2016/01/15 (FRI)

理学研究科の池澤祥太さんが地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)第138回講演会で学生発表賞を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

理学研究科物理学専攻修士課程2年次の池澤祥太さんが、10月31日から11月3日に開催された地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)第138回講演会において、「ジオコロナ撮像装置LAICA の開発と撮像結果」という題目で論文発表を行い、学生発表賞(オーロラメダル)を受賞しました。授賞式は、来年5月の地球惑星科学連合2016年大会中のSGEPSS総会で行われます。

学生発表賞(オーロラメダル)は、学生による将来性、独創性のある研究を顕彰することを目的に設立されました。3つの分野に分けて審査は行われ、15から20名に1名程度の比率で受賞者が選出されます。池澤さんは、大気圏、熱圏・電離圏、惑星圏などの第2分野において選出されました。また、池澤さんは私立大学の学生として本賞を受賞した初めての方になります。

発表の要旨

「ジオコロナ撮像装置LAICA の開発と撮像結果」
LAICAは、地球の周りを広く覆っている水素の層「ジオコロナ」を深宇宙から撮像することを目的に、理学部の亀田真吾准教授と研究室の学生が中心に開発した小型宇宙望遠鏡です。深宇宙からのジオコロナ撮像は1972年のアポロ16号以来行われていませんでしたが、2015年1月9日に、LAICAによって43年ぶりとなるジオコロナの撮像に成功しました。さらにその時の観測視野はアポロ16号による結果を大きく上回り、世界で初めて数十万kmまでに及ぶジオコロナの姿を捉えることができました。この度の学会では、LAICAの概要と撮像結果、撮像結果のデータ解析を進め、ジオコロナ分布を説明するモデルについて発表をしました。

コメント

COMMENT

理学研究科物理学専攻修士課程2年次池澤祥太さん

歴史ある学会でこのような賞をいただき大変うれしく思います。また私立大学で初めての受賞者になることができ、光栄に思います。私たちがLAICAの開発を開始したのは2013年で、当時私は学部の4年次生でした。翌年にLAICAが完成し、データ取得に成功したのが修士1年次の時です。現在はデータ解析を進め、モデルの提案に至り、今回それが認められて学生発表賞をいただくことができました。
この受賞は、指導教員である亀田准教授のご指導があったからこそだと考えております。心より御礼申し上げます。また過酷を極めたLAICA開発で昼夜問わず、ともに戦った卒業生の佐藤允基氏、桑原正輝氏にもこの場をお借りして御礼申し上げます。