2015/10/08 (THU)

コミュニティ福祉学部の藤井敦史教授と原田晃樹教授が日本協同組合学会学術賞を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科の藤井敦史教授と原田晃樹教授が共編著『闘う社会的企業』(勁草書房 2013年)により、日本協同組合学会学術賞を受賞しました。

日本協同組合学会は、協同組合運動のあり方について学際的に研究することを目的として1981年4月に設立されました。現在は会員約700名、賛助会員46団体を有しています。

日本協同組合学会学術賞は、同学会に5年以上継続している会員による特に顕著な研究業績に授与されるものです。『闘う社会的企業』は社会的企業の論理と実証を明らかにした体系的な研究業績であり、特に社会的連帯経済組織としての協同組合研究の発展に寄与するものと高く評価され、このたびの受賞に至りました。

授賞式は10月3日(土)岐阜大学で開催された同学会第35回大会内で行われました。

『闘う社会的企業』

素晴らしいアイデアで社会問題を解決してくれる万能の社会的企業は、存在しうるのか? 本書は、都合の良い言説のみ流布され実証研究がなかった社会的企業について、精緻な理論分析と実態調査を重ね、社会的企業を支える制度的基盤の弱さを照射。日本で社会的企業を発展させる為の実践的課題を提示する。(勁草書房Webサイトより)

コメント

COMMENT

コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科原田晃樹 教授

本書は、社会的企業の概念や制度環境を理論的に説明することと、その理論枠組みに依拠しながら、実際に日本の社会的企業の実態を明らかにすることを目的としています。日本では、イノベーティブで斬新なアイデアを持ったアントレプレナー(=ヒーロー)の活躍を描く社会的企業(起業)論が中心です。これに対し、私たちは、欧州の研究動向に依拠しつつ、市民参加や連帯を基礎とした社会的企業観を提示したいと考えていました。本書を通じて、社会の困難の解決に向けて愚直に取り組む事業体に少しでも光が当たることを願っています。

本書は、私たちの個人科研だけでなく、コミュニティ福祉学部あげて取り組んできた私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の成果でもあります。苦楽を共にした学部教員・スタッフ、それからリサーチ・イニシアティブセンター職員の皆さま方には本当にお世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。