカー的な存在で、職場でも重宝される存在感を発揮していました。たくさん質問して下さるなど、何事にも前向きに取り組む姿勢が素晴らしく、特にプレゼンテーションなど、周りを惹きつけ、自分の意見を伝える能力に秀でていると思います。 これから社会人になって、どんな仕事を任されても、きちんと取り組めるはずなので、自信を持って頑張ってください!

5.公益財団法人キープ協会
・実習生:海瀬 麻由(会計ファイナンス学科 3年)
・実習先:公益財団法人キープ協会

・実習生コメント:
10日間のインターンシップを通して、様々な学びや気づきがありました。その中でも一番大切であると思ったことは自分から行動する、ということです。自分から行動したことで、今まで気付かなかった新しい自分への気づきや、新たな人との出会いなど、予期せぬ良い出来事に巡り合うことができました。
今後も何事にも受け身にならずに自分から主体的に全力で動き続けたいです。

・企業からのフィードバック:
海瀬さんは、新しい環境にもすんなりと順応し、目的意識を持って誠実に取り組まれていた姿が印象的です。課題発表では、弊会の特徴をよく捉え、日々の実習を通して得た考察を具体的な企画案として分かり易く発表していただき、こちらも刺激を受けました。東京とは異なる生活環境で、接客から野外活動体験まで多岐にわたる実習内容をこなすのは大変だったかと思います。2週間お疲れ様でした。誠実さ、理解力、分析力といったご自身の強みを発揮され、今後もご活躍されますようにお祈り申し上げます。

6.株式会社 企業変革創造
・実習生:小堀 優香(経済政策学科 3年)
・実習先:株式会社 企業変革創造

・実習生コメント: 
この2週間で、自分の中ではエクセルの技術とパワーポイントの技術が格段に上がったと感じています。また、スケジュールの立て方や修正の仕方も、この実習を通じて初めて挑戦したことであり、自分の保有能力が増えたと感じております。
数字を確保するときに、どのようにすれば、さらに獲得できるのか、何をすれば、みんなから注目される情報を拡散できるのか、いろんな角度から物事を考える思考を手に入れることができました。時間の使い方についても、周りに合わせるだけではなく、自分から行動する時間を考えて調整することができる様になりました。

・企業からのフィードバック: 
行動力が良かったです。周りの人からの信頼がとてもある方だと感じました。

7.株式会社 日本旅行
・実習生:木村 萌(経済学科 2年)
・実習先:株式会社 日本旅行

・実習生コメント:
実習前は、自分がどのような職業に就きたいか、どのような仕事観を持ちたいのかなど不明瞭な点ばかりでした。しかし、10日間社員の方々のサポートを受けながら、初めてのことにも沢山挑戦したり、尊敬できる人を見つけたり、普段の大学の座学ではできないことを沢山経験させていただくことができました。自分自身も目標達成と共に成長できたという実感を得られましたし、今後の目標立てもでき、実行に移すことができています。だからこそ、この10日間の貴重さや社員の方々との出会いの有難さを感じると共に、私自身10日間勇気を持って積極的に行動し、有意義に過ごすことができたので本当に良かったと思っています。

・企業からのフィードバック:
100名を超えるスタッフが就業している当営業部において、幾つかの部署・業務に分業化されている中で業務を体験し、理解するのは非常に大変なことだったと思います。そんな状況の中、木村さんの明るさ・バランスの良さ・スマートさを感じた2週間でした。活躍間違い無しの木村さんと、是非一緒に働いてみたいと感じておりますが、きっとどんな企業に行っても成功されると思います。これからのご活躍を楽しみにしております。

8.株式会社 フジタ
・実習生:三笠 彩音(経済学科 3年)
・実習先:株式会社 フジタ

・実習生コメント:
普段、電車の中で隣に座るくらいしか関りがなかった社会人の方々と出会うことができ、自分の中で「働く」ことのイメージが大きく変わるきっかけとなりました。就活が本格的に始まる前にこの経験ができたことで、自分の軸を見直すことができ、また他の大学の意欲の高い学生に触れたことで、自分の将来に対してより真剣に考えるようになりました。毎日違う部署を見せて頂いたおかげで、会社がどのように動いているのかを詳しく知ることができ、その中でいかに自分が貢献できるかという考え方を今後は意識していきたいと思います。

・企業からのフィードバック:
はきはきと明るく、他校の学生の中でもムードメーカー的な存在で、職場でも重宝される存在感を発揮していました。たくさん質問して下さるなど、何事にも前向きに取り組む姿勢が素晴らしく、特にプレゼンテーションなど、周りを惹きつけ、自分の意見を伝える能力に秀でていると思います。
これから社会人になって、どんな仕事を任されても、きちんと取り組めるはずなので、自信を持って頑張ってください!

インターンシップ報告書

インターンシップの実習報告の詳細や、ゲスト講師の講義に対する感想など、一年間の授業の内容をわかりやすくまとめたものになっています。この報告書は、2019年度に本科目を履修した学生(10名・名称略)が協働で作成・編集を行いました。

授業のゲスト講師

舩川 治郎 氏(経営・人事コンサルタント)
佐藤 裕 氏(パーソルホールディングス株式会社)
藤澤 瞬 氏・江原 つむぎ氏(立教大学キャリアセンター)
長井 智美氏(株式会社まちなかHubLab)
経済学部OB(伊藤 祐治さん 小田 開人さん 谷澤 政俊さん)
科目履修者OG(常喜 智子さん)
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