2016/05/06 (FRI)

理学部の上田恵介元教授が「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

理学部生命理学科の上田恵介元教授(2016年3月定年退職)が、平成28年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞しました。

環境省では、自然環境の保全に関し、顕著な功績があった者(または団体)を表彰し、これをたたえるとともに、自然環境の保全について国民の認識を深めることを目的に、1999年度から毎年度、「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を行っています。

上田元教授は、セッカの配偶システムやカッコウ類と宿主の共進化、鳥類による種子散布など野外における鳥類の行動生態の調査研究に長年従事しています。その知見から1994年より22年の永きにわたり鳥類標識調査の検討委員を務め、2008年からは座長としてそのとりまとめをするなど、自然環境の調査研究および普及啓発活動に尽力されました。その功績をたたえられ、受賞の運びとなりました。

環境省 :平成28年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰について

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理学部生命理学科上田 恵介 元教授

環境省では自然環境の保全について国民の認識を深めることを目的に「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を行っています。今年度の表彰は、私を含め35件が選ばれました。

私が選ばれた対象分野は調査・学術研究部門で、「自然環境の保全・創造や自然とのふれあいに関する調査、研究で顕著な功績がある者」とのことです。自然環境の保全は私の本来の研究分野ではないのですが、環境省のいくつかの検討委員会の委員や座長をしていることへの貢献が評価されたのだと思います。

しかし「基礎的な研究がもっとも応用的な研究である」とは、私の尊敬していた昆虫学者伊藤嘉昭さんの言葉です。鳥の行動生態学は、ノートと双眼鏡さえあれば、野外でいくらでもデータが取れる分野です。定年後も鳥の行動生態学という最も基礎的な学問分野から、自然環境の保全、野鳥保護に貢献できる研究ができたらと思っています。