2014/04/04 (FRI)

理学部生命理学科の塩見大輔准教授が日本細菌学会「黒屋奨学賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

理学部生命理学科の塩見大輔准教授が、「細菌形態形成制御機構に関する研究」により日本細菌学会「黒屋奨学賞」を受賞しました。

「黒屋奨学賞」は、細菌学および関連領域において、新しい着想や未開発の分野の研究を展開しつつあり、独自性の高い研究の創成が期待される新進気鋭の研究者を奨学するものです。

塩見准教授は、大腸菌をモデル生物として研究を行っています。大腸菌の形態は円筒状ですが、これまで約4,000個の大腸菌の非必須遺伝子(大腸菌の生育・増殖に必要ではない遺伝子)を一つずつ破壊したライブラリーから、形態が球状になった変異体を発見。この原因となる遺伝子はこれまで機能未知の遺伝子であり、塩見准教授の研究グループはこの新規遺伝子をrodZと命名しました。RodZタンパク質は、既知の形態形成因子であるMreBアクチンなどと協調して、大腸菌の形態形成を制御する因子であると考えられています。

受賞の対象となった研究の多くは、塩見准教授が国立遺伝学研究所 仁木宏典教授の研究室の博士研究員であったときに行われました。現在、塩見准教授は、本学でRodZ-MreBを中心とした形態形成制御機構の全容解明を目的に研究を行っています。