コミュニティ福祉学専攻

OBJECTIVE.

「いのちの尊厳のために」を理念に幅広い受け入れ体制を整備

学部で社会福祉学系を専攻した学生はもちろんのこと、すでにこの分野で活躍されている社会人など、「いのちの尊厳のために」貢献したい人々に向けても、幅広く受け入れ体制を整えています。

専攻のポイント

  • 4つの分野で総合的な福祉研究を展開

    「いのちの尊厳のために」を基本理念として、福祉・コミュニティ・健康・人間・生命について研究します。福祉学系、コミュニティ政策学系、スポーツウエルネス学系、福祉人間学系の4つの分野からなる総合的で清新なカリキュラムを展開しています。

  • 学際的かつ国際的な視座を培う

    福祉学、社会学、心理学、経済学、地方行政論、NPO・NGO論、宗教人間学、生命倫理学、そしてスポーツウエルネス学などを専門とする充実した教員のもと、学際的かつ国際的な視座を培うことをめざします。

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他大学院との盛んな交流

聖路加国際大学大学院のほか、社会福祉学専攻課程協議会に加盟している11校の大学院の授業を履修し、そこで取得した単位を10単位まで修了必要単位に含めることができます。加盟校は、法政大学、上智大学、関東学院大学、明治学院大学、日本女子大学、日本社会事業大学、立正大学、ルーテル学院大学、淑徳大学、大正大学、東洋大学の大学院です。単位互換のみでなく、大学院生・教員同士の大学の枠を超えた交流・情報交換の場として、研究や実践で大事になる人的ネットワークや情報網を広げるよい機会になっています。自分の研究テーマと似た他大学の大学院生と話がしたい、自分とは異なった視点からの意見も聞いてみたい、など活用の仕方はさまざまです。

大学院生の研究支援が充実

立教大学学術推進特別重点資金は学内の諸研究プロジェクトを資金面から支援するものです。大規模なプロジェクト研究ばかりでなく、大学院生の研究に対しても20万円の研究費を補助する制度もあります。研究費の支援ばかりではなく、大学院生が学会報告をする際の旅費を支給する制度もあります。

コミュニティ福祉学専攻専任教員/研究テーマ  *印の教員は、2019年3月または2020年3月に退職予定のため原則として博士課程後期課程の研究指導は担当しません。

  • 浅井 春夫 教授(2017年3月 退職予定)

    主要研究テーマ:児童福祉政策・実践

    教員紹介

    児童福祉政策・実践の研究およびセクソロジー(人性学)を研究領域としている。具体的なテーマとしては、子どもの貧困、児童養護問題の分析、児童福祉実践論、子育て支援・保育問題、戦後沖縄の孤児院の歴史などを研究している。また、子どもの性的発達研究、性的マイノリティ問題研究、性教育のカリキュラムづくりなどを研究している。

  • 藤井 敦史 教授

    主要研究テーマ:非営利組織

    教員紹介

    阪神淡路大震災後の神戸で、NPOによるコミュニティ形成を基盤とした問題解決のあり方(市民的専門性)について研究を行ってきた。その後、神戸のコミュニティ・ビジネスに対する調査研究の延長線上で、欧州の社会的企業の理論潮流や実態に関心を持つようになり、現在は、社会的企業が発展していく際の条件となる中間支援組織やコミュニティ開発のあり方について調査研究を進めている。

  • 原田 晃樹 教授

    主要研究テーマ:地方自治、行政学、分権、協働、権限移譲

    教員紹介

    地方自治・行政学の分野のうち、官民役割分担に関する領域(主に自治体と市民・NPOとのパートナーシップ〈協働〉政策やNPOへの事業委託、助成等の取組など)及びわが国の地方制度に関する領域(地域内分権、大都市制度、都道府県制、都道府県─市町村関係など)を主な研究対象としている。

  • 平野 方紹 教授

    主要研究テーマ:社会福祉行財政、社会福祉原論、公的扶助論

    教員紹介

    福祉事務所などで福祉実践に、厚生労働省や県庁で福祉行政に二十余年取り組み、その現実からの学びが研究の出自となっている。研究領域は福祉サービス供給体制論(福祉の行財政、人材育成と資格制度、サービス利用システム利用者負担など)と公的扶助が主である。地方自治体の福祉現場に焦点を当てて、貧困をはじめとする福祉問題への対応を模索する実践的なアプローチを軸とした研究を進めている。今、地域主権改革による福祉システムの再編が進められており、こうした改革によって社会福祉がどのようになるのかが喫緊の研究課題である。

