過去のイベント情報英語教育研究所

2017年度

2017.06.24 公開講演会「アメリカ合衆国の大学教育国際化政策とオハイオ州立大学の外国語教育」パート3/パート4
日時
2017年6月24日 (土) 13:30~16:30

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館5階D501教室

講師
湯浅 悦代 氏(オハイオ州立大学東アジア言語文学学科准教授)

内容
パート3:Performed-culture approachの理論的背景と概要
Performed-culture approach(Christensen 2007; Christensen and Noda 2002; Walker 2000, 2010; Walker and Noda 2000)は、言語を習得するということは「文化を学ぶこと」、そして「その文化の中での様々な記憶と経験を構築することである」と考えるオハイオ州立大学の日本語プログラム全体で採用している外国語教授法の一つである。このアプローチでは、外国語でコニュニケーションを行うというということは、その文化の中で「パフォームすること」であると捉え、”Language in Culture”の宣言的知識(declarative knowledge)と手続き的知識(procedural knowledge)の構築を目指す。本講演では、このアプローチの理論的背景と概要の説明を行う。

パート4:Performed-culture approach(ワークショップ形式)
本ワークショップでは、パート3で見たPerformed-culture approachがどのようにカリキュラムとして成り立っているかについて述べる。さらに、どのように学習者に外国の文化の中で
「パフォームする」ことを習得させることができるか
(手続き的知識を構築させることができるか)についての実践的テクニックを紹介する。
2017.06.17 公開講演会「アメリカ合衆国の大学教育国際化政策とオハイオ州立大学の外国語教育」パート1/パート2
日時
2017年6月17日 (土) 13:30~16:30

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館5階D501教室

講師
湯浅 悦代 氏(オハイオ州立大学東アジア言語文学学科准教授)

内容
パート1:大学教育における国際化、地域研究、外国語教育:アメリカ事情
国境を越えて国際交流を促進するためには、パートナー校、パートナー国のローカルコンテクストを知ることが大切である。そこで、本講演の最初では、アメリカの大学教育の国際化、地域研究、外国語教育に大きな役割を担っているアメリカ合衆国教育省のタイトルVIグラント(スーパーグローバル大学創成支援に匹敵)にサポートされているNational Resource Centerの紹介を行う。

パート2:オハイオ州立大学における国際化、地域研究、外国語教育の試み
パート2では、パート1で見たようなコンテクストの中、オハイオ州立大学で実際どのように大学教育の国際化、地域研究、外国語教育に取り組んでいるかについて報告する。オハイオ州立大学の外国語教育では、学習者が国際社会で実際使えるコミュニケーション力を習得できるようにコミュニケーションの宣言的知識(declarative knowledge)と手続き的知識(procedural knowledge)の構築を目指している。また、外国語学習者の多様化するニーズに対応するためにindividualized instruction、differentiated instructionのコースも開設している。カリキュラムの国際化を進めるためには、地域研究(日本研究)の担う役割が大きい。地域研究の業績を大学外部へ還元するために行っている中学、高校教員のためのセミナー、ビジネスコミュニティー向けセミナーなどについても報告する。

※申込不要、入場無料
2017.05.27 公開講演会「英語教育の情報化:我々は今どこまで来たのか」
日時
2017年5月27日(土)13:30~16:30

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館5階 8506教室

講師
原田 康也 氏(早稲田大学法学学術院教授・情報教育研究所所長)

