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(掲載日2010.03.24)

"あなた色に染まるまち" 『ぶらって羽生』で地域活性化!

埼玉 地域交流フットパスプロジェクトの皆さん

観光学部観光学科3年次生: 小野恵里佳さん、佐久間美帆さん、瀬田純平さん、吉田佳織さん、吉田さおりさん、渡辺麗子さん、観光学部交流文化学科3年次生:井上弘貴さん、佐藤洋子さん、樋口萌さん、観光学部観光学科2年次生:浦瀬静香さん、大谷知也さん、田中美紗子さん、 観光学部交流文化学科2年次生: 浅原怜美さん、丁田徹也さん、山岸伸一郎さん

立教大学では、株式会社武蔵野銀行との「産学連携協定」に基づく取り組みとして、「埼玉 地域交流フットパスプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは本学観光学部の学生が中心となり、武蔵野銀行の支援と地元の方々の協力のもと、埼玉県東部の比較的歴史のあるまちに焦点を当て、地域活性化に向けた新しい魅力を創造することを目的としています。

2008年度にはプロジェクト第一弾としてまち歩きマップ『ぶらって幸手』を作製しましたが、この度プロジェクト第二弾としてまち歩きマップ『ぶらって羽生』が完成しました。2010年2月5日(金)には羽生市民プラザにて『ぶらって羽生』マップ完成披露・贈呈式が開催され、加藤武蔵野銀行頭取より河田羽生市長へマップが贈られるとともに、学生によりマップや関連グッズが紹介されました。また、式終了後は学生のガイドによるまち歩きイベントも実施されました。

今回は、『ぶらって羽生』の作製に携わった「埼玉 地域交流フットパスプロジェクト」の皆さんにマップ作製にまつわるエピソードを伺いました。

前年度の『ぶらって幸手』に続き本年度は『ぶらって羽生』を作製されました。なぜ今回は羽生市に注目されたのでしょうか?

埼玉県東部の地域は、秩父や川越といった県内の観光地に比べるとあまり目立ちません。しかし、そのような地域の魅力を学生メンバーが掘り起こし、観光を通して人々に伝え、地域を活性化することがプロジェクトの目的です。

学生メンバーが幾つかの候補地を視察した中で、(1)繊維産業で街が発展した歴史があること、(2)路地が多い、(3)古い寺社の文化が残っていること、(4)郊外の豊かな自然、などひとつの街でも様々な面を持っていることが魅力であると思い、羽生市を選びました。

また、正直な話、直感的に「この街ならできそうだ!」という思いもありました。

マップ作製に向けてどのような準備をされましたか?

まず、前年度作製した『ぶらって幸手』を利用くださった方々に対するアンケート調査の結果を受けて、今回は冊子として1冊にまとめ、マップだけではなくコラムなど読み物としての充実を図り、さらに関連グッズの充実や改善を図ろうと考えました。

次に、羽生市の情報を収集するために、市役所の担当の方と、マップ作製の時点から何度も打ち合わせをしました。市内の店舗にも、何度も訪れて情報収集をしました。やはり羽生市の方々と直接お話することで、紙やデータからでは読み取ることのできない羽生市の実態を把握することができました。

最後に、収集した情報をもとに学生メンバーで羽生市のイメージを話し合い、「あなた色に染まるまち」というコンセプトを決め、それに沿ったマップのデザインを考えました。この時の話し合いは、羽生プロジェクトの方向性を決める重要なものだったので、時間をかけて行い、議論も白熱しました。

作製過程で苦労した点があれば教えてください。

一番苦労したのは、年齢問わず誰にとってもわかりやすいマップにするための工夫です。「正しい情報を、どんな人にもわかりやすく伝える」ということが予想外に大変でした。情報を盛り込みすぎるとマップが見づらくなってしまったり、すっきりさせても殺風景になってしまったりと、情報とレイアウトのバランスを取ることが難しかったです。

そんな時は、地域の方々などなるべく多くの方々に作製途中のマップを見ていただき、アドバイスをいただきました。

マップが完成した時の感想をお聞かせください。

「わずか8ページ」に1年間をかけてきたので、完成した時の感動はとても言葉では表すことができません。完成したマップを手にした時は、「わが子にやっと出会えた!」とまるで親のような気持ちでいっぱいでした。協力くださった皆さんに一刻も早くご見ていただきたいと思いました。

羽生市の皆さんの反応はいかがでしたか?

とても喜んでくださいました。
「懐かしい」「羽生にもこんなところあったんだ」「ここ知ってるぞ!」とマップを見ながら、地域の会話が弾んでいくことも何よりうれしかったです。店舗にもマップを置いていただいているのですが、伺うたびに「あっという間になくなちゃったのよ~」と言ってくださるお店もあり、マップの補充も行っています。私もお店に伺ったときにお客様がマップを手にする瞬間を見たことがあり、とてもドキドキしたことを覚えています。

このプロジェクトを通じて成長したと思う点があれば、教えてください。

まず、物事を多面的にとらえることの重要性を学びました。
マップの作製にあたり、武蔵野銀行、羽生市役所、羽生市商工会・地域の方々、マップのデザインや印刷関係でお世話になった方など、実に多くの方々と関わる機会がありました。例えばマップのデザインや掲載店舗など、ほとんどのことは学生の視点で決めさせていただきましたが、その上で関わる方々の意見をなるべく反映できるように努めました。
そのことから、ある物事をとらえる時には、様々な視点を持ち、多くの方々のそれぞれの立場に立って考える事が大切であると思うようになりました。

次に、自ら主体的に動くことの必要性を実感しました。
マップの作製はもちろん、事業自体の運営まで全てのことを学生主体で取り組みました。そのため待っているだけでは事が進まず、「自ら仕事をみつけ、周りに働きかけていくこと」が必要でした。最初は、自分が何をすべきなのか全くわかりませんでしたが、積極的に取り組むことで次第に方法がわかるようになりました。
また、「大きなプロジェクトを自分たちで作り上げている」ことはとてもやりがいがあり、何事も自分から動いた方がおもしろい!とわかりました。

どうもありがとうございました。最後に一言お願いします。

私たちの活動を理解し、支えてくださった全ての皆さまに感謝しています。私たちだけでなく、関わってくださった皆さん全員で作った大切なマップです。
多くの方々にご覧いただき、ぜひ「ぶらって羽生」を片手に羽生市を訪れてください。これから暖かくなるので、まち歩きにはぴったりのシーズンだと思います。

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