2017/10/10 (TUE)

豊島区が2019年「東アジア文化都市」国内候補都市に決定
~吉岡知哉総長が全体統括に~

キーワード:社会・地域連携

OBJECTIVE.

豊島区が2019年「東アジア文化都市」国内候補都市に決定し、本学の吉岡知哉総長が東アジア文化都市2019豊島の全体統括に着任しました。

「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3ヵ国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連するさまざまな文化芸術イベント等を実施するものです。これにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指します。また、東アジア文化都市に選定された都市がその文化的特徴を生かして、文化芸術・クリエイティブ産業・観光の振興を推進することにより、事業実施を契機として継続的に発展することも目的としています。
この度、豊島区が、横浜市(2014年)、新潟市(2015年)、奈良市(2016年)、京都市(2017年)、金沢市(2018年)に続き、6番目の国内候補都市に決定しました。※2018年に開催される日中韓文化大臣会合において、中国および韓国から提案される都市とともに、正式に決定される予定です。
豊島区では、準備委員会を組織。全体統括に本学の吉岡知哉総長が、舞台芸術部門総合ディレクターに宮城聰氏(SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督、東京芸術祭 APAF-アジア舞台芸術人材育成部門プロデューサー)が着任しました。

また、10月3日(火)には、本学池袋キャンパスタッカーホールにて報告会が開催され、近藤誠一氏(近藤文化・外交研究所代表/元文化庁長官/豊島区国際アート・カルチャー都市懇話会会長)による基調講演「東アジア文化都市として豊島区は何をすべきか?」や、月影瞳さん(元宝塚歌劇団・娘役トップスター)による「東アジア文化都市」国内候補都市決定記念ステージなどが行われました。

ご挨拶

MESSAGE

東アジア文化都市2019豊島 全体統括        
立教大学総長 吉岡 知哉

このたび、東アジア文化都市事業の全体統括という、大変なお仕事をお引き受けすることになりました。

中国、韓国、日本は、有史以前から長い歴史的な関係を持っており、文化的にも多くの共通点を持っています。その一方で、それぞれの地で独自の発展を遂げた多彩な特徴もあります。東アジア文化都市事業はこれらの共通点と独自性をもとに、相互理解をさらに進め、豊かな未来を築いていくという、大きな目標を持った事業です。
日本においてはこれまで、いずれも政令指定都市、中核市で展開してきましたが、今回、豊島区が選定されました。2019年は、東京オリンピック・パラリンピックの前年にあたり、東京はもとより、日本全体でさまざまな催しが開かれることでしょう。この大切な年に、東アジアの文化を代表する3つの都市の一つとして、世界に向けて発信できることは、大変意義のあることだと思います。

さて、豊島区には多様性に満ちた7つの大学があり、豊島区と地域連携に関する包括協定を締結し、さまざま協働事業を展開しています。これは他の都市にはない豊島区の大きな特徴です。東アジア文化都市という事業においては、施設貸与や研究者の協働、学生の力によるボランティア展開や事業への参画など、この特徴を最大限に生かすことができればと考えています。

地元の皆さんと一丸となって、2019年の東アジア文化都市が大成功を収めることができるよう、全体統括としての職責を果たしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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