映像生態学プロジェクト 公開パネルディスカッション③「映像の中の身体—ダンスと映画—」

INFORMATION

  • 2015年6月27日(土)13:00~17:00
  • 新座キャンパス 6号館3階 N636教室(ロフト2)

この研究プロジェクトにおける最終年度各チームの代表者と、外部の有識者によるパネルディスカッションを行って、映像生態学の研究基盤の上で活性化される様々な研究の形や、将来的応用の姿を議論する。このパネルディスカッションにおいては、特に、ダンスを踊る身体を映像表現で提示することの可能性を模索する。第一部では、映像に撮られたダンサーの身体がどのように舞台表現と違うのか、2人の若いダンサーを登場人物とした濱口監督の映画作品『不気味なものの肌に触れる』(砂連尾理氏が振り付けとして参加)の鑑賞と批評を通して検討する。さらに第二部では、この主題で、濱口竜介監督に砂連尾理氏のダンスを映像化した短編映画を撮っていただき、その創作過程の解説、ダンスを映像化する場合の知覚の可能性等を議論する。
なお、この研究成果報告会は「文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」における「映像生態学的研究」プロジェクトの一環として行うものである。

講師

濱口 竜介 氏

1978年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業後、商業映画の助監督やテレビの経済番組のADを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008年、修了制作『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品され高い評価を得る。その後も日韓共同製作『THE DEPTHS』(2010)がフィルメックスに出品、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る『なみのおと』『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(2011~2013/共同監督:酒井耕)、4時間を越える長編『親密さ』(2012)、染谷将太を主演に迎えた『不気味なものの肌に触れる』を監督するなど、地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続けている。現在は活動拠点を神戸に移して活動中。合同会社「フィクティヴ」代表取締役。

砂連尾 理 氏

振付家・ダンサー。立命館大学、神戸女学院大学、天理医療大学非常勤講師。1991年寺田みさことダンスユニットを結成。1993年~1994年、ニューヨークにダンス留学。ホセ・リモンテクニークをAlan Danielsonに師事。2002年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて「次代を担う振付家賞(グランプリ)」「オーディエンス賞」をW受賞。受賞作「あしたはきっと晴れるでしょ」はジャカルタ、パリ、プラハ、ソウル、ニューヨーク、メルボルンでも上演するなど、他の作品も含めてこれまでに海外10ヶ国12都市で公演を行う。2004年、京都市芸術文化特別奨励者。2008年、文化庁・新進芸術家海外留学制度の研修員として、1年間ベルリンに滞在。また、2006年より合気道を始め、現在二段位。近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」(ドラマトゥルク:中島奈那子)、舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」「とつとつダンス part.2 - 愛のレッスン」、音楽家・野村誠との「家から生まれたダンス」、映像作家・細谷修平との共同制作による名取市閖上(ゆりあげ)の避難所生活者の声を集めたドキュメンタリー「閖上録」、濱口竜介監督映画「不気味なものの肌に触れる」への振付・出演など、多方面に精力的な活動を展開している。

司会

本学現代心理学部映像身体学科教授
松田 正隆

詳細情報

名称

映像生態学プロジェクト 公開パネルディスカッション③「映像の中の身体—ダンスと映画—」

内容

【プログラム】
第一部 上映会:『不気味なものの肌に触れる』(2013年 濱口竜介監督作品、54分)
第二部 短編映像作品上映:20分程度、濱口竜介監督作品、砂連尾理(ダンサー、作品出演)
ディスカッション:濱口竜介監督と砂連尾理(ダンサー、作品出演)、質疑応答

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

【新座】心理芸術人文学研究所

共催

現代心理学部

お問い合わせ

心理芸術人文学研究所 TEL:048-471-7251
現代心理学部事務室 TEL:048-471-7149

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