内容
◆第1部(13:30-15:00):「教育の情報化は英語学習をどう変えたか」
ICTの活用によって教室の中に海外も含めた実社会を持ち込むことが可能となってきました。QQEnglish などSkypeを用いて海外の母語話者・訓練された英語教師などと会話を行いながら英語を学ぶサービスが多数提供されています。大学の授業の中でこのようなサービスを活用する工夫も報告されています。EnglishCentralのように音声認識の技術を活用して学習者の発音の癖を矯正する学習支援システムも開発されています。Pearsonが提供するVersant English Testは受験者がコンピュータシステムと電話またはインターネット経由で17分間ほど「質問と応答」をした結果を非母語話者音声向けに開発された音声認識エンジンなどを用いて採点し、受験者のリスニング・スピーキング能力を測定します。Versant Writing TestはLatent Semantic Analysisなど自然言語処理技術も応用して受験者のキーボードからの回答を採点します。4技能試験の大学入学試験への導入が話題となっていますが、実際に日本人大学生にこのような試験を実施し、合わせて読解課題に置いて英語の語彙・連語・文法などの言語知識を測る Oxford Quick Placement Testを受験してもらうと、大部分の学生について言語知識と運用能力に大きな乖離があり、リスニング・リーディングが弱いということがスコアの点から確認できます。
◆第2部(15:00-16:30):「英語教育と情報教育はいかに統合されるべきか」
TOEFL iBTを受験しようとしてもコンピュータやキーボードが使えないと限られた時間に求められている回答をすることもできません。理工系の分野では、学部・修士課程で国際的な研究集会で研究発表を行うことが期待されていますが、そのためにはプレゼンテーション・ソフトウェアを使用して発表スライドを用意し、アブストラクトや原稿をオンラインで投稿することが求められます。大学における英語教育では、専門科目や一般教育科目の内容について対話や意見交換ができる英語力の養成が求められていますが、その際にコンピュータ・ネットワークを使用できることが当然の前提となっています。一般的な大学生の英語運用能力では、相手の質問を直ちに理解して自分の考えをまとめて英語で答え、相手の発話の内容に即して的確な質問を直ちに英語で構成することは難しいようです。単純な文であっても主語を疑問詞とする疑問文を文法的に誤りなく構成する英語運用能力がない大学生が多いことがわかってきました。疑問文の構築に関するこのような弱点を紹介した上で、そうした弱点を補うことも目的の一つとして早稲田大学法学部のコンピュータ教室で実践している授業内容について紹介します。
2017.05.13 公開講演会「フィンランドの英語教育」
日時
2017年5月13日(土)13:30~16:30

場所
立教大学池袋キャンパス 11号館3階 A301教室

講師
伊東 治己 氏(関西外国語大学外国語学部教授)

内容
国際学習到達度調査(PISA)での好成績を受け、国内外でフィンランドの学校教育に熱い視線が送られているが、実はPISAの対象となっていない英語教育の分野においても多大な成果を挙げている。しかし小学校から高校までの授業時数は日本の三分の二程度であり、この少ない授業時数でどうしてフィンランドの英語学習者は国際的にもトップレベルの英語力を修得できるのかの理由を分析するとともに、今後の日本の英語教育の在り方について考察を加える。

2016年度

2016.12.08 公開講演会「なぜ読めない、「読めたつもり」に終わるのか:インフォメーション・トランスファーから探る英語リーディングの謎」
日時
2016年12月8日 (木) 18:20~19:50

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
卯城 祐司 氏(筑波大学人文社会系教授)

内容
いま、資質・能力の育成と主体的・対話的で深い学びを実現する上で、アクティブラーニングの視点が注目されている。アクティブラーニングでは、一方的な知識伝達から能動的な学習への転換が注目されているが、「頭の中にあるものを外に出す」という認知プロセスの外化(がいか)が核となっている(溝上 2014)。英語の学習においても、聞く、話すのみならず、膨大な時間をかけているはずの「読む」ことも不得手であるのは、正にこの外化である「インフォメーション・トランスファー (information transfer)」の概念が欠けているからである。英文を読めたつもりに感じても、深い質問が出ると途端にわからなくなってしまうことがある。また英文情報をより多く頭に入れることが、必ずしも理解につながらないのは何故だろうか。それは、英文を読むと、心の中にその読んだものの痕跡が残ると言われている「心的表象」(mental representation)とも関係がありそうである。「読む」という行為を通して、新しい学力観を共有する必要性を分かち合いたい。
参照:溝上慎一(2014)『アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換』東信堂
2016.11.22 Open Lecture "The Social Life of Methods: Knowledge Production in Applied Linguistics"
公開講演会「応用言語学における知識生産:リサーチメソッドの観点から」
日時
2016年11月22日(火)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス マキムホールM201教室

