日本記録更新。目指すは2020年、東京パラリンピック

コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科3年次 鎌田美希さん

2018/06/26

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

2017年日本身体障がい者水泳選手権大会で、体育会水泳部の鎌田美希さんが2種目で金メダルを獲得した。2020年東京パラリンピック出場を目指して練習に励む一方、学業や課外活動と大学生活を満喫する彼女に、スイマーから見た立教大学の魅力を聞いた。

2017 ジャパンパラ水泳競技大会(2017年9 月 )、4コースが鎌田さん

2017年11月、日本身体障がい者水泳選手権大会の会場に鎌田さんの姿はあった。まず100メートル平泳ぎ(SB7クラス)で、2分02秒70の大会新記録を樹立して優勝すると、100メートル背泳ぎ(S8クラス)では自らの持つ日本記録を更新する1分33秒96の圧巻のタイムで優勝し、2冠を達成した。
「この大会では日本新記録を狙っていたので、練習の成果が出たことがうれしいです」
まるで当たり前のことのように日本記録を意識する彼女は、中学・高校時代からトップスイマーとして注目を集めてきた存在だ。前述の2種目に加えて400メートル自由形でも日本記録の保持者である。
彼女のエントリーするSB7・S8クラスとは、JPSF(日本身体障がい者水泳連盟)が定める障がいの程度に応じたクラス分けの1区分で、生まれつき両肢欠損の鎌田さんはこのクラスとなる。

第10回 関東学生ウインターカップ 公認記録会 (2017年12月)

小学生のころ親子水泳に通ったことがきっかけで競技者への道を歩み始めたという彼女は「幼児期からとにかく水が好きだったみたいです」と笑う。高校時代にはアジアパラ競技大会で4つのメダルを獲得するなど、頭角を現す。2014年にはアジアパラリンピック委員会から「2014ベストユースアスリート賞」を受賞、「東京アスリート認定選手」にも認定された。
進学にあたり、立教大学コミュニティ福祉学部を選んだ理由を鎌田さんはこう語る。
「立教大学はSPAC(室内温水プール「セントポールズ・アクアティックセンター」)をはじめ、スポーツの環境が大変充実しているのが魅力的でした。学部学科は、スポーツをするだけでなく、栄養や心理などさまざまな視点から学んでみたいと思い選びました」
彼女は現在、水泳部の仲間と共に充実した練習に日々励むとともに、ゼミの「スポーツ社会学」などに力を注ぐ一方で、一番の楽しみはオフの日に友達と遊びに出掛けることだという。
鎌田さんは、自身の記録更新だけでなく、まだまだ認知度の低いパラ水泳・パラスポーツへの関心を高め、多くの人たちに観戦を楽しんでほしいと考えている。そしてそのためには、自分自身がもっと大きな舞台で活躍することが影響力を持つだろうとも。
「日本でも多くのパラスポーツの大会が開かれています。まだまだマイナーですが、私のレースを通して多くの方にパラスポーツの魅力を知ってもらいたい。興味がある方はぜひ会場に来てください」
2020年に向けて、まだまだ挑戦の日々は続く。

秋季合宿でマネジャーの高橋涼さん(コミュニティ福祉学部福祉学科2年次)と

立教池袋中高、立教新座中高の水泳部と合同で行う「立教学院冬季合同合宿」。練習だけでなく食事も中高生と共にする(右列前から2人目)

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