公開研究シンポジウム「高校世界史教科書の記述を考える」

INFORMATION

  • 2016年3月19日(土)13:00~17:30
  • 池袋キャンパス 10号館3階 X304教室

人文研究センターにおいて本年度中に行われた2回の研究会、3回のセミナーを踏まえ、本公開研究シンポジウムでは「高校世界史教科書の記述を考える」と題し、外部から4名の講師を迎えて総括を行い、研究成果を学内外に公開する。

第1部では、世界史教科書記述の「狭間」の地域・時代を専門とする研究者の視点から、第2部では世界史教科書誕生の歴史と教科書検定制度について、それぞれ現行の世界史教科書の記述が抱える様々な問題点について講演していただき、問題の共有をはかると同時に、問題への理解を深める。

講師

東海大学文学部准教授
中澤 達哉 氏

1971年生。2003年早稲田大学大学院文学研究科史学・西洋史専攻博士後期課程単位取得退学後、2006年博士(文学)学位取得(早稲田大学)。早稲田大学第一文学部西洋史学専修助手、日本学術振興会特別研究員PD、福井大学教育地域科学部助教授、同大学同学部准教授を経て、2015年より東海大学文学部ヨーロッパ文明学科准教授。スロヴァキア科学アカデミー歴史学研究所客員研究員、ロンドン大学スラヴ東欧学研究所訪問研究員、オクスフォード大学歴史学部付属近代ヨーロッパ史研究センター上席客員研究員などを歴任。主著に『近代スロヴァキア国民形成思想史研究—「歴史なき民」の近代国民法人説』(刀水書房、2009年)、共編書に『ハプスブルク帝国政治文化史—継承される正統性』(昭和堂、2012年)。

東京大学東洋文化研究所准教授
森本 一夫 氏

1970年生。1996年東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究博士課程中退後、2004年博士(文学)学位取得(東京大学大学院人文社会系研究科)。東京大学東洋文化研究所助手、北海道大学大学院文学部助教授、東京大学東洋文化研究所助教授を経て、2007年より東京大学東洋文化研究所准教授。主著に『聖なる家族:ムハンマド一族』(山川出版社、2010年)、編著に『ペルシア語が結んだ世界:もうひとつのユーラシア史』(北海道大学出版会、2009年)。

上越教育大学院学校教育学研究科教授
茨木 智志 氏

1961年生。1986年筑波大学 教育研究科 教科教育専攻社会科コース(日本)修了(教育学修士(筑波大学))。東京都立清瀬東高等学校、日野高等学校教諭、上越教育大学学校教育学部講師、助教授、上越教育大学学校教育学研究科准教授を経て、2013年より上越教育大学院学校教育学研究科教授、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科教授併任。共著に『国境を越える歴史認識-日中対話の試み-』(東京大学出版会 2006年)、『モンゴル佛教史』研究[三](ノンブル社、2012年)、『「自国史と世界史」をめぐる国際対話—比較史・比較歴史教育研究会30年の軌跡』(ブイツーシソリューション、2015年)など多数。

東京都市大学共通教育部教授・元文科省教科書調査官
新保 良明 氏

1958年生。1983年東北大学文学研究科修了後、2008年博士(文学)学位取得(東北大学)。国立長野工業高等専門学校教授、文部科学省教科書調査官を経て、現在、東京都市大学共通教育部教授。主著に『ローマ帝国愚帝列伝』(講談社、2000年)、『ソシアビリテの歴史的諸 相 —古典古代と前近代ヨーロッパ』(南窓社、2008年)、共著書に『アッティラ大王とフン族 —〈神の鞭〉と呼ばれた男』(講談社、2011年)がある。

詳細情報

名称

公開研究シンポジウム「高校世界史教科書の記述を考える」

内容

▼第1部 世界史教科書記述の「狭間」
「高校世界史教科書と中東欧記述」
中澤 達哉 氏(東海大学文学部)

「世界史教科書中の『イスラーム史』をめぐって」
森本 一夫 氏(東京大学東洋文化研究所)

▼第2部 世界史教科書の歴史と教科書検定制度
「世界史教科書の出発」
茨木 智志 氏(上越教育大学人文・社会教育学系)

「世界史教科書と教科書検定」
新保 良明 氏(東京都市大学共通教育部・元文科省教科書調査官)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

立教大学文学部人文研究センター

お問い合わせ

キリスト教学科 長谷川 修一

shasegawa@rikkyo.ac.jp
shasegawa@rikkyo.ac.jp

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