講師
Dr. Gabriele Kasper (Professor, University of Hawai'i at Manoa)

内容
The methodological literature in applied linguistics illuminates a wide range of qualitative, quantitative, and mixed-methods approaches. These publications promote an understanding of our empirical methods and of how different methods generate data. In the prevalent view, research methods are taken as instruments that are periodically updated, fine tuned or replaced by newer models. By contrast, this talk considers research methods in applied linguistics and elsewhere in the (social) sciences as forms of social practice. For this undertaking we join two cognate research traditions, the longstanding ethnomethodological interest in research methods as practical situated accomplishments (e.g., Lynch, 1993) and several strands within applied conversation analysis, specifically foundational, institutional, and interventional applied CA (Antaki, 2011). The talk shows on the basis of recorded data how researchers and research participants accomplish standard applied linguistic research methods in real time and in this way affords an emic perspective on knowledge production in our field.

(本講演では、応用言語学における知識生産をリサーチメソッドとの関係から考察する。エスノメソドロジーおよび会話分析のメソッドに焦点を当て、実際の記録データをもとに、どのようにリアルタイムで研究が遂行されているのかを解説し、イーミックな視点からの知識生産について考えてみる。)
2016.10.01 Dr. Christian Mair公開講演会③④
「クレオール化:カリブの英語における言語と文化」
「言語学の進歩:技術と人間的要因」
日時
2016年10月1日(土)13:15~14:45、15:00~16:30

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Prof. Dr. Dr. h.c. Christian Mair, Chair in English Linguistics, University of Freiburg

内容
講演3:クレオール化:カリブの英語における言語と文化
18世紀のジャマイカ、バルバドス、ギアナなどの英領西インド諸国では、英語と多様なアフリカ系言語と現地での独特な言語的発展の3者が融合し、英語のクレオール化と2つの異なる言語から構成される混成言語の事例の宝庫となっている。カリブ海地域独特のさまざまな言語は、今日でもカリブ海諸国だけでなくアメリカ、カナダ、イギリスへ移住したカリブ海の人々の間で広く使い続けられている。このようなカリブのクレオール言語の特徴的な諸相やアフリカ・カリブの民衆文化は、ノーベル文学賞作家のデレック・ウォルコットやV・S・ナイポールなどの重要な現代文学者の作品に影響を及ぼしている。また、カリブ海の音楽の伝統は、レゲエやダンスホール・レゲエなどの形でドイツや日本といった非英語圏の若者に熱狂的に受け入れられてきている。講演では、カリブ海と世界各地の現代文化との接触について、その歴史的な解説と評価を試みてゆく。

講演4:言語学の進歩:技術と人間的要因
この30年間でデジタル技術は言語学の手法に革命的な変化をもたらした。今日、ボタンを押すだけで、巨大なコーパスやテキスト・データベースから特定の語や言語構造をたちどころに検索することができる。このことは我々以前の世代の研究者が幾代に渡って分析しても成しえなかったことである。『言語構造の世界地図』や電子版の『多様な英語の世界地図』は、教育や研究の分野に新たな視点を提供してくれるものである。自分自身の30年間にわたるコーパス言語学者としての経験に基づき、言語研究の技術革新により可能となった数多くの利点とそれに伴うリスクと危険の両面について考えてゆく。偉大なるコーパス言語学者のジェフリー・リーチ(1936-2014)の言葉を借りれば、コンピュータは「暴君」にもなれば「奴隷」にもなるのであると言う。どちらに転ぶかはこの便利な道具をどう定義するのかという研究者の責任にかかっているのであり、この点につき、自分なりの考えを表明してゆく。
2016.09.24 Dr. Christian Mair公開講演会①②
「多言語世界におけるグローバル英語:言語とグローバライゼーション入門」
「世界都市ロンドン、ニューヨーク、トロントにおける移民と多言語主義について」
日時
2016年9月24日(土)13:15~14:45、15:00~16:30

