公開講演会・パネルディスカッション
こどもと社会デザインII-(2)「幸福論から考える子どもの現在」

INFORMATION

  • 2014年12月7日(日)13:30~18:00
  • 池袋キャンパス 7号館A棟1階 7101教室

日本では80年代半ばぐらいまで人々の意識は「希望」に向かっていました。しかしそれ以降、次第に「不安」意識が社会全体に陰りを落とすようになりました。人々の意識の根底にある「不安」はトレンド化したと言っていいほど定着しています。少子化は、こうした不安トレンドの顕著な表れであり、また不安トレンドを増幅する要因ともなっています。
この講演会では、こどもを経済成長や社会保障の維持の手段にするのではなく、こどもがいることがすなわち人々と社会の幸福そのものであるような社会をいかにデザインするのか、そして、子どもを安心して生み育てられる社会の条件とは何か、さらには自分にこどもがいる、いないにかかわらず、すなわちこどもの問題を他人事にすることなく考えていくためのプロセスとは何か、などを考えていきたいと思います。こうした議論の積み重ねこそが、結果的には長期的な社会経済の発展を生み、社会全体の希望を見出す策につながるのではないでしょうか。
具体的には、まず家族論の立場から広岡守穂氏に基調講演「むきあうこと、ささえること~人口問題と少子化対策をこえて」をいただき、次いで、対論「幸福論から考えるこどもの現在(広岡氏+北山晴一氏)を挟んで、パネル討論を行います。
パネル討論では、欧州で近代のこどもの概念がどのように形成されていったのか(長谷川まゆ帆氏)、また同性カップルにおけるこどもの存在(石坂わたる氏)、霊長類の行動発達学の視点から見たこどもについて(竹下秀子氏)などの、多角的な立場からご報告をいただき、幸福論を主軸にこどもの存在と社会について討論を進める予定です。

報告者・パネリスト

中央大学教授
広岡 守穂 氏

中央大学法学部教授。専門は政治学。日本政治思想史の他、5児の子育てに関わった経験から、家族論の視点からも研究を行う。

東京大学教授
長谷川 まゆ帆 氏

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。専門は歴史人類学。

中野区議会議員
石坂 わたる 氏

東京都中野区議会議員(無所属)。発達障がいに関する養護学校教諭・教育センター職員・専門学校非常勤講師等を経て現職。福祉のボランティア活動や、性の多様性の啓発に取り組む。ゲイであることを公表し区議会議員選挙に当選。同性パートナーと家庭を形成。

滋賀県立大学教授
竹下 秀子 氏

滋賀県立大学人間文化学部教授。専門は発達心理学・比較行動発達学。超音波診断装置を使用して人間とチンパンジーの胎児を観察するなど、母子コミュニケーションの比較発達研究に従事。

対論

大阪樟蔭女子大学教授、社会デザイン学会会長
北山 晴一 氏

大阪樟蔭女子大学教授、立教大学名誉教授。社会デザイン学会会長。近代社会が作り上げてきたさまざまな文化装置や現象(身体、セクシュアリティ、流行現象、メディア等)について研究教育活動を行ってきた。

司会

本学大学院21世紀社会デザイン研究科教授
萩原 なつ子

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授。専門分野は環境社会学、NPO非営利活動論。認定特定非営利活動法人日本NPOセンター常務理事。

詳細情報

名称

公開講演会・パネルディスカッション
こどもと社会デザインII-(2)「幸福論から考える子どもの現在」

対象者

21世紀社会デザイン研究科学生、本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所

共催

社会デザイン学会

備考

詳しいチラシはこちらから

お問い合わせ

21世紀社会デザイン研究科委員長室

TEL:03-3985-2181(月~金 11:00~18:00)

イベントレポート