2016/01/01 (FRI)

新年のごあいさつ

キーワード:その他

OBJECTIVE.

明けましておめでとうございます。

2016年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げるとともに、皆さまのご健康とご多幸を心からお祈りいたします。

立教大学は昨年、創立150年にあたる2024年に向けて、『RIKKYO VISION 2024』を公表しました。若手と中堅の教職員を中心に、ほぼ1年間にわたる調査や議論を積み重ねて策定されたVISIONは、これまでの伝統を踏まえた現在から未来に向けた構想であるのと同時に、まだ見ぬ未来に視点を置いて現在の立教大学のあり方を確認するための指標でもあります。中心的理念を表わす "Lead the Way" というフレーズには、激しく変化する現代にあって、高い志と構想力を持ち自ら道を拓いていく人間を育てるという決意が込められています。

立教大学は、国際性の涵養とリベラルアーツ教育とを建学以来の教育の柱としてきました。2014年に発表した『RIKKYO GLOBAL 24』で示した国際化の方向性は、VISIONのアクションプランの中心部分を構成しています。

また、リベラルアーツの現代的再構築という視点から検討を重ねて来た学士課程教育の変革についても、全体の基盤をなすものとしてVISIONに組み込まれています。本年4月から開始される新しい学びの体系「RIKKYO Learning Style」では、専門と教養、正課と正課外といった枠組みを超えて、4年間の学生生活全体を人間的成長の機会ととらえ、「導入期」「形成期」「完成期」という成長過程に応じた教育カリキュラムを展開します。
ダイナミックな学びの過程を通じて、学生一人ひとりがそれまで気づかなかった自分の可能性を見いだし、目標をたて、その目標に向かって歩む力をつけることができるよう、教育体制と学修環境をより一層高度なものへと整えていきます。

グローバル化とそれに伴う社会の変動はますます加速しています。このような時代にこそ状況に揺さぶられない自立した知性が求められます。私たちは教育研究を通じて多くの人々と手を携えて困難に立ち向かい、望ましい未来を築く努力を続けていきます。本年も皆さまの変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。

2016年元旦
立教大学総長 吉岡知哉

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