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Prof. Dr. Dr. h.c. Christian Mair, Chair in English Linguistics, University of Freiburg

内容
講演1:多言語世界におけるグローバル英語:言語とグローバライゼーション入門
20世紀と21世紀は、経済、政治、文化の面でグローバル化が進行し、英語が世界共通のリンガ・フランカとしてこれまでない程重要な役割を果たすようになった。その一方で、世界各地では多言語化が進み、英語以外の言語が英語と並行して使用されるという多言語社会もまた数多く出現してきている。講演では、まず英語が現在の地位を獲得するに至った歴史的な経緯を概観し、その上で科学と教育あるいはポップカルチャーと娯楽の分野で、英語が世界共通言語としてどのように用いられてきたのかを具体的な例を挙げて論じてゆく。

講演2:世界都市ロンドン、ニューヨーク、トロントにおける移民と多言語主義について
歴史の皮肉と言うべきか、英語が世界中の非英語圏において歴史上例を見ないほど重要になる中で、英語圏の主要都市ではこれまでにないほど多言語化が進行している。講演では、ロンドン、ニューヨーク、トロントにおける多言語使用の歴史を振り返り、古くは植民地主義や大英帝国にまで遡り、近年ではグローバル化に端を発する今日の移民問題などより現代的な歴史の流れに注目し、これらの都市が辿って来た言語の歴史あるいは文化や社会の歴史を新たな視点から捉えなおしてゆく。
2016.05.20 Dr. Matthias Hutz 公開講演会⑤
「これからのドイツの教育制度」
日時
2016年5月20日(金)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Dr. Matthias Hutz(マシアス・フッツ) 氏 (フライブルク教育大学教授)

内容
ドイツの教育制度は現在多くの深刻な問題に直面している。第1の問題は、ドイツは連邦制度を取っているため、各州の教育制度は異なっているが、その違いが今ますます顕著になりつつあることである。州により学校教育制度が異なることは、ドイツ国内の人口の移動や教育の質の均等性に大きな障害となっている。第2の問題は、政治的主導によって大学に入学する若者の数が増加し、これまでのドイツの伝統であった学校教育と3年間の徒弟制度を組み合わせた職業教育を受ける若者が減少していることである。第3の問題点は教育制度に密接に関連することであるが、ドイツ国内における文化的・民族的多様性が大幅に増加していることである。2015年初頭より100万人以上の難民、亡命者、移民労働者たちがドイツに流入してきており、その子供たちの多くはドイツ語を話せず、受け入れるドイツの学校にとっては極めて深刻な問題となっている。これら3つの問題点につき、ドイツ社会の将来に対する示唆を含めて議論してゆきたい。
2016.05.19 Dr. Matthias Hutz 公開講演会④
「教育大学における教員養成コース」
日時
2016年5月19日(木)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Dr. Matthias Hutz(マシアス・フッツ) 氏 (フライブルク教育大学教授)
内容
ドイツの多くの州では、全ての教員養成コースは伝統的には大学(University)で実施されてきているが、バーデン・ヴェルテンベルク州では初等教育と実技学校と基幹学校の教員養成は教育大学(Pädagogische Hochschule)で実施されている。教育大学では、多くの時間を教育関連科目や心理学や教育学に充てるとともに、生物あるいは数学または英語教育といった教科別の教科教育法の教育にも力を入れている。本講演では、教育大学における教員養成コースと大学における教員養成コースとの違いを比較し、2つの教育機関が並列する理由やその賛否両論について詳細に議論をしてゆく。
2016.05.18 Dr. Matthias Hutz 公開講演会③
「ドイツにおける教員養成」
日時
2016年5月18日(水)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Dr. Matthias Hutz(マシアス・フッツ) 氏 (フライブルク教育大学教授)