  • 飯村 史恵 准教授

    主要研究テーマ:社会福祉学

    教員紹介

    権利擁護活動のフィールドワーク等を背景に、新たな時代に求められるソーシャルワーク実践モデルを追究していきたいと考えている。主な関心領域は、①権利擁護、苦情解決、サービス評価等利用者主体のサービス実現に必要なシステム構築、②地域を基盤としたソーシャルワークと住民参加の方法論、③事業所の特性に応じた福祉マネジメントなどである。

  • 石井 秀幸 特任准教授

    主要研究テーマ:バイオメカニクス,スポーツ工学

    教員紹介

    バイオメカニクス(生体力学)、スポーツ工学を専門分野とし、「スポーツパフォーマンス向上」「外傷・障害予防」「健康維持・増進」などに関わる身体動作の仕組みについて力学的・工学的手法を用いて研究している。また研究においては、スポーツと医学と工学のコラボレーションを心掛けている。最近は、有限要素解析によるコンピュータシミュレーションを用いて、サッカーのキックのインパクト、接地中の足部内挙動、膝前十字靭帯損傷の受傷メカニズムに関する研究に取り組んでいる。

  • 石渡 貴之 准教授

    主要研究テーマ:体温調節、脳内神経伝達物質、発育発達

    教員紹介

    環境生理学、温熱生理学を専門分野とし、体温調節におけるセロトニンやモノアミンなどの脳内神経伝達物質の役割について研究を行っている。また、私達を取り巻く生活環境の変化や生活習慣の乱れから生じる生体の様々な問題について、生理学的・神経科学的観点から物事を捉え、解決策を考えている。最近ではメンタルヘルスに注目した、小学生の体組成や運動との関係についての生理心理学的検討も行っている。

  • 加藤 晴康 教授

    主要研究テーマ:スポーツ医学、整形外科

    教員紹介

    トップアスリートにおける筋・軟骨・骨などの運動器損傷は、時に選手生命にかかわる問題である。また、中高齢者における運動器機能の低下は、生活の質を下げるだけでなく、外傷、疾患のリスクを上昇させる。このような運動器における問題を医学の視点から、これまで基礎的実験を行ってきた。現在、打撲や肉離れなどの筋損傷が生じた時の筋再生に関する研究と、骨粗鬆症・骨代謝に関連する新しい治療薬の探究を行っている。

  • 河東 仁 教授*

    主要研究テーマ:宗教学

    教員紹介

    宗教心理学的な観点から見た、日本の文化史と思想史の研究を主たるテーマとする。具体的には、日本の古典文学の中で、夢に対してどのような宗教的な意味づけがなされているかを作品ごと、そして時代ごとに考察する中で、わが国の精神史の一端を明らかにする作業をしている。ここしばらくは、中世に焦点をあてていきたい。

  • 北島 健一 教授

    主要研究テーマ:サードセクター、NPO、協同組合、社会的企業

    教員紹介

    社会経済学の観点から、NPOや協同組合など民間の非営利の事業体を素材にして、経済=市場経済という一面的な見方を問い直し、多元的な経済のあり方を研究している。最近は、就労支援、社会サービス、地域づくりの分野の社会的企業、 コミュニティビジネスと呼ばれる新しいタイプの事業体、およびそれを支える公共政策に関する研究に取り組んでいる。

  • 木下 武徳 教授

    主要研究テーマ:社会福祉学

    教員紹介

    主な研究の領域は、貧困・低所得問題と、その対策としての生活保護制度や生活困窮者自立支援制度などの社会福祉・社会保障のあり方を、地域での実態や海外、特にアメリカとの比較、および行政の責任と民間福祉の役割-社会福祉の公民関係のあり方-をふまえて検討している。近年は、アメリカの福祉事務所の民間委託、生活保護を利用している稼働年齢層の特徴や生活保護制度上の課題、過疎・都市部の地域福祉の社会資源のあり方などについて研究してきた。現在は、2015年4月より実施されている生活困窮者自立支援制度の各地域での支援体制、生活保護制度の不服申立制度のあり方、日米の福祉事務所の就労支援等の体制などについて研究している。

  • 小長井 賀與 教授*

    主要研究テーマ:犯罪者、社会的排除、再統合

    教員紹介

    元犯罪者や元非行少年など犯罪前歴や種々の社会的負因をもつ人々の社会への再統合について、司法福祉の観点から研究している。最近は、犯罪をめぐる犯罪者と国家の責任、人権保障と再統合施策の関連、刑事政策と社会政策の連繋、地域福祉による社会的排除者への支援に関心があり、日欧の制度比較をしながら、体系的な犯罪者処遇論を組み立てることを課題としている。

