2014/07/31 (THU)

経済学部の老川慶喜教授が企業家研究フォーラム賞を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

経済学部経済学科の老川慶喜教授が、2013年10月に出版した『井上勝』(ミネルヴァ書房)により、「企業家研究フォーラム」の学会賞(企業家研究フォーラム賞[著書の部])を受賞しました。
授賞式は、7月19日(土)に大阪大学中之島センターで開催された「企業家研究フォーラム2014年度年次大会」総会の席上で執り行われました。

■企業家研究フォーラム賞について
企業家活動の研究調査を通じて経済と社会の活性化を図るため、優秀な著書および論文を選定し、その業績を広く顕彰することを目的として制定されました。
賞は、企業家研究フォーラム賞(著書の部)、企業家研究フォーラム賞(論文の部)、企業家研究フォーラム賞(特別賞)の3種類あり、原則として、毎年各賞とも1点ずつ選ばれます。

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経済学部経済学科老川慶喜 教授

井上勝といってもほとんどの方は知らないと思います。幕末期に井上馨、伊藤博文、山尾庸三、遠藤僅助らとロンドン大学に密航留学をした、いわゆる長州ファイブの一人で、帰国後は鉄道専門官僚として明治期の鉄道システムの構築に尽力した人物です。井上勝は、これまで首尾一貫した「鉄道国有主義者」とみられてきました。私は、数年前からこうした評価に疑問をいだき、ともかく井上勝に正面から向き合ってみようと思い、評伝『井上勝』を執筆しました。片山杜秀氏が、昨年の『文藝春秋』(12月号)で「私のベストスリー、2013」の1冊に取り上げてくれ、私の主張を評価してくれました。そしてこのたび、企業家研究を専門とする学術団体「企業家研究フォーラム」で学会賞(著書の部)をいただけることになり、大変光栄に思っています。来年3月には定年を迎え、研究者としては終盤を迎えますが、これを励みに一層精進していきたいと思います。