内容
ドイツの教員養成は、主として1)大学等の高等教育機関での教員養成、2)初等、中等教育現場での教員養成、3)現職教員を対象とした現場での教員教育、の3つの段階がある。講演では、これらの3つの段階における教員養成を、特に外国語教員養成に焦点を当てて詳細に解説する。その上で、ドイツの大学(University)における伝統的な教員養成あるいは教育大学(Pädagogische Hochschulen)における教員養成を例に取り、様々な教育機関でおこなわれている教員養成について紹介してゆく。最後に、上記の3つの段階で提供される専門的なカリキュラムあるいは様々な形態の試験について紹介し、批判を加えてゆく。
2016.05.17 Dr. Matthias Hutz 公開講演会②
「ドイツの外国語教育制度」
日時
2016年5月17日(火)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Dr. Matthias Hutz(マシアス・フッツ) 氏 (フライブルク教育大学教授)

内容
最初にドイツの外国語教育一般について触れ、現在までどのような教授法が採用されてきたのか、学校教育で学ぶべき外国語はどのように選択されるのかなどについて解説する。次に外国語教育に関する言語政策あるいは現在進められている改革について触れ、なぜ現在行われている早期英語教育が導入されるに至ったのかを、「欧州共通参照枠」(CEFR)との関係の中で論じてゆく。最後に、今後のドイツの外国語教育の目指すべき方向性について述べる。
2016.05.16 Dr. Matthias Hutz 公開講演会①
「ドイツの教育制度」
日時
2016年5月16日(月)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 8号館8506教室

講師
Dr. Matthias Hutz(マシアス・フッツ) 氏 (フライブルク教育大学教授)

内容
現在のドイツの教育制度を初等教育、中等教育、高等教育全般にわたって解説する。ドイツは連邦制を採用しているため、教育制度は各州によって大きく異なる。伝統的には中等教育が開始される5年次より、基幹学校、実技学校、ギムナジウムの3コースに分かれるのが一般的であるが、連邦を構成する16の州の中にはその州独自の学校制度を実施している州や、たとえ制度が同じであってもその名称が州によって異なるなど複雑である。講演では、なぜ州によってこれほどまでに教育制度が異なるようになったのかを歴史的に遡って解説し、その長所と短所について議論をしてゆく。

2015年度

2016.03.11 Dr.Susanne Gundermann 公開講演会⑤
「EMIのクラスにおける学生同士のやり取り」(ワークショップ)
日時
2016年3月11日(金)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館3階D302教室

講師
Dr.Susanne Gundermann ズザンネ・グンダ—マン 氏 (フライブルク大学)

内容
本ワークショップでは、EMIのクラス内で学習効果を高めるための学生同士のやり取りについて取り上げる。EMIの教室では学生間のやり取りが重要になるが、どのようにして学生同士のやり取りを促し、それに対してフィードバックをすればよいのかについての方策やちょっとした工夫などについて見てゆく。加えて、予期せぬ質問などへの対応などについても実際の状況を想定して練習してみたい。
2016.03.10 Dr.Susanne Gundermann 公開講演会④
「EMIの教室内における多様性と異文化コミュニケーション」(ワークショップ)
日時
2016年3月10日(木)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館3階D302教室

講師
Dr.Susanne Gundermann ズザンネ・グンダ—マン 氏 (フライブルク大学)

内容
本ワークショップでは、英語を使って海外からの学生を教えるにあたり、どうやって理解を深めてゆくのかについて共に考えてゆく。この種のクラスでは多様性の度合いも様々であり、言語や文化の違いから発生する問題点もまた多様である。どのようにして事前に問題となるであろう事柄を予測し、対処するのか、そのチェックリスト化も含めて見てゆく。加えて、学生の理解を促進するためにキーワードを書き出しておく方法や話す場合のイントネーションの使い方などにも紹介してゆく。
2016.03.09 Dr.Susanne Gundermann 公開講演会③
「EMI実施のためのサポート:フライブルク大学の事例より」
日時
2016年3月9日(水)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館3階D302教室

