●所長挨拶
 立教大学グローバル都市研究所は、2007年7月の誕生以来、すでに4年目を迎えています。この間、ふたつの研究プロジェクト「グローバル都市における都市政策と市民協働」(立教SFR(立教大学学術推進特別重点資金))と「東京郊外における地域情報化と市民協働に関する実証的研究」(日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究C))が順調に終了し、その成果をまとめることができました。現在は、重点研究プロジェクトとして「国際都市の文化戦略-横浜市の「創造都市」政策に関する実証的研究」(日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究B))が進行しており、「創造都市」をキーワードとして中国・韓国の研究者との共同研究も実現しています。
 
 こうした一連のプロジェクトに通底しているのは、グローバル化による都市の構造転換と、これを受けたローカルなレベルでの内発的な対応の重要性が増大をしていること背景に、本学社会学部・社会学研究科におけるこれまでの都市研究の伝統と近年の研究ポテンシャルの高まりを結びつけ、都市研究を軸に教育・研究水準を飛躍的に高めようという、本研究所の設立趣旨です。
 
 また、本学大学院社会学研究科都市領域の教員を中心に大学院生も含めた「グローバル都市研究会」は、本研究所の設立に先行して活動を開始していましたが、すでに開催回数は40回を超えています。研究プロジェクトの遂行とともに、本研究所の活動の大きな柱になっています。
 
 これからこの研究所に求められているのは、第1に、本学内外を問わず、また国内外を問わず、都市をフィールドとする学際的な共同研究をいっそう進めていくこと、第2に、研究・教育の成果を踏まえつつ、政策提言など、あらたな分野に歩を進めることだと思います。そうすることで、都市型大学キャンパスという立教大学の立地特性を活かした都市研究の拠点として、グローバル都市研究所の存在意義も高まっていくことでしょう。みなさまのご支援・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(2011年4月)
 
グローバル都市研究所
 
所長 江上 渉
 
 
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