  • 空閑 厚樹 教授

    主要研究テーマ:バイオエシックス、生命倫理学、社会学、人権

    教員紹介

    生命倫理学と環境倫理学の諸課題を、「いのち、人生、暮らし」をめぐる今日的課題として捉え、持続可能な福祉コミュニティ形成の視点から研究している。具体的には当事者を主体とした地域活性化の現状、可能性、課題および、持続可能な福祉コミュニティ形成において求められる人間観、社会観を実践事例の批判的検討を通して研究している。

  • 松尾 哲矢 教授

    主要研究テーマ:スポーツ社会学

    教員紹介

    社会現象としてのスポーツに対して社会学的にアプローチし、戦後日本のスポーツ界における《場》の構造変動と文化的再生産の研究を主要な研究テーマとしている。また、こうした研究テーマから日本のスポーツ政策の動向、しょうがい者スポーツとコミュニティ、地域スポーツクラブとコミュニティ形成、生涯スポーツシステムの動向などを研究課題としている。

  • 松山 真 教授

    主要研究テーマ:ソーシャルワーク

    教員紹介

    ソーシャルワークは、法的枠組みを超えて生活全般を対象とし、あらゆるものを活用する創造的思考である。ソーシャルワークの価値、視点は抽象的な概念だが、実践においてはこれを具体化していくことが求められている。ソーシャルワーク理論、価値についての実践的解釈をめざし、社会の大きな変化の中でソーシャルワークは何ができるかを考えている。

  • 長倉 真寿美 教授

    主要研究テーマ:高齢者福祉論

    教員紹介

    高齢者を在宅でケアするためのフォーマル・インフォーマルサービス、認知症高齢者のケア環境整備、介護保険サービスの利用水準における市町村間格差など、高齢者介護に関わる問題について研究を行ってきた。現在は、高齢者が住み慣れた家庭や地域で生活することを可能にする、地域ケアシステムの構造及び、そのようなケアシステムが個々人の生活に与える影響をテーマに研究を進めている。

  • 濁川 孝志 教授*

    主要研究テーマ:健康科学、運動生理学、ウエルネス論

    教員紹介

    以下の領域およびテーマに関し研究指導を行う。①スピリチュアリティと健康の関連性②死生観、生きがい観と心身ウェルネス③アウトドアスポーツ④自然環境問題⑤星野道夫論

  • 沼澤 秀雄 教授

    主要研究テーマ:トレーニング科学、バイオメカニクス、コーチ学

    教員紹介

    身体運動を科学的に分析、評価することによる、スポーツ競技のコーチングが主な研究分野である。特に身体能力のスピードとパワーに関するトレーニングから、あらゆるスポーツアスリートの競技力向上を目的とした研究を行う。スポーツ指導現場で生じる問題の解決にトレーニング科学がどのように接近できるかがテーマになる。

  • 大石 和男 教授

    主要研究テーマ:首尾一貫感覚、ストレス対処、スポーツ

    教員紹介

    神経生理学および健康心理学を基礎にして、健康やスポーツに関わる心理的要因について調べてきた。これまでの研究テーマは、「タイプA行動と生活習慣」、「スピリチュアルな価値観とウエルネス」、「首尾一貫感覚(SOC)とスポーツ」などである。これからは、SOCを高める方策をスポーツや価値観との関連から研究していきたい。

  • 三本松 政之 教授*

    主要研究テーマ:福祉社会、コミュニティ、コンクリフト

    教員紹介

    研究領域は、福祉社会学、地域社会学で、地域社会における社会的異質性と排除問題に関連し、「社会的弱者」論、外国籍住民とその生活課題、コミュニティ形成主体とNPO、福祉ボランティア論などをテーマとしている。現在は、社会的バルネラブルクラスへの生活支援に関わる日韓比較研究を進めている。

  • 佐野 信子 准教授

    主要研究テーマ:体育、ジェンダーフリー、男女共同参画、ウェルネス

    教員紹介

    スポーツ・体育、ウエルネスをジェンダーの視点から研究している。スポーツ・体育が内包するジェンダー・バイアスを検証し、ジェンダー公正なスポーツ・体育のあり方について考察している。また、ウエルネスをめぐる諸現象をジェンダーの視点から検証することにも取り組んでいる。

  • 芝田 英昭 教授

    主要研究テーマ:社会保障

    教員紹介

    格差・貧困問題の緩和・解決策としての社会保障をどのように構築していくのかを、研究対象としている。ここ20年来、日本とニュージーランドの社会保障・社会福祉政策の比較研究を行っている。ニュージーランドは1980年代以降、社会保障等の規制改革を断行したことで、貧困や世界一高い若者の自殺率等の課題を抱えることとなった。近似的な様相を呈している日本とって、ニュージーランドの社会保障動向は極めて参考になる思われる。