講師
Dr.Susanne Gundermann ズザンネ・グンダ—マン 氏 (フライブルク大学)

内容
本講演では、フライブルク大学が実施したEMIサポート・プロジェクトを紹介する。このプロジェクトがどのような条件下と歴史的背景の中で実施されたものかを紹介し、プロジェクトの開発と実施の中心的な役割を果たしたEMIQM(English-medium instruction quality management system)について紹介する。EMIQMでは、EMIの質を高めるためのワークショップ、イーラーニングによる教育、教員への助言・指導を行う一方、質を保証するための認定審査や認定証の発行などを行っている。
2016.03.08 Dr.Susanne Gundermann 公開講演会②
「教員と学生から見たEMIの問題とは」
日時
2016年3月8日(火)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館3階D302教室

講師
Dr.Susanne Gundermann ズザンネ・グンダ—マン 氏 (フライブルク大学)

内容
ドイツの大学においてEMIで展開されるプログラムがもたらす民俗誌学的問題点につき、フライブルク大学で長期間に渡りケーススタディーを行った。その結果、EMIがもたらす問題の多くは、教師や学生が英語を使用することだけに起因するのではなく、EMIにしたがゆえに起こる学生の多様化・多言語化に大きく起因することが分かった。また、その解決には、受け入れ地域の言語文化環境が重要な役割を果たすことも明らかになった。EMIで授業を受けた学生が、プログラムの質の向上のためにはプログラムをどう改善してゆくべきだと考えているのかについて調査したが、その結果も併せて紹介する。
2016.03.07 Dr.Susanne Gundermann 公開講演会①
「高等教育におけるEMI (English-medium instruction)の普及」
日時
2016年3月7日(月)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 14号館3階D302教室

講師
Dr.Susanne Gundermann ズザンネ・グンダ—マン 氏 (フライブルク大学)

内容
現在、世界各地の高等教育機関ではEMIが急速に普及しつつある。本講演では、ヨーロッパの非英語圏の高等教育機関でEMIが普及しつつある現状を、ドイツの事例を中心に紹介してゆく。なぜ現在のドイツではこれほどまでにEMIが必要とされているのか、EMIで様々なプログラムを提供する教育機関はどのような社会・経済的な利益を期待しているのか、そのプログラムで学んでいる学生やそれを教えている教員はいかなる学術的あるいは個人的なメリットを考えているのかなどについて論じてゆく。

2014年度

2015.01.09 公開講演会「大学の英語教育は国際化にあってどのように変わるべきか —近年の英語教育の3つの二元論を中心に—」
日時
2015年1月9日(金)18:30~20:00

場所
立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール

講師
森住 衛 氏(桜美林大学特任教授)

内容
大学の英語教育は国際化にあってどのように変わるべきか。本講演はこの問いかけに答えるために、近年の英語教育が遭遇している3つの二元論を中心に取り上げる。3つの二元論とは、(1)「社会教育」vs「学校教育」、(2)「英語教育」vs「他の外国語教育」、(3)「外国語教育」vs「国際補助語教育」である。この3つは、英語教育の座標軸や視座を大局的に定める上で避けて通れない議論である。本講演では、これらを大学における英語教育に焦点を当てて論じるが、できれば、この議論が大学全体の改革にどのように関係するか、英語教育改革の前提にある大学教育はどの方向に向かうべきかを、特に、近年のスーパーグローバル大学として認定された大学の責務にも言及しながら考えてみたい。全体として、現在の大学英語教育が向かうべき方向として、従来から言われているコミュニケーション力の養成、入試や卒業要件に外国資格試験の導入、一般科目や専門科目の英語での授業など直近の課題にどのように対処するかだけでなく、本来、英語教育をはじめとする外国語教育が担うべき、異文化コミュニケーション、人間形成、恒久平和の課題が真のグローバリゼーションに深く関与していることにも言及したい。
2014.06.06 Dr. David Newby 公開講演会⑤
「社会の変化を反映した現代英語の特徴」
日時
2014年6月6日(金)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス マキムホール(15号館)M302教室

