公開講演会「Die Formierung des Lehnswesens im deutschen Reich des hohen Mittelalters(盛期中世ドイツ王国におけるレーン制の形成)」

INFORMATION

  • 2017年9月5日(火)15:00~18:00
  • 池袋キャンパス 12号館地下1階 第2会議室

ヨーロッパにおける中世は封建制の時代と呼ばれる。封建制とは、君主が臣下のレーン(土地を含めた諸権利)の保有を保証することと引き換えに臣下が君主に奉仕する社会システムであり、こうした封建制の基本構造にしたがって城や農村といったヨーロッパの景観も形作られていたと言われる。かつてはヨーロッパ全体で同様の封建制が展開していたと前提されていたが、近年地域による多様性が強調されるようになってきた。現在、そうした封建制の多様性をどのように理解すれば中世社会を再構築することができるのかという点が、歴史学における一つの争点となっている。本講演では、世界における封建制の研究をリードするユルゲン・デンドルファー教授に、とりわけドイツの事例を中心に最新の成果を報告していただく。

詳細情報

名称

公開講演会「Die Formierung des Lehnswesens im deutschen Reich des hohen Mittelalters(盛期中世ドイツ王国におけるレーン制の形成)」

内容

《講師》
Prof. Jürgen Dendorfer(University of Freiburg)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

文学部史学科

共催

科研費基盤研究B「中世ヨーロッパ世界における統治理念と社会制度の比較史的統合の研究」(課題番号15H03258)

備考

【講師略歴】
Prof. Jürgen Dendorfer
ミュンヘン大学にてDissertationならびにHabilitationを取得。ミュンヘン大学、インゴルシュタット大学を経て、2011年よりフライブルク大学教授。主著に、Adelige Gruppenbildung und Königsherrschaft. Die Grafen von Sulzbach und ihr Beziehungsgeflecht im 12.Jahrhundert (Studien zur bayerischen Verfassungs-und Sozialgeschichte 23),München 2004;Jürgen Dendorfer/Roman Deutinger (Hgg.),Das Lehnswesen im Hochmittelalter. Forschungskonstrukte - Quellenbefunde - Deutungsrelevanz(Mittelalter-Forschungen 34), Ostfildern 2010;Jürgen Dendorfer/Ralf Lützelschwab (Hgg.),Geschichte des Kardinalats im Mittelalter(Päpste und Papsttum 39), Stuttgart 2011.

お問い合わせ

文学部史学科世界史学専修准教授 
小澤 実

学部事務1課(史学科担当)

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