  • 杉浦 克己 教授

    主要研究テーマ:スポーツ栄養学、フィットネス

    教員紹介

    運動・スポーツを通じた健全な発育・発達、健康増進あるいはパフォーマンス向上を実現することに対し、栄養学的にアプローチすることを研究テーマとしている。また、日本の「食」の諸問題に対し、運動・スポーツを活用した新たな栄養教育の方法を構築することも研究課題としている。

  • 杉山 明伸 准教授

    主要研究テーマ:ソーシャルワーク

    教員紹介

    医療ソーシャルワーカーとして、精神科領域を中心に、緩和ケア・一般急性期・リハビリなどの分野で実務に従事し、現任者団体の運営にも関わってきた。この間、ソーシャルワーク実践に先行する“素養”を実感していた。この内容の解明と、鍛錬可能であるとすれば、より具体的なプログラムの開発が自分の課題と認識している。

  • 鈴木 弥生 教授

    主要研究テーマ:社会開発

    教員紹介

    先進国主導による経済成長重視の援助や開発は、貧富格差の拡大や生態系の破壊といった新たな社会問題を引き起こしている。そのような上からの援助や開発のあり方を見直す中で認識されるようになった「社会開発」について研究している。社会開発の課題としては、深刻な子どもの労働、スラム居住者とスラム強制撤去、そして、その根幹にある農村の貧困に焦点をあて、これらの問題解決に取り組む市民社会の理念と活動および貧困層の参加実態について現地調査もふまえて明らかにしている。そのうえで、市民社会の役割や貧困層のウェルビーイング実現について検討している。最近では、グローバリゼーションと国際労働移動についても研究を行っている。中でも、バングラデシュをはじめとする途上国出身者の労働実態に焦点をあてている。

  • 外山 公美 教授

    主要研究テーマ:行政学

    教員紹介

    「行政学」、「地方自治論」及び「政策学」の分野を中心に研究を行っている。「行政学」では、主として行政苦情救済制度やオンブズマン制度について、「地方自治論」では、長と議会の関係を中心とした地方政府制度論や主として北米の制度との比較地方自治論を研究している。また、「政策学」では、政策諸過程の分析や都市政策・地域政策を中心に研究を進めている。なお、すべての研究分野において国内外での現地調査等を実施している。以上のような研究分野の関係上、大学院修了者を対象とした国家・地方公務員試験受験希望者や既に公務員職にあってスキルアップを目標としている者に対しては積極的に対応していきたいと考えている。

  • 安松 幹展 教授

    主要研究テーマ:運動生理学、環境生理学、サッカー、ゲーム分析

    教員紹介

    環境生理学および運動生理学的アプローチから、サッカーを中心に競技力向上に関する研究を行っている。「暑熱環境下における運動中の体温調節機能とパフォーマンスの関係」「サッカー選手に対するフィジカルチェックテストとトレーニングの検討」「車椅子バスケットボールの運動分析」「サッカーのゲーム中のフィジカルパフォーマンス分析」などが、現在の研究テーマである。

  • 結城 俊哉 教授

    主要研究テーマ:ケア,ノーマライゼーション、障害者福祉

    教員紹介

    「障がい者福祉」領域における障害のある人々の地域における自立生活支援のための実践研究を課題として、1障害受容の問題、2障がい者と家族をめぐる生活問題、3ケアの担い手をめぐるストレス問題(バーンアウト)などを中心に地域及び施設におけるケア実践の方法について取り組んできた。最近は、3.11以後の震災被災地域におけるフィールド・ワークをベースとした「災害福祉と障がい者」とコミュニティにおける「再生力・回復力」(リジリエンス)に関わる「障害当事者活動の展開」と「被災経験の記録化」プロジェクトを進めている。さらに、障がい者の生活の質(QOL)と自己表現活動としてのアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)を中心とした福祉文化論を研究テーマとしている。

  • 湯澤 直美 教授

    主要研究テーマ:ジェンダー、女性福祉、貧困、差別、家族福祉

    教員紹介

    家族問題とジェンダーが交錯する領域および貧困問題を射程に、社会福祉の制度・政策論、実践論に関して研究している。近年は、①子ども/女性の貧困、②ひとり親家族、③ドメスティック・バイオレンスなどに焦点をあて、実証研究を進めている。それらを通し、女性支援政策の体系化を考えている。