講師
Dr. David Newby(本学招へい研究員/応用言語学博士、元グラーツ大学教授)

内容
過去25年間に起こったイギリス英語を中心とした英語の歴史的変化について具体的に示し、この歴史的変化がいかに社会あるいは教育の分野に反映されているのかを論じ、言語と社会との関係を議論してゆく。
2014.06.05 Dr. David Newby教授 公開講演会④
「新しい文法の教え方—実践的ワークショップ」
日時
2014年6月5日(木)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス マキムホール(15号館)M302教室

講師
Dr. David Newby(本学招へい研究員/応用言語学博士、元グラーツ大学教授)

内容
具体的にどのようなアクティビティーを用いて学校の外国語教育現場で文法を教えたらよいのかを、まず講師が実演し、その後は参加者にも加わってもらい、テーブルを囲んでの実習形式で進めてゆく。(参加形式をとるため人数制限あり。参加者は原則として前日の文法に関する講演を聞くことを条件とする。)
2014.06.04 Dr. David Newby 公開講演会③
「新しい文法の教え方—認知文法+コミュニカティブ・アプローチ」
日時
2014年6月4日(水)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス マキムホール(15号館)M302教室

講師
Dr. David Newby(本学招へい研究員/応用言語学博士、元グラーツ大学教授)

内容
認知文法は比較的新しい学問領域であり、学校教育の現場において外国語教育に様々な応用が可能な文法理論でもある。講演では、認知文法の理論的な部分に焦点を当てて理解を深めるとともに、認知文法をどのようにして学校教育の現場で外国語の文法教育に使ってゆけばいいのかについて、具体的な例を数多く示し、理解を深めてゆく。
2014.06.03 Dr. David Newby 公開講演会②
「「語学教育実習生のためのヨーロッパ・ポートフォリオ」(EPOSTL)とは何か」
日時
2014年6月3日(火)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス マキムホール(15号館)M302教室

講師
Dr. David Newby(本学招へい研究員/応用言語学博士、元グラーツ大学教授)

内容
European Portfolio for Student Teachers of Languages (EPOSTL)は、外国語教師を目指して教職課程で学習している学生に対して、CEFRに基づいて開発された「ヨーロッパ言語ポートホリオ(ELP)」のひとつであり、CEFRの理念を浸透させることを目標にしている。EPOSTLでは、合計7領域(Context, Methodology, Resources, Lesson Planning, Conducting a Lesson, Independent Learning, Assessment of Learning)にわたり、197の自己評価リスト(CAN-DOリスト)が示されている。講演では、EPOSTLに示された原義・原則と、その教員養成における活用方法について議論してゆく。最近公にされた、日本版EPOSTLであるJ-POSTLについても言及してゆく。
2014.06.02 Dr. David Newby 公開講演会①
「「欧州言語共通参照枠」(CEFR)とは何か」
日時
2014年6月2日(月)18:30‐20:00

場所
立教大学池袋キャンパス マキムホール(15号館)M302教室

講師
Dr. David Newby(本学招へい研究員/応用言語学博士、元グラーツ大学教授)

内容
Common European Framework of Reference (CEFR)とは、ヨーロッパにおける外国語学習のレベル別到達度目標である。CEFRは過去10年以上にわたりヨーロッパの外国語教育に多大な影響を与えてきたが、とりわけ、学校の教育課程、教材、試験に対する影響は極めて大きいものがある。講演では、CEFRについて概観し、その背景にある理論および歴史的背景について詳細な説明を加え、CEFRとは何かについて議論してゆく。